重賞展望 【安田記念】【鳴尾記念】

偉業か 連覇か 新星か 悲願か  

激突せよ府中1600

いよいよ春の東京G1ウィークも残すところ安田記念を残すだけとなった。

VMのアーモンドアイの衝撃

NHKマイル逃げた二歳女王を差し切ってのデムルメワンツー

進路なき直線を切り開いたデアリングタクトのオークス

父の背を追って親子三冠へと道を紡いだコントレイルのダービー



どれも素晴らしいレースだったが馬券は全て空振り三振に終わってしまっている、オークスは紐抜けダービーは無理筋からの轟沈。

絶対の自信があった目黒は人気薄での痛恨すぎる2.4着、予想を参考に馬券をとったとの報告が3件ほどあり、本来であれば手を叩いて喜ばなければいけないのであろうがそこまでの心の広さもなく、競馬場でオケラになったような気分になり散髪に行く予定をすっぽかしてしまった。

当てたい、勝利とカネに飢えている。

ステイハングリー、ステイフーリッシュ。空腹であれ、馬鹿であれ。

最高のメンバーが揃った安田記念を絞りに絞って当てて春の連戦を締めくくる。

安田記念

◎インディチャンプ

〇アーモンドアイ

△アドマイヤマーズ

▲ダノンキングリー

☆ダノンプレミアム



買い目

◎〇→◎〇→△▲☆各500円 計3000円

「マイルだったら、譲れない。」はニッポーテイオーのキャッチコピーだったか。

現役最強マイラー、1600CHAMPの連覇を本線とする。

昨年は逃げたアエロリットを追い詰めスタートで後手を踏んだアーモンドアイの猛追を退けての優勝だった。昨年とは違い周囲からマークされる立場にはなるが昨秋MCSもテン乗りで勝利し春秋マイルG1を制したマイル王としてここで恥ずかしい競馬はできない。

前走マイラーズカップ勝ち馬が本番で奮わないという嫌なデータもあるが、ディフェンディングチャンピオンの前には過去のデータに過ぎない。

対抗は芝G1最多勝更新を目論む女王アーモンドアイ、前走VMは馬なりでの大圧勝劇でもはや牝馬に敵なし東京で敵なしといった具合で女王健在を高らかに宣言した。

昨年は外枠からスタートで他馬の斜行に巻き込まれ不完全燃焼の三着だった、内枠を引いた今年はその心配も無用、レース間隔が短いことを危惧する声もあるが前走はほぼダメージの無い公開調教のようなレースぷりだったことを考えるとその心配も必要ないだろう。



昨年優勝馬と3着馬による叩きあい、マイルだったらインディに分があるとみるが新記録を目論んでここに乗り込んできた女王にも勿論勝機はある。二頭のワンツーは基本線とみて問題はそれに続く三着馬を当てるレースであろう。



三着候補筆頭に挙げたいのがアドマイヤマーズだ。

朝日杯、NHKマイル、香港マイルとマイルG1を三勝しマイルでは7戦6勝と適性の高さは折り紙付きだ、歴代香港マイルを制した日本馬を鑑みても錚々たる顔ぶれが並び、単距離王国香港G1を三歳で制した実力は侮れない。

休み明けの富士Sを凡走したこともあり絶対視は出来ないが能力は三番手と評価した。



そこからダノンの二頭を加えて三着候補は3頭となった。

大阪杯から転戦となるダノンキングリーは昨年毎日王冠での勝ち方が鮮烈で東京コースに不安はない、距離の面では1800がベストのリアルスティール感が少し否めないがマイルをこなせば上位争いは可能だ。

昨年安田記念でアーモンドアイ以上に不利を受けてレースにならず鞍上が下馬したダノンプレミアムも好枠を引けた今回は見直せる、天皇賞でもアーモンドの二着MCSでインディの二着とあと一歩勝ちきれないダノン軍団の悲しき性の象徴ともいえる当馬だが能力は間違いなくG1級で豪州帰りのここも軽視はできない。今回も差し届かず三着といった光景が容易に想像でき三着付で狙ってみたい。



人気を集めそうなもう一頭の牝馬グランアレグリアは今回は消しとした、揉まれ弱い面があり群雄割拠のこの舞台でスムーズな展開に持ち込めるかは定かでなく、阪神C高松宮記念でみせた脚を考えてもベストは1200~1400ではないだろうか。スプリント能力は間違いなく高く1400適性を問われるスピード勝負となった場合が怖いが土曜に降る雨である程度足元も緩み1:32程度の決着となるのではないだろうか、その展開を踏まえて今回は消しだ。

鳴尾記念

◎キメラヴェリテ

〇ラブズオンリーユー



◎単勝500円 ◎→〇ワイド500円

懲りずに皐月惨敗でダービー除外からいきなり古馬との勝負を選択した逃げ馬キメラヴェリテを狙ってみたい。若葉S2着の時計が優秀で52キロで前有利の開幕週の馬場なら胸のすく逃げ切りが見られるかもと本命にした。

有力馬の多くが故障からの休養明けで仕上がりも定かでないのであれば有利な条件で走れるここに狙いを絞ってきた三歳馬にも分はあるだろう。



昨年のオークス馬はVM敗戦から気を取り直して挑む一戦となる、G1馬が54キロで走れるのであれば不格好な競馬はできない、格の違いでここでは上位に食い込んで欲しい。

昨年は印4つで会心の一撃
今年も再現なるか

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