重賞回顧 【東京優駿】

父の背を 追って目指すは 菊の花

空に描いた コントレイル


東京優駿

◎マンオブスピリット 16着



見事、という他ない無敗での二冠達成となった。

父のダービーと同じゼッケン5番が並ぶ間もなく、弾むように東京2400メートルを駆け抜け、いよいよ日本競馬史上未だ存在しない親子三冠制覇が現実味を帯びてきた。

よほどのアクシデント、夏からの強烈な上がり馬が現れない限り菊で三冠に待ったをかける刺客は現れそうになく、とにかく無事に夏を越して欲しい、その一心だ。



幾多の名勝負が歴史を紡ぎ今年で改修工事に入る京都競馬場だが最後に大仕事ができてしまったようだ。

牝馬三冠に挑むデアリングタクトと松山弘平、史上初の親子三冠の夢が懸かるコントレイルと福永祐一。

二人と二頭が繰り広げる二週間の夢物語を見届け、しばしの休息について頂きたい。



最後に、今年もダービーが終わってしまい例年のごとく祭りの後の寂しさと、ロジャーバローズ一世一代のジャイアントキリングからもう一年が経ってしまったという事実に驚愕し今週は回顧が遅れてしまった。



今週からはまた2021年のナンバーワンを目指す新世代たちの戦いが始まり、未完のままターフを去ったドゥラメンテを筆頭に今年も楽しみな産駒が続々とデビューを迎える。

未来のダービー馬を探すべく、また来年のこの舞台に立つ優駿候補を探していきたい。



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