公認会計士のゆる投資日記~クレディ・スイスのAT1債について
先月、経営不安に陥ったクレディ・スイスがUBSと合併するに際し、クレディ・スイスの株式22.48株当たりUBS株式1株割当てられるのに対し、AT1債が無価値になるという衝撃的なニュースがありました。AT1債はバーゼル規制と呼ばれる銀行規制上の特殊な債券で、筆者も米銀のTLAC債に投資しており、金融不安がどこまで広がるか他人事ではありません。
そこで、スイス金融当局のプレスリリースや、クレディ・スイスのAT1債のProspectus(目論見書)の条項を確認してみました。以下では