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読書の記録

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2021年の目標に「本を100冊読む」というのを掲げてます。今まで目標なんか掲げたことなかったのに 急に2021年は掲げてみました。 ってことで。
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2021年11月の記事一覧

54/100 『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう

54/100 『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう

「起業で生きていく」
だとハードルが高い感じがするけど
そこに
「しょぼい」というワードがつくだけで
一気にハードルが下がって
自分にも出来るのでは?
と思ってしまう不思議。

私は 「雇われんのもう嫌!
自分でなにかやりたい!」
と思いつつ その「なにか」が見いだせないまま 3年のニート期間を経て
貯金が底をつき
また雇われの身に戻った人間なんですけど 諦めきれず
こちらの本を手にとってしまいま

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53/100『推しにも石油王にも出会えない私たちの幸福論』描き子

53/100『推しにも石油王にも出会えない私たちの幸福論』描き子

タイトルに惹かれて購入。
そして私は表紙がピンクの本に弱い。

平凡な私たちがどうしたら
幸せに暮らせるかが書かれた本。

結局は 心の在り方なんですよね。

どうしたら幸せになれるのかってことをいろんな方が発信してくれたり
本が出ていたりして
アプローチは違えど
結局
みんな同じことを言っていて
そのときは
「そっかそっか そうだよね」
って思うのに すぐに忘れてしまう。
そしてまた同じような発

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52/100『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殼

52/100『ボクたちはみんな大人になれなかった』燃え殼

燃え殼さんのラブストーリー。

「始まってしまったボクたちは
いつか終わる運命にある」。

誰と付き合っても 
常に私の頭の片隅にあった
「いつか終わるんだね」
という気持ち。
そこに切ないとか悲しいという感情はなくただ漠然と思っていた。
むしろ「永遠に…」とかなんとか言われると冷ややかな目でその人を
眺めた。

そんな私が一度だけ
「終わらせたくない」と思った人がいた。
真夜中の高速をドライブ中

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51/100『嚙み合わない会話と、ある過去について』辻村深月

51/100『嚙み合わない会話と、ある過去について』辻村深月

辻村深月さんの短編集。

最初のお話『ナベちゃんのヨメ』から
思いっきり引き込まれた。

「ナベちゃんの嫁がヤバイらしいという噂が立つ」

という1文から始まる物語。
マジでナベちゃんの嫁にイライラした。
読み始めてわずか数ページで
私はもう物語の中にいた。
そしてそのあとぎゅっと胸を締め付けられた。

その後も
「もう勘弁してくれ!」というくらい
苦しくなるほど胸をえぐられ
恐怖を感じた。
だけ

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