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一日二回の朝をみて awakening twice or more a day

先日みた動画では、起床後15分以内に外出して外の空気や明るさに触れると健康やその日の活動のスタートダッシュに良い影響があるという話をきいた。それだけでなく、ヒトにとって最も生産的で重要な時間は起床後数時間であるという話も聞いた。これは研究結果としてだけではなくて、体験談や自分自身の生活習慣として「早朝のゆっくりした時間がはかどる。だからその時間に重要なことをこなしてしまう」という人の話もきいたことがあるし、私自身それを実践できていた時期もあった。

自分が最も集中できる時間、最もアタマがはたらく時間という意味でのいわゆる〝ゴールデンタイム〟が一日のうちでいつに相当するかは、体感としては分かれるだろう。なぜならば、朝型の人もそれなりにいるだろうが、深夜の方がもっとはかどるという人も少なくないはずだからだ。というのも、実際に深夜にばかり没頭して作業する習慣を持つ人もいるからである。

ゴールデンタイムを目覚めてから眠るまでの間のどこに設定するにせよ、それは多ければ多い方がよいという考え方をした人々がいた。

例えば、『天才たちの日課』という本には多数の有名人の実際の日課が掲載されているが、その中には、「自分にとっては朝がゴールデンタイムだが、朝の回数を一日に複数回持つために、一日に何度も意図的に眠りにつく」という人がいた。あるいは例えば、小説家の西尾維新氏は朝目覚めると、眠る前に考えていた課題に彼の脳がすべて答えを出していて、目覚めるとそれを文章として書き下すだけになっているのだという。そこで、彼は意図的に一日の間に何度も眠りにつくことで何度も目覚め、そのたびに眠った間に解決したことを書き下す作業を重ねていた。そして、毎回の睡眠には4時間ほどかかっていたが、ジーンズを着用すると2時間で目覚められることに気がつき、それによって執筆上の課題解決スピードを高めることができた!のだという。

私自身も一日の作業を振り返ってみれば、正直言ってダラダラしている時間の方が長い。圧倒的に長い。成果物の作成に正味関わる作業とか、重要な連絡をするために考えたり、情報をまとめたりするのに関わる作業とかをするのは、与えられた自由時間の中でごくわずかだ。それ以外の時間はぼーっとしたり、おろおろしたり、ヒマつぶし用のスマホアプリを触ったり、YouTubeでなんとなくためになりそうだがジャンキーな動画をみたりするばかりだ。とはいえ、こういうダラダラ時間を完全にゼロにするのは不可能というか、継続できないと思う一方、その日のねらいを見定めてそこに向かって進むぞ!という集中した時間を増やす、もしくはその頻度を増やすのは私にとってプラスであり、後から振り返っても充実度を増すことができると見込んでいる。

だから、私も一日を適切に睡眠で分割することによって一日のなかで何度もゴールデンタイムを開始する良習慣をさらに上積みしていきたいのだ。

(1,208字、2024.06.29)

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