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14. 愚直にやるべき3CとSWOT分析(集客編)

前回、前々回で強みやユニークについての話をしました。
これを知ることで、一気にウェブマーケティングの質が変わります。
但し、こういう方もいるんじゃないでしょうか?

「特にこれといった強みとか見つからないんだけど・・・」

今日はそんな話をしたいと思います。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず

私が大好きな言葉で、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉があります。
中国の春秋時代に生きた兵法家である「孫子の兵法」にある言葉。
現代でもマーケティングを行う上で、これほど説得力のある一言はないと思っています。

己というのは「自分」、つまり「自社」のことです。
彼というのは「相手」という意味になります。
厳密にビジネスにおいての相手って2つあると思います。
一つが「顧客」ですね。
もう一つは「競合他社」の存在も考えておかないといけないと思います。

マーケティングにおいて、「自社」「顧客」「競合他社」のことをちゃんと理解することで、どういう戦略を取っていけば自分たちが勝っていけるのかを想像することができるのではないか?と思います。

そこで、3CとかSWOTといったフレームワークが活用されます。

知ってはいてもなかなか実践している人が少ない3C分析、SWOT分析

3C分析やSWOT分析は、マーケティングを勉強したことがある人であれば、聞いたことあるんじゃないかと思います。
まず、簡単に説明すると。

3C分析
3Cとは、「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の頭文字のCを取ったもので、この3つの視点で現状のサービスの状況を分析する、マーケティングのフレームワークです。

3者の関係性を洗い出すことで、現状の自分たちのポジションを把握したり、今後の戦略を考える上での参考として活用できます。

SWOT分析
SWOTは「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Oppotunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの頭文字を取ったもので、こちらは4つの視点で考えるフレームワークです。

3Cよりも強みと弱みの部分に特化して、市場や内部環境の整理が可能です。
自社の強みなどを考える時には、こちらの方が適しているかもしれません。

ちなみに、私は自社で運営しているオンラインスクールでも、販売をしているオンラインレッスンのシステムでも、毎年年の初めに戦略を考える上でこのフレームワークを使います。
新しいビジネスを立ち上げる際でも、まず最初にこのフレームワークを使います。
そのくらい、実際に私たちのビジネスの役に立っている分析方法です。

ただ、この話をしますと「ああ、3Cね」とか、「SWOTか・・・」みたいな反応って結構多いんです。
その上、なかなか売上が上がらないとか、競合がこれだけ大手さんが入ってきたら無理ですよとか、そういう話をされたりするのです。

私が声を大にして言いたいこととして、3CもSWOTも役に立つから愚直にやった方が良いですよ、ということ。

競合他社が大手が多くて難しいのであれば、じゃあどこのポジションを取ればそれを回避できるかを考えた方が良いです。
自社の強みがわからないのであれば、じゃあ、自分たちのリソースを全部ひっくるめた上で、何を強みに持っていけるのかを考えた方が良いです。

それを考える上で、ちゃんと時間を取って、真剣にサービスに向き合うこと、それが大切だと思います。

少しだけ私たちの分析例についてお見せします

最後に、私たちの分析例をお見せします。
今年のデータは、ちょっとこれから色々と手を打っていく内容と繋がってしまうので公開できないのですが、3年前の2017年のデータをお見せしたいと思います。

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3Cを元に、立てた戦略までわかりやすいように書いておきました。
なんとなくこれでイメージは沸きますでしょうか?

実際にこの戦略に紐づいた形で施策を考えるのが一番好ましいです。
では、この3CやSWOTを最大限に活用できるように、どうやって情報収集するかの話も次にしていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、少し番外編として、今回の3CやSWOTを使って戦略構築をしっかりと行ったら、全く勝ち目の見えなかった新規事業が、すごくうまくいったというお話をしたいと思います。

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