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11. オンラインレッスンをウェブマーケティングで広める(集客編)

こちらの記事を開いていただき、どうもありがとうございます。
この記事はこんな方に向けて作成いたしました。

・オンラインレッスン(オンライン英会話、オンラインフィットネス、その他オンライン学習サービス)の立ち上げを考えていらっしゃる方
・オンラインレッスンの運営にたずさわる方
・一対一のマッチングプラットフォームビジネスに興味がある方
・オンラインサービスの集客の事例について知りたい方

今回のお話は、いよいよ本題ですね。
ではオンラインスクールの運営を、ウェブマーケティングでどうやって集客を考えたらよいかのお話。

ウェブマーケティングの戦略は絶対必要です

ウェブで集客を行う方法は世の中にごまんとあります。
サービスを運営していると、数多くのウェブプロモーション企業から営業メールが飛んできます。
でも、実際にその数多くの施策から、何を選べばよいのかわからない方も多いと思います。

前回、全てのサービスに当てはまるノウハウはないというお話をしました。
逆にオンラインレッスンや、オンラインスクールに、適している集客の考え方はあります。
私の方で特に心掛けている考え方をまずはシェアした上で、じゃあどこに費用をかけるかなどの戦略を考えていきましょう。

短期的な施策よりも長期的な施策を考える

まず、考えていただきたいこととして、スクール事業ってどういうビジネスモデルかということです。
基本的には、ご利用頂くお客様が通い続けることで利益を得る仕組みとなります。
つまり、ECサイトのように、欲しいものを買ってそこで終わりではなく、継続利用されることを前提とした、運営が必要になってきます。

こういったモデルの場合、大量のお金をかけて広告出稿したとしても、広告を配信している時期は集客は出来ても、広告を止めた時点でまた集客数は減ってしまいます。
つまり継続的に生徒が入ってくる形ではなくなってしまいます。
そうなると、講師の手配も一気に必要になる時期があったり、逆に暇になって稼働が空いてしまう時期があったりと、不安定な運営体制となってしまいます。

それよりも、長期的な目線を持って毎月継続していける施策で、少しずつ生徒と講師を増やしていく方が安定しやすいのです。

この場合、一番適している手法はSEO対策です。
SEO対策はコンテンツを追加していくことで、検索エンジンへの露出を増やしていく戦略となります。
サービスの継続年数が増えるたびに、コンテンツも増えていき、検索結果に上がりやすくなります。
それと共に集客数と生徒数が増えていくという流れとなります。

このSEO対策も、いきなり上位表示を目指すという手法は好ましくありません。
ブラックな方法で検索順位を一気に変動させることは出来ますが、ブラックな手法は広告と同じく一時的な効果はあっても、継続的に効果が出続けるというのは考えにくいです。
逆に評価が後々下がってしまう可能性が高いので、極めてホワイトな手法で対策していくことが必要だと思います。
※またこれはのちのちに記事としてご説明いたします

広告出稿をするのであれば、ニーズが顕在化されたユーザーがいる媒体を狙う

広告出稿に関しては、少し工夫が必要です。
スクール事業の場合、継続利用をベースとして考えているビジネスモデルのため、ひと月当たりの売上は大きい金額ではありません。
また、それに加えて講師に支払う報酬などを考えると、月で考えると非常に薄利です。
お客様に継続利用をしてもらうことで、事業の採算が合います。

そのため、広告費に莫大な費用をかけてしまうと、そのコストをいつ回収できるのかわかりません。
広告を考えるのであれば、ピンポイントで成果に繋がりやすい広告を選んで利用する形が好ましいと思っています。

考え方としては、こういう点が軸となると思います。。

・成果報酬型の広告であること
・オンラインレッスンをやろうと思っているユーザーが見る媒体
・オンラインレッスンをやりたい人が検索した際に出て来る媒体

既にオンラインレッスンを受講したいと思っている、「顕在層」となるお客様に向けた広告が好ましいですし、無料体験レッスンなり、プラン購入が発生した場合にのみ課金となる、成果報酬型の広告が好ましいです。

私が自社スクールで出稿を行い、良かったと思う広告は以下となります。

・比較サイト出稿(条件が良いものに限る)
・アフィリエイト広告

ニーズが顕在化しているユーザーが訪れるメディアというと、複数のスクールの情報が収集できる「比較サイト」は広告を配信する媒体としては適しています。
特にオンライン英会話のような競合の多い市場に関しては、比較サイトもまた乱立しており、出来るだけ多くのサイトに掲載された方が有利となります。

比較サイトに関しても2つのパターンがあります。
基本的に比較サイトは個人経営のものが多いのですが、個人で広告出稿のお問い合わせフォームを設置し、仕事を請け負っているパターンもあれば、アフィリエイト広告のASP会社に登録し、情報を集めているパターンもあります。

個人で経営しているような比較サイトであれば、直接連絡し掲載に関する条件を見て出稿を決めれば良いですし、アフィリエイトを使って立ち上げているメディアに掲載するために、ASP会社に広告主として登録する方法も良いかと思います。

実際に、私たちの自社オンライン英会話スクールも現在集客の中心がSEO対策とアフィリエイト広告への出稿となります。
ひと月で大体5万〜10万くらいの費用で、新規会員を300名程度集めていますので、新規集客は成功しているのではないでしょうか。

というわけで、まず最初に知っていただきたい2点として、

・短期的な施策よりも長期的な施策を考える
・ニーズが顕在化されたユーザーがいる媒体を狙う

ここを考え方のベースにしましょう。
SEO、アフィリエイト以外にも上記に当てはまるような施策であれば、非常に効果は見込めますので、狙いどころかと思います。
つい最近に日本から撤退してしまいましたが、共同購入クーポンサイトのグルーポンなんかも上記を満たす施策として有効でしたね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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