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7. 壁を突き破ろう!事例1:スタートから運を掴む方法は(集客編)

こちらの記事を開いていただき、どうもありがとうございます。
この記事はこんな方に向けて作成いたしました。

・オンラインレッスン(オンライン英会話、オンラインフィットネス、その他オンライン学習サービス)の立ち上げを考えていらっしゃる方
・オンラインレッスンの運営にたずさわる方
・一対一のマッチングプラットフォームビジネスに興味がある方
・オンラインサービスの集客の事例について知りたい方

前回、サービス立ち上げ時の集客は本当に大変というお話をしました。
ここがオンラインスクール運営の要の部分でもありますので、出来るだけ手あつく説明をさせていただきたいと思います。
これから何回かに分けて、色々なスクールの事例をお話したいと思います。

私たちの運営するオンライン英会話は運がよかった?

最初の事例として、弊社で運営しているオンライン英会話スクールのお話しをします。

弊社はITを専門とする企業になります。
それゆえに、ウェブマーケティングはプロフェッショナル、システムから制作まで、最高の人員が揃っている、みたいに思われるのですが、そういうわけでもありません。

勿論、弊社はこれまで、制作や広告などのお仕事をしてまいりましたが、BtoCのサービス運営は初めてでしたので、メンバー一同全く知識がないところからのスタートです。

私たちのスクールは2011年から運営をしていますが、この10年間を振り返ると、一気にサービスがグンと成長したポイントが何度かあります。
その中でも特に一番最初にあったポイントは、前回のお話にもある、サービス開始時点のこと。
これがなかったら、今私たちのスクールが続いていたのか分からないくらいです。

では、サービスリリースしてから実際何があったのか?をお話しすると。

・Yahoo!ニュースの記事に掲載され、それがYahoo!のTOPページに表示されたため、一気に大量のお客様が押し寄せた

これは、本当にラッキーですよね。
この話をオンラインスクールを立ち上げようと考えているお客様にお話しすると、「御社は運がいいよなー」と笑われます。

ただ、弊社スクールの運の良さはこれだけにとどまりません。
例えば、こんな例もあります。

・とある比較サイトが作ったオモシロオンライン英会話記事がバズって、そこで紹介されていたため集客に繋がった
・とある比較サイトが企画した「オンライン英会話講師総選挙」というイベントで所属講師が1位を取ったことで、集客に繋がった

全然、マーケティングとか戦略とか、関係のないお話しですよね。
どう考えても他のサイト運営者から見たら再現性が低いお話です。

ただ、今になって思うと、この「運をつかむ」というのは一つのスキルであって、私たちが最初の壁を乗り越えられたのは、それが出来たからなのだと思います。

運は向こうからやってくることはない

運は勝手にやってきて、私たちに幸運を与えてまた去っていく。
そんな夢のようなお話をビジネスで信じてはいけません。
ただ、世の中に夢のような「オイシイ話」はあり、あちらこちらからやってきますが、それを信じてしまうのは自ら落とし穴に向かっていくようなものだと思っています。

但し、まぎれもなく運は存在することは確かです。
それが、人の知恵や努力を超えた結果をもたらしてしまうこともたびたびある。
では、そういう運はどうしたらやってくるのかというと…

・とにかく手数を多く行動をすること

だと思います。
もう少しだけ、具体的に例を挙げます。

私たちのスクールがオープンした時にどんなことをしたのか?ですが、

・商談があればお客様に名刺と一緒にクーポン券を配りサービスを紹介
・既に既存でお世話になっているお客様の請求書にクーポンを同封
・これまで弊社と関わりを持ったお客様にメルマガで新サービスのPR
・弊社の代表がブログでサービスを紹介
・弊社で毎月行っているセミナーでチラシを配ってもらう
・時にはセミナーで少しだけ時間を貰ってPRさせてもらう
・英会話と相性の良いお客様がいたら、紹介してもらえないかお願いをする
・メールの署名にリンクと紹介文を掲載する
・弊社で運営していた他のウェブサービスからもPR文を書いてリンクを貼る
・片っ端から比較サイトの運営者にお問い合わせし掲載をお願いする
・英語ブログを書いているブロガーさんを見つけ、体験記事を書いてもらう

などなど…。

これを何度も何度も行っています。
とにかく、100発も1000発も色々な弾を打って、やっと1発大きい反響に繋がります。
つまり運は向こうからやってこない。
だからこそ、やれることをとにかくやってみた結果、その中の一つがたまたま運良くうまく当たってしまったということ。

Yahoo!ニュースも、突然掲載されたわけではありません。
当時、別の案件で一緒にホームページ関連のお仕事をさせていただいていた、あるメディア運営会社様がいて、そこに弊社の代表がこんな話を持ちかけたのがきっかけです。

「今弊社でこんなサービスを始めたのですが、オンライン英会話は今記事としてすごく面白いと思うのですがいかがですか?」

これに興味を持っていただき、代表が電話でインタビューを受け、記事になりました。
もし、この一声がなかったらYahoo!ニュースへの掲載はありませんでした。
待っていたら絶対にこういうチャンスはつかめないのです。

そして、そんなラッキーは一過性のものです。
すぐに勢いは弱まってしまいます。
だからこそ、手を休めることなく、引き続きやれることを考えて行動していく。
つまり、これを継続していくことも重要だと考えています。

運営をしていれば次第にノウハウは溜まっていくもの

では、今の私たちはどうか?ですが、立ち上げ時期のバタバタとは違い、毎年安定的にスクールを成長させています。
勿論、今でもラッキーに出くわすこともありますが、それ以上に何をやったらちゃんと効果が上がって、サービスを成長させていけるかの「勝ちパターン」が出来上がっています。

ノウハウというのは、行動すればするほどサービスの中に蓄積されていくものです。
だからこそ、この大変な最初の壁を乗り越えられた人は、何をすればよいかが分かる分、その後も安定的にサービスを伸ばしていけるものだと思います。

とにかく、サービス立ち上げ時はもうこれ以上やれることはない!というくらい、色々と試してみませんか?
その経験は必ず今後のサービス運営にも役立つはずです!
そしたら、思いもよらぬ運がつかめるのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次は、運とは関係のない話、弊社以外の色々なお話もさせていただきたいと思います。

記事一覧

1. オンラインレッスンに関わる全ての方のために
2. オンラインレッスンの運営(プラットフォーム)に求められるもの
3. マルチタスクな運営業務をシステム化していくこと
4. サービスへの愛がないと良いものは出来ないということ
5. レッスンを体験してもらうことこそ全てのスタート(集客編)
6. オンラインレッスンのリリース時に立ちはだかる大きな壁(集客編)
7. 壁を突き破ろう!事例1:スタートから運を掴む方法は(集客編)
8. 壁を突き破ろう!事例2:既存のネットワークは財産(集客編)
9. 壁を突き破ろう!事例3:効率を選ぶなら広告より営業(集客編)
10. 壁を突き破ろう!事例4:サイトオープン時の失敗談(集客編)

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