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5. レッスンを体験してもらうことこそ全てのスタート(集客編)

こちらの記事を開いていただき、どうもありがとうございます。
この記事はこんな方に向けて作成いたしました。

・オンラインレッスン(オンライン英会話、オンラインフィットネス、その他オンライン学習サービス)の立ち上げを考えていらっしゃる方
・オンラインレッスンの運営にたずさわる方
・一対一のマッチングプラットフォームビジネスに興味がある方
・インターネットサービスにおいての集客について知りたい方

では、これからはもう少し本格的な話をしていきたいと思っています。
まず、最初に講師側のニーズである「会員の送客」についてのお話をしたいと思うのですが、その一つ「集客」について話をしていきたいと思います。

実はオンラインスクール運営で一番難しいのが会員集客です

これまで、120社以上のオンラインスクールと関わってきて、みなさまが苦戦する場所はほとんど同じです。
ホームページの制作や講師の採用に関しては、実はそこまで苦労しないのですが、会員を集めてくるというのは本当に大変なことです。
私も、自社スクールを運営しながらそのことを実感していますし、多くのお客様が悩んでいるところも目にしています。

だからこそ、広告やSEOの営業マンは救世主のようにも見えますし、ノウハウやセミナーなど何かにすがりつきたい気持ちも本当によくわかります。
一つだけ、経験してきた人間としてアドバイスしたいことは、結論を急いではいけないということ。
すぐに会員が集まって、売上が一気に上がるというのは幻想のようなものです。
地道に腰を据えて、自分たちのスクールと向き合っていくことが大事です。

そんな集客について、1番の基本的な考え方をお話します。

オンライン英会話のパイオニアの方たちはどうやって人を集めてきたのか?

私たちが自社でオンライン英会話スクールを始めたのが2011年になります。
日本国内でオンライン英会話が始まったのが、それよりも6年も昔の2015年くらいから。

私たちのスクールはちょうどオンライン英会話市場が急速に成長しているタイミングで立ち上げられたため、サービスの売上が上がるまで、比較的スムーズに進みました。

これが、例えば市場の黎明期に誕生したスクールは、本当に地道な努力をしながら、一からオンライン英会話の地盤を作ってきたのだろうと思っています。

私は、黎明期からサービスを立ち上げ、今では誰でも知っているスクールの代表の方とお話をさせていただく機会がありました。
そこで、私は一番聞きたかった質問をさせていただきました。

「創業された当時、まだ日本ではオンライン英会話というサービスは珍しいサービスだったかと思います。ユーザーの認知もあまりない時期でしたし、そのような中でサービスを広めていくのは本当に大変なことだろうと思っています。
もし、お話いただけるのであれば、どうやって1からオンライン英会話を立ち上げて成長させていったのかお聞かせいただけますか?」

その質問に対し、代表の方は誠実にいろいろなお話をしていただきました。
その中でも心に残ったのはこのフレーズです。

「とにかく1人でも多くの方にオンライン英会話のレッスンを体験いただくことに、力を入れてきました。」

本当にこれに尽きるんだろうなと思います。
こういった新しいサービスの場合、ユーザーはまず知らないところからスタートです。
だからこそ、知ってもらうことがとても重要なこと。

・ユーザーに体験してもらえれば、その良さをユーザーが理解してくれる
・ユーザーに体験してもらえれば、口コミで広めてもらえる
・ユーザーに体験してもらえれば、サービスのまだ未熟なところもわかる
・ユーザーに体験してもらえれば、どういう人に必要とされるのがわかる

とにかく、最初は1人でも多くの人に使ってもらう。
そこからしか始まらないんだと思います。

どんなに広告を打とうが、SEOがどうとか考えようが、ユーザーがそのサービスを知らない限り、どんなにお金をかけて対策しても全く意味がありません。

もちろん、これはサービスの黎明期でなくとも同じことですよね。
自分たちの立ち上げたサービスは誰も知らないことからスタートするのです。
だからこそ、1人でも多くの人に使ってもらうことを考えましょう。

ユーザーへの無料体験レッスンについて

どのオンラインスクールも「無料体験レッスン」をやっていますよね。
やはり体験してもらうことが、何よりも大事だからこそ、どのスクールでも体験レッスンを行っているのです。

ただ、無料体験レッスンを提供する上でも、講師への報酬は発生いたします。
だからこそ、経営者の中にはレッスンの無料提供を嫌がる方もいらっしゃいます。

その場合、私はこんなアドバイスをさせていただきます。

既存のサービスである程度もうお客様がいる状況で、新規を取っていく必要がない場合、あるいはすごく優秀な営業マンがいて、お客さんをどんどん引っ張ってこれる状況である場合。

もし、これらが満たされているのであれば、無料体験はしなくても良いと思います。
ただ、これから不特定多数の方にアプローチをして、ウェブからの集客を考えていくのであれば、無料体験レッスンは、一番コストをかけなければいけない広告費として捉えた方が良いと思います、と。

どんなにそのスクールで素晴らしいレッスンを提供できたとしても、それをユーザーに知ってもらえなければ、そこに価値を見出してお金をいただくことは難しい。
この体験にはお金を払う価値がある、と体験レッスンをしてもらうことで理解してもらうきっかけを作って上げることは大事だと思います。

では、この次はどうやって無料体験までユーザーを繋げていくかのお話。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

記事一覧

1. オンラインレッスンに関わる全ての方のために
2. オンラインレッスンの運営(プラットフォーム)に求められるもの
3. マルチタスクな運営業務をシステム化していくこと
4. サービスへの愛がないと良いものは出来ないということ
5. レッスンを体験してもらうことこそ全てのスタート(集客編)
6. オンラインレッスンのリリース時に立ちはだかる大きな壁(集客編)
7. 壁を突き破ろう!事例1:スタートから運を掴む方法は(集客編)
8. 壁を突き破ろう!事例2:既存のネットワークは財産(集客編)
9. 壁を突き破ろう!事例3:効率を選ぶなら広告より営業(集客編)
10. 壁を突き破ろう!事例4:サイトオープン時の失敗談(集客編)

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