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9. 壁を突き破ろう!事例3:効率を選ぶなら広告より営業(集客編)

こちらの記事を開いていただき、どうもありがとうございます。
この記事はこんな方に向けて作成いたしました。

・オンラインレッスン(オンライン英会話、オンラインフィットネス、その他オンライン学習サービス)の立ち上げを考えていらっしゃる方
・オンラインレッスンの運営にたずさわる方
・一対一のマッチングプラットフォームビジネスに興味がある方
・オンラインサービスの集客の事例について知りたい方

前回は既存のビジネスのお客様は、新しいサービスの集客に最も近い存在なので、大切にしましょうという話をしました。
ただ、中には完全に新規事業として、1からサービスを開始する方もいらっしゃいます。
その場合の集客方法のお話もしたいと思います。

最も効率的に新規顧客を集める方法は?

前回のお話でもありました、既存のお客様のネットワークをお持ちでない場合、1から新規集客をしていく必要があります。
ただ、前回もお話したとおり、全く関係性のない新規のお客様を行動させて、会員になってもらうのは本当に大変です。

方法は色々ありますが、敢えて今回は1番効率が良い方法をお話します。
ちなみに、私はこの方法は不得意です。
やるのは簡単ですが、人によって向き不向きはあるのかなと思います。

では、答えを先にお話しますと「法人営業」です。
少しだけ例を出してお話させていただきますね。

ウェブマーケティングに頼る必要のない会社はある

これも、私が立ち上げをお手伝いさせていただいたお客様の話になります。

元々、その会社は企業に英語講師を派遣して、英会話研修の事業を行っていました。
ただ、オンライン英会話の登場したことで、忙しいビジネスマンが場所と時間にしばられず、英語学習ができる時代がやってきました。
今後、英会話研修の業界もオンライン化は免れないだろうと考え、オンライン英会話を使った研修サービスをスタートさせたいとのことでした。

当時はオンライン英会話の市場も既にレッドオーシャン化しており、フィリピン人講師を使った英会話スクールの新規参入が難しい時期に来ておりました。
ところがサービスの立ち上げと共にちゃんと会員が増えていて、どうやって集客しているんだろう?と思っていました。

ある時、お話を聞かせて頂いたところ、最初からターゲットが法人で利用者は企業の社員であるということ。
元々が企業への研修事業がメインだったため、新規での法人営業は最初から得意としている。
そのため、サービスリリースしてからすぐにお客様を増やすことが出来ているとのことでした。

ウェブマーケティングで何とか集客を…と考えていた私にとって、この話は目からウロコが落ちるような話でした。
実際に、この会社以外にも、私お客様の中で、法人営業のみにターゲットを絞って集客をしているスクールもございます。

広告にお金をかけるよりも営業マンを入れた方が効率が良い

実は、オンライン英会話で上場を果たした、最も有名なスクールでも法人営業に力をいれています。
決算資料を見てみると、全体の売上の3割が法人・教育機関向けとなっています。
大手のスクールでも営業マンを使った集客というのは行われている施策なのです。

例えば、BtoC向けに広告を打っても費用対効果って絶対合わないのです。
月に30万くらい費用をかけて、会員登録に繋がるのもせいぜい10件程度です。
個人がサービスに支払うお金も数千円程度、更に講師の報酬を支払うことも考えるとどうやっても広告にかけたコストを回収できないです。

では、SEOやコンテンツ拡充による手法はどうか?というと、こちらはどうしても時間と稼働がかかってしまうものですので、サービスを立ち上げてからすぐに収益化に結び付く施策とは違います。

そう考えると、法人に対し研修サービスを販売した方が、一気に会員を集めることが出来ますし、施策としてすぐ取り組みやすいのです。
営業マンの人件費を払ってでも、人の力によって開拓していく方が圧倒的に効率が良いし確実なのです。

お客様の視点から見ても、メリットはあります。
特にグローバル化が進んでいる企業経営において、社員の英語教育は重要課題となってきます。
そこをオンライン英会話で研修を行うことでコスト負担を少しでも減らすことができます。
企業の社員にとっても、制度として取り入れてもらった方が、個人でかける学習コストを減らせますので、やる価値を感じやすいのではないでしょうか。

そして、営業の経験は、実際にインターネットで販売する上でも非常に役に立ちます。
ウェブマーケティング自体が、お客様からのニーズを吸い上げることが施策成功のカギになりますので、直でお客様とやり取りを行う、営業経験は非常に良い経験となると思います。

はい、私もウェブデザイナーあがりですが営業もやりますよ。
やっぱり、あまり得意ではないですけれど笑。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
次回は、少しだけ失敗のお話もしてみたいと思いますね。

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2. オンラインレッスンの運営(プラットフォーム)に求められるもの
3. マルチタスクな運営業務をシステム化していくこと
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5. レッスンを体験してもらうことこそ全てのスタート(集客編)
6. オンラインレッスンのリリース時に立ちはだかる大きな壁(集客編)
7. 壁を突き破ろう!事例1:スタートから運を掴む方法は(集客編)
8. 壁を突き破ろう!事例2:既存のネットワークは財産(集客編)
9. 壁を突き破ろう!事例3:効率を選ぶなら広告より営業(集客編)
10. 壁を突き破ろう!事例4:サイトオープン時の失敗談(集客編)


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