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日々のエッセイ

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日常で感じたこと・気づきなど。読んだ後に、ちょっとほこりするような文章を目指しています。
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#自分と向き合う

ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった私③

ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった私③

そらと暮らし始めてから、1か月半ほど過ぎた頃、ある日ぽつりと夫が言った。

「そらを見てると、生きてるだけでいいんだよなぁって思う」と。

私も、おんなじことを思っていた。

そらの毎日は、寝て、起きて、食べて、歩いて、寝て・・・の繰り返しだ。
とても単調で、特別なことは起きない。

それでも、確かにそこに「生」を感じる。
生きているのだな、と思う。

何もしてなくても、ただそこに在るだけでいい。

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ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった話②

ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった話②

ちゃんと犬を飼ったこともない私が、あるきっかけから「保護犬を飼おう!」と急に決めて行動し始めた話。前回までの内容はこちらです。

私よりもペットと縁遠かった夫の取り込みに成功したものの、保護団体の「若い共働き夫婦」への風当たりに辟易していた私。

そんな中、ついに我々にも譲渡してくれるという団体を見つけ、「ここしかない!」とすぐに見学を予約。
ここを最後にするつもりで、数日後にさっそく赴いた。

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アラサーになって、着心地の良い服が好きになりました

アラサーになって、着心地の良い服が好きになりました

「自分に向き合う」ということをはじめてから、服を選ぶ基準が変わりました。

というか、それまではその時々で「いいな」と思ったものを買うくらいで、基準なんてものは自分の中でわからなかったのです。

でも、「本当に自分の望む人生を送りたい!」と思ってから、いちいち「これは本当に好き?」と心に問いかけ続けてきたことで、どんどん感度が研ぎ澄まされてきたなと思います。

今、私の中で明確にある基準は、「着心

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私たちは、ただ自分の人生を生きるしかない。〜『ひそやかな花園』感想〜

私たちは、ただ自分の人生を生きるしかない。〜『ひそやかな花園』感想〜

何のために生きていくんだろうー。

真剣度のレベルに差はあれど、こんな問いを考えたことがある人は、実は多いんじゃないかと思います。

そんな、人類にとっての「永遠の問い」の答えの端っこを、チラリと見せてくれるような本に出会いました。

時間潰しで読み始めたら、気付けば一気読みそれは、GWもあと2日に差し掛かった日の夕方。

夫と遠出し、帰りの飛行機まで時間があり、立ち寄った本屋でのこと。
出発時間

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