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トランジション(過渡期・転換期)をどう乗り越えるか

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

トランジション(過渡期・転換期)

物事が移り変わる中で、不安や葛藤を抱きやすい時期でもあり、誰もが一度は迎えたことがあるものです。

例えば、進学、就職、転職、結婚、離婚、死別などはトランジションだと言えますし、『人生の重要な転換期』『ターニングポイント』などとも表現されます。

生活状況や人間関係、アイデンティティが今までのものから切り替わる時でもあります。

トランジションは、キャリアを考えていく上では非常に大切な要素です。

「過去のトランジションをどのように乗り越えてきたのか?」ということを理解することで、物事に対してどのように対処するタイプなのかがわかるからです。

『30歳前後の過渡期』というものがあります。

20代は無限の可能性があったように思えていたけど、年齢を重ねるとライフステージやライフロールなどが変化して、様々な社会的制約を受けることになり、それが原因で「可能性が限定される」と感じてしまうことがあるんです。

今まではなんとも思わなかったけど、急に自分の人生が不安になる・・・「自分はこのままでいいのかな?」と感じてしまうとか。

いろんな人のキャリアに伴走していると、20代から目的を持って30代以降の自分をイメージしながら過ごしている人は、『30歳前後の過渡期』をスムーズに乗り越えられている印象がありますけど、そういう人は少数です。

ブリッジスという心理学者は、『トランジションの3段階論』というものを掲げています。

「トランジションは、人生のある章を終わらせることだけではなく、次のステップに進むために何が必要かを見出すことが重要である」と述べています。

新しく仕事をする時というのは、新しい環境に適応されることが求められます。

外的な変化や、内的な変化に自分を適応させることが大切だということです。

ブリッジスは、トランジションを3つの段階に分けて考えています。
『第1段階:何かが終わる時』
『第2段階:ニュートラル・ゾーン』
『第3段階:何かが始まる時』

第2段階から第3段階の部分では、アンラーニングを通して自身の価値観と向き合うことが求められるし、時には、価値観を変容させながら前に進んでいくことが求められるでしょう。

『終わり・ニュートラル・始まり』という3つの段階を意識して、自分自身のトランジションを乗り越えていくと、自分の選択や決断に明確な意志を持って進めそうな気がします。

その中で、「自分には明確な意志がなさそうだ」と気づくこともあるかもしれません。

大切なのは『自己認識』です。

自己認識は「自分がしていることを理解すると共にそれを行う理由を説明できること」なので、トランジションというのは、自分の状態を説明できない自分に気づく良い機会にもなるかもしれません。

自己認識力が高まれば、『自分なりのトランジションの乗り越え方』を言語化できるようになり、それを実践できるようになりますので、トランジションを恐れる必要がなくなります。

いろいろなことを試しながら、自分なりのやり方を見つけられるといいですね。

「何で自分はここで頑張ってるんだろう?」という問いについて、常に考えていきましょう。

この問いに対する自分なりの答えは、トランジションを乗り越える自分を後押ししてくれます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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