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就活は、自分と企業を突き合わせる場

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

自己分析はとても大事です。

なので、「自己分析ができてない、どうしよう」と言ってる暇があったら、自分と向き合ってください。

自己分析が大事だというのは、就職活動や転職活動がそもそも『自分と企業を突き合わせる場』であり、『互いの成長をリンクさせて考える場』だからです。

国も、「個人の成長と企業の成長を突き合わせることが大切である」ということを言っています。

社会人基礎力に関するスライドを使って説明します。

ネット上に公開されてるスライドです(人生100年時代の社会人基礎力について/経済産業省)。

社会人基礎力は3つの能力(考え抜く力/前に踏み出す力/チームで働く力)と12個の能力要素で定義されています。

それにプラスして、「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「どう活躍するか」という3つの視点を持つことが重要だとされています。

3つの視点が追加されたことにより、社会人基礎力は『ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力』として、『自らがキャリアを切り拓いていく上で必要なもの』と位置付けられるようになってきました。

今の世の中、働く個人に求められているのは『キャリアオーナーシップ』を持つことです。

「キャリアオーナーシップを持つ」ということは、「自分の人生を自分の足で歩んでいる」と言い換えることができます。

個人としては、主体性を発揮・向上させて、自らの『持ち札』を増やすことによりキャリアを切り拓いていくことが大事だし、企業としては、自社に入るべき個人を採用することが大前提として求められます。

「ここに入るべき」というのは、その企業の『らしさ』と個人の『らしさ』が合致した時に生まれる状態だと思います。

生産性の向上が社会的な課題になっている現在、個人の成長と企業の成長のベクトルを合わせることが求められているし、結果的にそれは、個人がイキイキとワクワクした気持ちで働くことに繋がって、企業が継続的に成長するために必要な要素である『人的資本(個人が持つ知識、技能、能力、資質等の付加価値を生み出す資本とみなしたもの)』の充実に繋がります。

自分と企業を突き合わせる時に、まずやらなければならないのが、自分の成長ベクトルを定めることです。

自分の成長ベクトルは、他の誰かが決めるでもなくて、自分しか決められないんです。

自分の成長ベクトルを決めた上で、企業の成長ベクトルを知っていきましょう。

自分の成長ベクトルを決めてない状態で企業の成長ベクトルを知っても、「で、自分はどうしたいんだ?」というそもそもの問いに戻ってしまいますから。

「成長ベクトルを考えるって難しそう」と思う方は、そんなに難しく考えなくてもいいです。

自分がどうなりたいか、どうありたいか、どんな生活を送っていてどんなことをやってるのか、どんな付加価値を周りに与えているか、・・・と、こんな感じで未来を描けばいいんです。

その上で、「どんな理念・価値観を大切にして生きていきたいか?」という問いを立てます。

どんな理念・価値観を大切に仕事と向き合って、生きていきたいのか・・・これは、いろんな企業の説明会や面談に臨みながら言語化していってほしいです。

自分を知って、企業を知る・・・これって、仕事を探す上では当たり前レベルで大切なことなんですけど、やってない人が非常に多いです(「やってるつもり」になってる人が多い)。

自分という人を語れるか?
そんな自分がこの企業を受けている理由を語れるか?面接や面談でどんなに深掘りされようが、自分の言葉でスラスラと応答できるか?

ただし、自分という人間は日々変化していくので、自分を知るという姿勢を常に持ち、『自分を語る自分』を常にアップデートしていく必要があります。

最後に、これは本当に大切という話をします。

それは、企業に合わせた自分を作らないということです。

企業に合わせた自分を作るというのは、その会社に入ることが目的になっています。

あくまでも、その会社に入るのは、自分の理想の姿に到達するための手段の1つですから。

企業のブランドとか企業の看板とか、周りの人に説明して「すごいね」という言葉をもらいたいからその会社に入りたいのか?・・・それならそれでもいいんですけど、「本当にそれでいいのか?」という問いは立ててみましょう。

働くのは自分ですから、周りに何を言われても、「自分がこの企業で働く理由はこれです」と言えるようになるというのは、どの会社で働くにしても大切なことです。

「自分がこの企業で働く理由はこれです」と言える状態になっているということは、自分がその環境に身を置く意味を理解しているということなので、少なくとも自己分析はできているでしょう。

ちなみに、「自己分析ができていません、どうしたらいいですか?」と言う人がいますけど、自己分析に飛び道具なんて存在しません。

自己分析というのは、自分の目指す方向性を明確にすることなので、ひたすらに自分と向き合うしかないんです。

自己分析をやらない人というのは、「どこでもいいや」と心では思っているのかもしれませんね。

まぁ、それはそれで、一度その状態でどこかの企業に所属してみるといいかもしれません。

自己分析しないまま就職して、働き始めて何を感じるか・・・きっと、自己分析の重要性を体感するはずなので。

自己分析に限らず、何かをやるとなった時には、誰かから「これをやりなさい」と言われても、自分で意味を見出していなければ、前のめりになれません。

自分で必要性を感じるからこそ、「やろう」となるわけなので。

自己分析に終わりはありません・・・就職してからも自己分析を続けていくからこそ、自身のキャリアが充実していきます。

自分と向き合い続けてください。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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