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錦光山和雄の小説編

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#芸妓

拙著『粟田、色絵恋模様』のためし読みはいかがですか⁉

拙著『粟田、色絵恋模様』のためし読みはいかがですか⁉

 2023年1月に発売した拙著『粟田、色絵恋模様』の「ためし読み」企画を試みることにいたしました。
 『粟田、色絵恋模様』は、京焼を代表する京都粟田焼窯元で、わたしの祖父である七代錦光山宗兵衛と祖母千恵および父雄二など、錦光山一族をモデルにした小説であります。
 下の帯にありますように、幕末から昭和にいたる京都の粟田に生きた陶家の人々の怒涛の日々、栄光と挫折、祇園に生きた女たちの愛と確執を描いた壮

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芥川賞作家・南木佳士様:『粟田、色絵恋模様』のコメントと著作

芥川賞作家・南木佳士様:『粟田、色絵恋模様』のコメントと著作

『ダイヤモンドダスト』で芥川賞を受賞し、映画にもなった名作『阿弥陀堂だより』の著者で芥川賞作家の南木佳士氏が、拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』を読んで、以下のようなコメントを寄せてくれました。

「この2日間で一気に読了しました。京都の伝統ある窯元の終焉の過程と祇園の女たちのたくましい生きざまが過不足なく描かれており、一級の小説でした。これほど引き込まれた小説には久しぶり

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拙著『粟田、色絵恋模様』装幀の苦心談

拙著『粟田、色絵恋模様』装幀の苦心談

拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛外伝』の装幀ができあがってまいりました。今回は拙著の内容に触れずに、僭越ながらカバーの装幀の苦心談を書かせていただきたいと思います。

 まず最初に考えたましたのが、祖父・七代錦光山宗兵衛の「花蝶図大鉢」をカバーの表紙の真ん中に持ってくることでした。なぜかと申しますと、原あゆみさんが大学院の修士論文で「花蝶図大鉢」を研究されて、わたしもその

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