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令和の教育を始めましょう。

こんばんは、生理的欲求が満たされているわやです(詳細は前の記事参照笑)。
今日は教育に関して、具体的なことを書いてみたいと思います。

現在休校中で、あまりある時間を有意義に使いたくていくつかのチャレンジを始めています。
一つは、自主活動団体を作ろうという取り組みです。これについては構想中で、ビジョンの共有できている何人かの同僚とプロトタイプの作成とフィードバックを繰り返し、練り上げているところです。また後々紹介できると思います。


もう一つが今日のメインですが、来年度の授業作りを始めています。まあ、まだ異動も何も分かったものじゃないので、何をどこまで、というのは決めるのが難しいのですが、とりあえずどんな学校に移動しても開講してそうな生物基礎について、こちらも構想中です。

さて、今の社会を生き、これからの社会を生きていく生徒たちにぼくは授業で何を与えられるでしょうか?未来を生きる生徒が幸せな人生を送るためには?

そんな視点に立って、授業を構成します(普通の教師はこんなことやらないと思いますが、超重要です)。

構想中なので、今思い描いている授業のイメージをお伝えします!

反転授業   ×        『学び合い』  ×       プロジェクト化

テーマはずばりこれです!「なんじゃそりゃあ?!」だと思うので、説明させてください。

<反転授業>

これはサルマン・カーンの主催するカーン・アカデミーが有名です。

この図のように、学校で知識習得→家庭で演習(宿題)だったものが、家庭で知識習得(宿題)→学校で演習という風に、学校と家庭でやることを「反転」させて行う授業形式です。

この方法は、まさに現代だからこそとれる手法だと思います。今や、オンライン授業はネット上に溢れています。先日Try itというオンライン授業サイトに無料登録してみました。そこではなんと、5教科、それも数Ⅲまでが無料で視聴できるのです。
ぼく自身が配信する授業動画は、そのようなツールと生徒をつなぐ足掛かりのような役割を担わせたいと考えています(ハードルを下げてあげる)。

これによって学校での授業は学校でしかできない、生のつながりを活かした、生徒の一生涯の幸せを実現することに使えるようになるぞ!と息巻いています。
ではどんな授業を?

<『学び合い』>

今年度もこれには取り組みました。上越教育大学教授の西川純先生が提唱するアクティブ・ラーニングの一つの考え方で、「生徒は有能である」という生徒観のもとに「信じて任せる」授業を展開し、「一人も見捨てない」集団の形成を願うもので、授業のやり方というよりは考え方です。この考え方をベースに、生徒主体・課題解決型の授業を行なってきました。

一度やると、一斉講義型の授業には戻れません。一斉講義では見たこともないような生徒の姿に心を打たれ、もう突き進む選択肢しかないようになりました(笑)

<プロジェクト化>

これは熊本大学准教授の苫野一徳先生が著書『「学校」をつくり直す』の中で述べている「自由の相互承認の感度を育む学びの個別化、協同化、プロジェクト化」のプロジェクト化です。

自分の問いから出発して、オリジナルの視点でとことん深めていく進め方は、授業を与えるものとして捉えるのではなく、知的好奇心を満たす、ワクワクするものへと変化させたい!と思っているのぼくからするととても共感しています。

特に、高校理科の学習指導要領では「探究の過程を通じた学習活動」が求められているので、それともマッチすると思っています。



まだイメージだけですが、反転授業で知識習得を行い、授業の中では生徒それぞれが課題設定(自然現象に対する問いを立てる)し、『学び合い』の中で解決していく。

こんな授業がデザインできたら最高だなー!と企んでいます。

さあ、令和の教育を始めましょう!






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