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♪サムのユニークイラスト英会話|reality

トム:ゲームをやるって、一体どんなゲームをするんですか?

ダン:そうだな。この俺から逃げ回るゲームというのは、どうだ?


トム:・・・え? それはどういう意味ですか・・・?

ダン:フフフ、冗談だ。どうした、顔が青いぞ? その表情の変化、君はいいものを持っていそうだ。役者にでもならないか?

トム:役者って・・・スカウトってことですか? いや、僕は全然そんな感じじゃないですよ・・・って、別にいいのか。これは夢の中だし。

ダン:・・・先ほどは失礼した。私は今、新しいプロジェクトのキャスティング段階でね。道ゆく人に不用意に話しかけて、彼らのポテンシャルを発掘しているんだ。いや、君の演技・・・その自然さが、まさに私の探していたものだ。

トム:それはどうも・・・でも、もう日も暮れているこんな時間に、こんな場所でやらなくても、と思いますが?(やけにリアルな夢だな)

ダン:逆に、こんな時間だからいいんじゃないのか? 暗くなりだんだんと人通りが減ってくれば、それだけ狙いやすくなる。

トム:え? 狙うって・・・人を絞れるって意味ですか?


ダン:いや、お前をだ。トム・ホーソーン。


トム:・・・え?


ダン:ほう、面白いな。ここではヴィジョンが確定できずに、ピクセルアートとなるのか。小僧・・・これがお前の描く世界なのか?

トム:えっ? あなたは・・・誰ですか? って、面白い夢だなこれは?

ダン:夢だと? フン、とぼけているのか。小僧・・・お前とは一度、公園で出会っているな?

トム:え〜と、そうですね・・・そんな気もしますが、どちら様でしたっけ?

ダン:フッ・・・なるほど、すでに演技は始まっていたというわけか。少々わざとらしいが、まあいい。テイク1と行くか。俺はあの小娘、「鏡の世界」の住人と接触し、いくつか質問をした。

トム:え? 鏡の世界? 娘?

ダン:俺はてっきり、娘がお前の「ある記憶」を狙って一緒に行動しているものだとばかり思っていたが、そうではなかったようだ。

トム:え・・・記憶って、ちょっと待って──

ダン:お前の「記憶」を完全に抜き去ってしまったばかりに、あの「斧」の行方までもがわからなくなってしまった。

トム:え? これは・・・夢だよね?


──ルナ・トーランスは組織のダンをどこか「彼方の世界」へ飛ばしたらしいけど、 彼はその子とあなたを今でも狙ってるわよ。顔につけられたダンの傷痕から、あなたたちが探知されるのも時間の問題ね──


──時間の問題ね──


ダン:俺はその小娘・・・レナ・テノールとかいったか、ヤツに・・・いや、正確には奴らが──見事な共演でこの俺を嵌めたのだ。おかげで俺は、「彼方へ」飛ばされた。それはそれは、非常に面倒なことになってしまった。


Tom: "Wh-what... Is this... not a dream, but reality!?"

トム:こっ、これは・・・夢じゃなくて、現実なのかっ!?



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