マガジンのカバー画像

徒然なるままに 〜飲んだお酒のこと〜

40
飲んだお酒について、なんとなく思ったことをつらつらと。素直に正直に綴っていくのでマズいものは思いっきりディスると思いますがご容赦ください。ビールに限らず色々書くでしょうが、クラフ…
運営しているクリエイター

#ベルギービール

私が躊躇せずにケースで大人買いするビールの話

私が躊躇せずにケースで大人買いするビールの話

久しぶりにビールを大人買いしました。今日はそのことを綴っておこうかと思います。

個人用にグラゼントーレンのビールを大瓶で2ケース買ったのです。2本じゃなくて、2ケース。旨いし、持つし、大好きだから24本一度に買っても全く問題ありません。気に入らなくて持て余すなんてことは絶対無いと確信しているので迷わずポチッとしたわけです。

師匠の教えの一つに「飲めるうちに飲む。買えるうちに買う。イケると踏んだ

もっとみる
孤高の傑作 Brasserie d'Orval Orval

孤高の傑作 Brasserie d'Orval Orval

古典を学ぶことで見えてくる未来があるような気がしています。神話でも古楽でもいいし、小説でも絵画でもいい、今日まで続く何かの流れの中においてマスターピースとされるものを知っておくと前触れ無く訪れるチャンスボールをホームランに出来るかもしれない。少なくとも、バットにかすらせることくらいは出来るだろう。困った時はまたそこに戻れば良いのです。名作、傑作たちは優しくまた何かを伝えてくれるはずです。

私にと

もっとみる
権威と典型を疑う  Brouwerij de Ranke Noir de Dottignies

権威と典型を疑う  Brouwerij de Ranke Noir de Dottignies

クラフトビールは多様性が重要だとよく言われます。その文脈でたくさんあるビアスタイルについて触れることも多いです。しかし、それはちょっとおかしいといつも思っています。

ビアスタイルというものは、人間が恣意的にビールを分類して名前を付けたものです。言ってしまえば「歴史の記述」。それはとても大事なことなのですが、決して現在進行形ではありません。あくまでも「過去の編纂」であり、過去完了形のものです。クラ

もっとみる
酵母と時が生み出す重奏 Stadsbrouwerij Kazematten Grotten Sante

酵母と時が生み出す重奏 Stadsbrouwerij Kazematten Grotten Sante

ここ数年、アメリカンスタイルのビール、特にIPAが人気です。IPAも美味しいし好きなのですが、昔から愛してやまないのはベルギーのものです。駆け出しの頃の体験が強烈なインパクトを持っていて、おそらく相当思い出補正もかかっているだろう。しかし、改めて飲むとベルギーには凄いものがたくさんあることに気が付きます。

2019年春、Hood To Fujiというポートランドと日本のブルワリーがコラボレーショ

もっとみる