ヲキトシヒコ/CRAFT DRINKS

CRAFT DRINKS代表。日本人初のNorth American Guild of Beer Writers正会員。たまに東洋経済オンラインなどにも寄稿しています。酒販の傍ら、本書いて即売会に出たり。BASEに本屋も作りました。Web→ craftdrinks.jp

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    それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?

    それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね? これはクラフトビールに興味が出てきたけれどまだそんなに慣れていない人、これから飲んでみようと思っている人の本音ではないかと思います。何かのきっかけでクラフトビールなるものがあることを知り、とりあえず美味しいものを飲んでみたいと考えるのはごくごく自然なことだと思います。しかし、まだハマったわけでもなく、初めから本気を出そうにもそもそも本気の出し方が分からないわけです。さて、どうしたものか。 勉強が絶対に必要だと言う方もいらっしゃるかもしれません。まずはビアスタイルの勉強をしよう、次にオフフレーバーの勉強もしようとかよく言われますし。けれども、これは悪手になる場合もあるんじゃないかと思うのです。美味しいものを飲んでみたいのであって、勉強したいわけではないからです。「え、そんなに回り道しないとダメなんですか?」というのが初めての方の偽らざる気持ちだでしょう。実際私がそうでしたし。 色々飲んで経験するしかないというのは正論で確かにそういう面もあるのですが、勉強するのは正直なところ面倒です。なるべくやりたくない。ということで、自身の成功体験、失敗談を振り返り、「それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?」に対して私なりに全力で応える本を書いてみました。 目次 はじめに クラフトビールの成功体験を考える 1 第1章 旨いビールに出会うため、長く苦しい旅が始まる 2 1.ただ旨いものが飲みたいだけなのに・・・ 2 2.手始めにインターネットの記事を読んでみる 2 3.クラフトビールの本を読んでみる 3 4.レーティングサイトを見てみる 4 5.ボトルショップは怖い 4 6.ビアパブも怖い 5 7.ビアスタイルを勉強してみる 6 8.そうして途方に暮れる 6 第2章 立ち止まって考えてみる 8 1.一人飲みで何が分かるようになるのか 8 2.旨いと美味しいは違うような気がする 9 3.判断する対象と自分は一定なのか 9 4.「何が分からないか分からない」という問題 10 第3章 定説を疑ってみる 12 1.よく見かける定義に関する言説 12 2.「初心者が最初に飲むべき5種」は飲むべきか 13 3.ビアスタイルの学習は必須なのか 14 4.ペアリングでビールは美味しくなるのか 14 5.解なし 15 6.ネットの記事は誰の為か 16 7.思い切って発想を変えよう 17 第4章 お店に行こう 18 1.個人経営のお店が面白い 18 2.専門店は怖くない 18 3.当たり前だけれど見過ごされがちなこと 19 4.香港での苦い思い出 20 5.より効率の良い方法 21 6.お店にとって良いお客さん 21 7.自己紹介は双方のため 22 第5章 おすすめするお店、しないお店 23 1.「フルーティで飲みやすい」は鬼門 23 2.質問返しと流れの提示のあるお店は良い 23 3.とあるお店でのこと 24 4.二度と行かないお店が行うイベント 25 第6章 飲み友達を作ろう 26 1.声をかけよう 26 2.連れ立って飲みに行こう 26 3.持ち寄り飲み会をしよう 27 4.ビール祭りに行こう 27 5.SNSで繋がる 28 第7章 コミュニティについて 30 1.逃げても良い 30 2.お互い様 31 3.「半年ROMれ」は案外大事 31 4.分かりやすさの条件 32 5.深い議論のためのショートカット方法 33 6.異なる見解への対処 34 さいごに ラクして美味しいクラフトビールを飲むには 36
    1,500円
    CRAFT DRINKS
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    クラフトビールのマーケットシェア1%は本当か?

    「クラフトビールはまだシェア1%ほどの存在だが、新規開業も多く、大手メーカーもクラフトビールに市場活性化への期待を寄せて展開を強化している。」 この手のフレーズを一度は見たことがあると思いますが、昨今のクラフトビールの人気を背景にして枕詞のように使われているものであり、その根拠を明示しているものは見たことがありません。確かにそこそこのシェアがありそうな気もするのだけれども実際のところはよく分からないわけです。私自身ずっとこのことが気になっていました。そして、それをそのままにしておくのは良くないとも考えました。 「現在すでに1%で今後も伸長が見込まれるので新規参入しましょう!」と喧伝するコンサルティング会社も少なくないですが、その1%という数字が特定の誰かに有利な条件を設定して恣意的に作り上げたクラフトビールなるものを数え上げた結果であれば小狡いし、論理的で網羅性があってもダイナミックなクラフトビールの動きと同調していなければ意味がない。また、一般消費者の認識から乖離し過ぎては説得力に欠けるでしょう。クラフトビールという現象をどのように記述したらより多くの人と共有できるのか?という問題もここに同時に存在し、それに正面から取り組まねば更なる発展は望めないと思うのです。 こうした問題意識から取り組み、本書の結論としてはかなり妥当性のある或る条件下においては1%を達成していた時期があるということは分かりました。けれども、コロナ禍の影響で2020年以降がどうかはまだ分からないし、その「かなり妥当性のある或る条件」ですらこぼれ落ちているものがたくさんあるという課題も見つかりました。 どういう視点で何を目的に計測するかについて考えるきっかけにして頂けたら幸いです。 2021年11月21日開催COMITIAにて初版発行。
    1,300円
    CRAFT DRINKS

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  • クラフトビール中心のCRAFT DRINKS的オピニオン

    日本のクラフトビールはまだ始まったばかりなので伸びしろがあるとも言えますが、普及・拡大に当たって色々なものが足りません。現状の課題をあぶり出し、そのソリューションを検討していきます。

  • クラフトビールトレンド

    CRAFT DRINKS的視点でクラフトビールシーンの今を切り取り、日本のみならず、海外クラフトビールシーンのトレンド情報をピックアップしてお届けします。

  • CRAFT DRINKSの活動

    CRAFT DRINKSが携わっている様々な活動の記録です。

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    それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?

    それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね? これはクラフトビールに興味が出てきたけれどまだそんなに慣れていない人、これから飲んでみようと思っている人の本音ではないかと思います。何かのきっかけでクラフトビールなるものがあることを知り、とりあえず美味しいものを飲んでみたいと考えるのはごくごく自然なことだと思います。しかし、まだハマったわけでもなく、初めから本気を出そうにもそもそも本気の出し方が分からないわけです。さて、どうしたものか。 勉強が絶対に必要だと言う方もいらっしゃるかもしれません。まずはビアスタイルの勉強をしよう、次にオフフレーバーの勉強もしようとかよく言われますし。けれども、これは悪手になる場合もあるんじゃないかと思うのです。美味しいものを飲んでみたいのであって、勉強したいわけではないからです。「え、そんなに回り道しないとダメなんですか?」というのが初めての方の偽らざる気持ちだでしょう。実際私がそうでしたし。 色々飲んで経験するしかないというのは正論で確かにそういう面もあるのですが、勉強するのは正直なところ面倒です。なるべくやりたくない。ということで、自身の成功体験、失敗談を振り返り、「それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?」に対して私なりに全力で応える本を書いてみました。 目次 はじめに クラフトビールの成功体験を考える 1 第1章 旨いビールに出会うため、長く苦しい旅が始まる 2 1.ただ旨いものが飲みたいだけなのに・・・ 2 2.手始めにインターネットの記事を読んでみる 2 3.クラフトビールの本を読んでみる 3 4.レーティングサイトを見てみる 4 5.ボトルショップは怖い 4 6.ビアパブも怖い 5 7.ビアスタイルを勉強してみる 6 8.そうして途方に暮れる 6 第2章 立ち止まって考えてみる 8 1.一人飲みで何が分かるようになるのか 8 2.旨いと美味しいは違うような気がする 9 3.判断する対象と自分は一定なのか 9 4.「何が分からないか分からない」という問題 10 第3章 定説を疑ってみる 12 1.よく見かける定義に関する言説 12 2.「初心者が最初に飲むべき5種」は飲むべきか 13 3.ビアスタイルの学習は必須なのか 14 4.ペアリングでビールは美味しくなるのか 14 5.解なし 15 6.ネットの記事は誰の為か 16 7.思い切って発想を変えよう 17 第4章 お店に行こう 18 1.個人経営のお店が面白い 18 2.専門店は怖くない 18 3.当たり前だけれど見過ごされがちなこと 19 4.香港での苦い思い出 20 5.より効率の良い方法 21 6.お店にとって良いお客さん 21 7.自己紹介は双方のため 22 第5章 おすすめするお店、しないお店 23 1.「フルーティで飲みやすい」は鬼門 23 2.質問返しと流れの提示のあるお店は良い 23 3.とあるお店でのこと 24 4.二度と行かないお店が行うイベント 25 第6章 飲み友達を作ろう 26 1.声をかけよう 26 2.連れ立って飲みに行こう 26 3.持ち寄り飲み会をしよう 27 4.ビール祭りに行こう 27 5.SNSで繋がる 28 第7章 コミュニティについて 30 1.逃げても良い 30 2.お互い様 31 3.「半年ROMれ」は案外大事 31 4.分かりやすさの条件 32 5.深い議論のためのショートカット方法 33 6.異なる見解への対処 34 さいごに ラクして美味しいクラフトビールを飲むには 36
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    クラフトビールのマーケットシェア1%は本当か?

    「クラフトビールはまだシェア1%ほどの存在だが、新規開業も多く、大手メーカーもクラフトビールに市場活性化への期待を寄せて展開を強化している。」 この手のフレーズを一度は見たことがあると思いますが、昨今のクラフトビールの人気を背景にして枕詞のように使われているものであり、その根拠を明示しているものは見たことがありません。確かにそこそこのシェアがありそうな気もするのだけれども実際のところはよく分からないわけです。私自身ずっとこのことが気になっていました。そして、それをそのままにしておくのは良くないとも考えました。 「現在すでに1%で今後も伸長が見込まれるので新規参入しましょう!」と喧伝するコンサルティング会社も少なくないですが、その1%という数字が特定の誰かに有利な条件を設定して恣意的に作り上げたクラフトビールなるものを数え上げた結果であれば小狡いし、論理的で網羅性があってもダイナミックなクラフトビールの動きと同調していなければ意味がない。また、一般消費者の認識から乖離し過ぎては説得力に欠けるでしょう。クラフトビールという現象をどのように記述したらより多くの人と共有できるのか?という問題もここに同時に存在し、それに正面から取り組まねば更なる発展は望めないと思うのです。 こうした問題意識から取り組み、本書の結論としてはかなり妥当性のある或る条件下においては1%を達成していた時期があるということは分かりました。けれども、コロナ禍の影響で2020年以降がどうかはまだ分からないし、その「かなり妥当性のある或る条件」ですらこぼれ落ちているものがたくさんあるという課題も見つかりました。 どういう視点で何を目的に計測するかについて考えるきっかけにして頂けたら幸いです。 2021年11月21日開催COMITIAにて初版発行。
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前から知ってたけど、公式が言わんので黙ってたわけですが、販売開始となればもう公然の事実ってことで良いよね。アサヒビールがライセンスを得てOEMした国産PUNK IPAを旧来のものと並べて飲みました。PUNK IPA is punk?

    • クラフトビールと料理のペアリングに関して一考 特に文化と「解なし」について

      クラフトビールと料理のペアリングに関する記事をちらっと見たので、先日発表した「それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?」に収録されているペアリングについての部分を一部改変してご紹介します。今現在私はこんな風に考えていますが、ペアリングそれ自体に否定的なのではなく、むしろ肯定的です。どんどん研究した方が良い。けれども、その際今よりももう少し拡張した形で考える方が良い気がしているのです。 この本は私どもCRAFT D

      • BAが2023 Beer Style Guidelinesを発表。West Coast-Style India Pale AleとDessert or Pastry Stoutが追加とのこと。 https://www.brewersassociation.org/association-news/brewers-association-releases-2023-beer-style-guidelines/

        • 【お知らせ】今週末、文学フリマ東京 に参加します。新刊「それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?」の他、既刊も持参しますのでよろしくお願いします。第二展示場Fホール【く45】にてお待ちしております。

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        • Library 〜CRAFT DRINKSが読んだ本〜
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        • DBQM第四版を精読してみた
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          Beyond Beer クラフトビールのこれからを考えるヒント

          先日アメリカでCraft Beer Conferenceが開催されました。そこでは醸造技術や原料だけでなくBeyond Beer(ビヨンドビール)の話題も出たそうです。 私はかつてよりビヨンドビールに注目しており、2021年11月に一冊の本にまとめて発表しました。その一部を本文でも取り上げているサントリーのビアボールに絡めて東洋経済オンラインにも寄稿しました。 その当時、まだビヨンドビールは全く認知されておらず、「は?ビヨンドビール???」という感じでしたが、そろそろ意識

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          さかなクンの電話帳と社会還元

          少し前「さかなのこ」という、さかなクンの半生をモチーフに描いた映画が公開されました。各種報道でこの映画のことは見聞きしていて興味が湧きましたが、バタバタしているうちに結構時間が経ってしまい、いつの間にか上映されている映画館がなくなってしまいました。痛恨の極め。なんとかせねば。とりあえずこの映画は下記の本を元にしているそうなのでず買っておこうかと思います。 ところで、さかなクン、とても魅力的ですよね。うまく言葉に言い表せないけれども、すごく素敵。なぜだろう。そんなことをぼんや

          それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?

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          生成AIが凄くなるほどホスピタリティの価値が上がる気がするという話

          ビールが好きな人にとって、クラフトビールは注目すべき存在です。大手ビールとは異なり、手作りのような温かみや独自性を持つクラフトビールは、多様な味わいが楽しめることで人気を集めています。しかし、初めてクラフトビールを飲む人にとっては、どのような違いがあるのか、またどのように飲めば美味しく楽しめるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、クラフトビールと大手ビールの違いや美味しく飲む方法を紹介し、クラフトビールの魅力に迫ってみたいと思います。 クラフトビー

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          「美味しいビールを教えてください」、「一番好きなビールは何ですか?」について

          先日タイトルのことを尋ねられたので以前書いた文章を公開したいと思います。こちらは「文脈とビール2」に収録されているものです。短い時間で読めると思いますのでちょっとした暇つぶしにでも読んで頂けたらと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「美味しいビールを教えてください」 こう言われることがあります。何度も何度も訊かれ、その都度途方に暮れる。この質問は非常に困るのだ。私はあなたではないので、あなたが美味しいと感じるものは分からない。同様に、あなたは私では

          2月11日14時から、つくばでクラフトビールについてお話します

          イベントのお知らせです。 2月11日14時から、茨城県つくばのTsukuba Place Labにてクラフトビールについてお話させて頂くことになりました。私のような者にどこまでお話が出来るか分かりませんが、これまでに色々飲んできて考えてきたこと、分かってきたことを色々な視点から語ってみたいと思います。 白夜書房のミライのアイデアでの連載で薄っすら触れていますが、クラフトビールを考えるにあたって様々なアプローチが出来ると考えています。ビールにおいては醸造も非常に重要ですが、

          日本らしさについて 「クラフトビールの諸相」より抜粋

          日本でクラフトビールなるものが認知され、段々と広まってきました。それに伴って、原料の国産化やジャパニーズスタイルの確立について触れる方もいらっしゃいます。この点について私見を述べておきたいと思います。先日リリースした「クラフトビールの諸相」から該当する部分を抜粋します。 色々なご意見があるかと思いますが、私はこう思います。大事なことだと思いますから多くの方と議論していきたいです。皆様の意見を是非お聞かせください。 「クラフトビールの諸相」では他にも「場」に関する議論をして

          新年あけましておめでとうございます

          新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。 さて、昨年末はコミックマーケットに参加し、新刊「クラフトビールの諸相」を出しました。これまでの総決算として書き、自分の中では一区切り出来たように思います。 同書冒頭でも書きましたが、クラフトビールは液体として独立して存在するモノというよりも、コミュニティと相互補完的に成立する動的な現象として様々な切り口で切り取って記述されるべきものであろうと思います。そして、それは感性、感情など精神の働きを多分に含

          12月30、31日の催事のご案内と新刊「クラフトビールの諸相」について

          12月30日はJR大崎駅南口改札前にて開催されるおもしろ同人誌バザールに、翌日31日は東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットに参加致します。これらに合わせて「クラフトビールの諸相」という本を新しくリリースすることとなりました。こちらはセルフアンソロジーと言えば良いでしょうか、これまでの4年弱を私なりに総括するものです。私の持つ問題意識や関心の方向性が強く反映されてはいるのですが、とりあえずこの一冊を読むと今のクラフトビールシーンが持つ幾つかの側面についてイメージを持っ

          コミックマーケット新刊情報と12月17日開催の吉祥寺ZINEフェスティバルについて

          まずは近況についてご報告です。年末にコミックマーケットに参加しますが、それに向けて新刊の制作をしております。まだ途中なのですが、結構なボリュームのものになりそうな予感です。 テーマは「文系クラフトビール」。これは私がこれまでずっと考えてきたことの土台となるもので、いつかまとめたいと思ってきたことです。 クラフトビールと呼ばれるものがあるとして、それをどのように認識するのかは重要なテーマです。ビアスタイルを使って整理し、それを捉える方法がよく語られますが、昨今の風潮を思うに

          パブでモヤモヤしたので改めて「表記/液量問題」について考えた

          先日、パブのカウンターで飲んでいた時のことです。これまでも結構考えてきたのですが、またこの問題が私の中で再燃してきたので綴っておこうと思います。きっと皆様にも似たような経験があると思うのでご意見頂ければ幸いです。 カウンターの椅子に座るとお店のスタッフからメニューを渡されました。そこにはビールが色々と書いてあって、それぞれパイントとレギュラーという2種類のサイズがあります。パイントもUSなのかUKなのかはっきりしないけれど、まぁ今時ならUSだろうと思うし、そこはそれほど気に