ヲキトシヒコ/CRAFT DRINKS

CRAFT DRINKS代表。酒屋、物書きなど。日本人初のNorth American…

ヲキトシヒコ/CRAFT DRINKS

CRAFT DRINKS代表。酒屋、物書きなど。日本人初のNorth American Guild of Beer Writers正会員。たまに東洋経済オンライン等に寄稿しています。読書会したり、本の即売会に出たり。BASEに本屋作りました。Web→ craftdrinks.jp

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    【新刊・発売中!】クラフトビール文献読書会2024年4・5月 発足記念号

    CRAFT DRINKSが主催するクラフトビール文献読書会ではクラフトビールにまつわる様々な事象を文献を読みながら議論し、理解を深めていこうとする集まりです。 見られているという感覚があると本音で話せないし、見られているせいで建前、ポジショントークになっては意味がないので完全オフラインで開催しております。遠方にお住まいで参加出来ない方にも有益な議論については知って頂きたいので活動報告誌を作りました。 発足に関する文章に加えて、時間の都合で議論出来なかった論点などを補論として追加しています。B5で40ページ、38000字。 目 次 はじめに クラフトビール文献読書会発足の経緯と意図 1 美味しく楽しく飲むために 1 ものが言いにくい世界 1 閉鎖空間の良さ 2 オンラインではなくオフライン 2 会の形式 3 無料にする理由 4 まずは一年 4 第1回 4月21日 「クラフトビールとは何か?」 5 1.テーマ選定と意図 5 2.取り上げた文章 6 3.結果①「私の考えるクラフトビール」 9 4.結果②「世間の考えるクラフトビール」 10 5.グループディスカッション 11 6.主催者による補足 主体性について 13 7.補論 『ローカル原料』という、モノではなく情報について 13 第2回 5月11日 「ビアスタイルの記述形式と認識」 17 1.テーマ選定と意図 17 2.論点と取り上げた文章 17 3.結果 ビアスタイルと言われるものは… 22 4.考察① 形式の違いから見えてくること 22 5.論点 『ビアスタイルの記述は十全なのか?』について 24 6.考察② ビアスタイルの裏側、虚構の世界 24 7.考察③ 現実的な運用 26 8.考察④ 要素還元的なビール、情報を飲むということ 27 9.考察⑤ ビアスタイルによるスタンプラリー化 29 10.考察⑥ サンフランソーキョーの出現と場所の喪失 30 11.補論 今いる場所とここまでの距離を考えた 31 2024年5月19日 文学フリマ東京にて初版発行
    1,300円
    CRAFT DRINKS
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    【在庫あり・販売中】サシノミ2

    今回の対談は… 英国ビール消費者団体会員に聞くビール文化とパブ、場の意義 CAMRA終身会員 目賀田修一さん カメラを通して見つめてきたクラフトビールシーンの10年間 Brewfilm.jp 映像作家 奥村剛さん サシノミとは・・・ 私どもは2015年の立ち上げ以来文筆活動をしており、2019年より出版活動を行って参りました。日々飲み屋や自宅で酔っ払いながら、自分というフィルターを通して見えた世界を綴り、クラフトビールと呼ばれる何かに輪郭を与えようと必死になっておりました。それ自体は特に問題は無いのだけれども、一つ悩ましい問題に突き当たったことをここ最近強く感じます。  様々なことを調べ、考えていくと必ず「歴史的経緯」という、形は無いけれども確実に私たちに影響を与えているものがあることに気付かされます。平たく言えば、恐らくコンテクスト(文脈)ということになるのですが、およそ自明だと思われていることもかつてそうではなかった時代があり、それが何かのきっかけで変化し、転換しているのを知ることはとても意義があることだと思うようになりました。  眼の前の一杯が五感で美味しいと感じるのは事実として、それを「美味しいと感じさせる心的、文化的前提」が何によって構築されているのか。クラフトビールなるものがなんとなく良きものとされる根拠は何か。地ビールはいつクラフトビールになり、内包される意味はどう変化したか。たとえばこんなことを考えるのです。  私自身も社会を構成する一部であり、私というフィルターを通して現出する世界は社会を示すと考える一方で、部分が全体をどこまで正確に示すかについてはあまり自信がありません。私がこれまで書いてきたことは妥当性のあることだと今でも信じて疑わないけれど、それは私という名のフィルターの癖、偏りが多少なりとも含まれるはずです。そこに味があると言われればそれまでだけれども、異なるフィルターを通した時その結果は自ずと異なると理解しておかねばなりません。同じものを見て飲んで感じながらも、全く違った見解を持つ人がたくさんいます。「クラフトビール」という語が持つ意味は各人の持つ今日までの経緯によって異なるというわけです。  クラフトビールは日々の愉しみであったり、ビジネスであったり、社交の道具かもしれません。それが何であろうと良いのですが、しっかりと向き合った人の強い想いは他者を巻き込み、潮流の一滴としてシーンに対して多かれ少なかれ影響を与えていると思います。自分自身の興味関心を深掘りしていくこととは別に、その時々に人々が持った想いに何らかの形を与えて残すことに意味があるような気がしています。  海外の国からやってきた借り物の言葉や感情ではなくて、私たちがその当事者として真剣に思ったこと、それは名もなき市民のことであるから見過ごされがちだけれど、いえ、だからこそ、残しておかねば振り返ることも出来ず、迷子になってしまうことでしょう。いつ役に立つかは分からないものだけれど、必要になった時「あの時、こうだったね」と言えないよりは言える方がずっと良い。ただただそう思います。  本書「サシノミ」という企画は私とは異なる視点、異なる立場から眺めたクラフトビールシーンを記録するものとして立ち上げました。クラフトビール関係者はもとより、ビールを愛する一般の方も対象としてCRAFT DRINKS代表の沖が乾杯を通じて様々な角度から話を伺い、それを対話という形で記述していきます。クラフトビールという現象の過去から現在、現在から未来へと変化していく様態に輪郭を与えることが出来たらと願ってやみません。また、対話を通じて浮き彫りとなったクラフトビールに関する視点、論点を整理し、クラフトビールの新たな側面を模索していく試みとしても位置付けています。  クラフトビールに関する本だと言いながら、ビールの紹介もなく、ただただ酔っ払いたちが飲み屋で熱く喋っているだけの本ですが、そういう現場にシーンの本質の一端があると私は思います。クラフトビールはみんなのものだから。 目次 はじめに サシノミとは 3 CAMRA終身会員 目賀田修一さん 6 CAMRAとは 6 Real AleおよびCask Conditioned Beerとは 6 CAMRAの実態 7 消費者団体としてのCAMRA 10 イギリスの飲酒文化 12 今パブにあるお酒 15 イメージと生々しい現実 17 気づけばイギリスビールを見かけなくなった 19 パブの使い方、過ごし方 22 社交場としてのパブ 23 日本のパブ、コミュニティと場 26 熱量、語るということ 27 通いたくなるパブ 29 Brewfilm.jp 奥村剛さん 32 クラフトビールを飲み始めた頃 32 映像で振り返る10年 34 ここ10年の非アメリカのビール事情 40 マーケットと認識の変遷 43 IPAを考える 46 ホップの認知 48 トレンドと値段 50 クラフトビールシーンは盛り上がっているのか 53 変わらないこと、変わったこと 55 シーンの裏側、紆余曲折 57 時代を作ったブルワリー60 あとがき 62 2024年3月23日 めしけっとにて初版発行
    1,500円
    CRAFT DRINKS

マガジン

  • クラフトビール中心のCRAFT DRINKS的オピニオン

    日本のクラフトビールはまだ始まったばかりなので伸びしろがあるとも言えますが、普及・拡大に当たって色々なものが足りません。現状の課題をあぶり出し、そのソリューションを検討していきます。

  • CRAFT DRINKSの活動

    CRAFT DRINKSが携わっている様々な活動の記録です。

  • クラフトビール文献読書会

    CRAFT DRINKSが主催するクラフトビールをテーマとした文献読書会で、月に1回開催、原則無料です。※注意 会の間はシラフでやります。 ビールの文化的側面に興味のある方ならどなたもご参加頂けます。事前に指定された課題文献を読んできて頂き、それを元に各人発表をし、クラフトビール文化について議論します。終了後の懇談会で一杯飲みながら議論を更に深めましょう! ゆくゆくは輪読・会報誌作成もしたいです。概要、参加方法、開催日等の詳細はマガジン内の記事にてご案内します。

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    【新刊・発売中!】クラフトビール文献読書会2024年4・5月 発足記念号

    CRAFT DRINKSが主催するクラフトビール文献読書会ではクラフトビールにまつわる様々な事象を文献を読みながら議論し、理解を深めていこうとする集まりです。 見られているという感覚があると本音で話せないし、見られているせいで建前、ポジショントークになっては意味がないので完全オフラインで開催しております。遠方にお住まいで参加出来ない方にも有益な議論については知って頂きたいので活動報告誌を作りました。 発足に関する文章に加えて、時間の都合で議論出来なかった論点などを補論として追加しています。B5で40ページ、38000字。 目 次 はじめに クラフトビール文献読書会発足の経緯と意図 1 美味しく楽しく飲むために 1 ものが言いにくい世界 1 閉鎖空間の良さ 2 オンラインではなくオフライン 2 会の形式 3 無料にする理由 4 まずは一年 4 第1回 4月21日 「クラフトビールとは何か?」 5 1.テーマ選定と意図 5 2.取り上げた文章 6 3.結果①「私の考えるクラフトビール」 9 4.結果②「世間の考えるクラフトビール」 10 5.グループディスカッション 11 6.主催者による補足 主体性について 13 7.補論 『ローカル原料』という、モノではなく情報について 13 第2回 5月11日 「ビアスタイルの記述形式と認識」 17 1.テーマ選定と意図 17 2.論点と取り上げた文章 17 3.結果 ビアスタイルと言われるものは… 22 4.考察① 形式の違いから見えてくること 22 5.論点 『ビアスタイルの記述は十全なのか?』について 24 6.考察② ビアスタイルの裏側、虚構の世界 24 7.考察③ 現実的な運用 26 8.考察④ 要素還元的なビール、情報を飲むということ 27 9.考察⑤ ビアスタイルによるスタンプラリー化 29 10.考察⑥ サンフランソーキョーの出現と場所の喪失 30 11.補論 今いる場所とここまでの距離を考えた 31 2024年5月19日 文学フリマ東京にて初版発行
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    【在庫あり・販売中】サシノミ2

    今回の対談は… 英国ビール消費者団体会員に聞くビール文化とパブ、場の意義 CAMRA終身会員 目賀田修一さん カメラを通して見つめてきたクラフトビールシーンの10年間 Brewfilm.jp 映像作家 奥村剛さん サシノミとは・・・ 私どもは2015年の立ち上げ以来文筆活動をしており、2019年より出版活動を行って参りました。日々飲み屋や自宅で酔っ払いながら、自分というフィルターを通して見えた世界を綴り、クラフトビールと呼ばれる何かに輪郭を与えようと必死になっておりました。それ自体は特に問題は無いのだけれども、一つ悩ましい問題に突き当たったことをここ最近強く感じます。  様々なことを調べ、考えていくと必ず「歴史的経緯」という、形は無いけれども確実に私たちに影響を与えているものがあることに気付かされます。平たく言えば、恐らくコンテクスト(文脈)ということになるのですが、およそ自明だと思われていることもかつてそうではなかった時代があり、それが何かのきっかけで変化し、転換しているのを知ることはとても意義があることだと思うようになりました。  眼の前の一杯が五感で美味しいと感じるのは事実として、それを「美味しいと感じさせる心的、文化的前提」が何によって構築されているのか。クラフトビールなるものがなんとなく良きものとされる根拠は何か。地ビールはいつクラフトビールになり、内包される意味はどう変化したか。たとえばこんなことを考えるのです。  私自身も社会を構成する一部であり、私というフィルターを通して現出する世界は社会を示すと考える一方で、部分が全体をどこまで正確に示すかについてはあまり自信がありません。私がこれまで書いてきたことは妥当性のあることだと今でも信じて疑わないけれど、それは私という名のフィルターの癖、偏りが多少なりとも含まれるはずです。そこに味があると言われればそれまでだけれども、異なるフィルターを通した時その結果は自ずと異なると理解しておかねばなりません。同じものを見て飲んで感じながらも、全く違った見解を持つ人がたくさんいます。「クラフトビール」という語が持つ意味は各人の持つ今日までの経緯によって異なるというわけです。  クラフトビールは日々の愉しみであったり、ビジネスであったり、社交の道具かもしれません。それが何であろうと良いのですが、しっかりと向き合った人の強い想いは他者を巻き込み、潮流の一滴としてシーンに対して多かれ少なかれ影響を与えていると思います。自分自身の興味関心を深掘りしていくこととは別に、その時々に人々が持った想いに何らかの形を与えて残すことに意味があるような気がしています。  海外の国からやってきた借り物の言葉や感情ではなくて、私たちがその当事者として真剣に思ったこと、それは名もなき市民のことであるから見過ごされがちだけれど、いえ、だからこそ、残しておかねば振り返ることも出来ず、迷子になってしまうことでしょう。いつ役に立つかは分からないものだけれど、必要になった時「あの時、こうだったね」と言えないよりは言える方がずっと良い。ただただそう思います。  本書「サシノミ」という企画は私とは異なる視点、異なる立場から眺めたクラフトビールシーンを記録するものとして立ち上げました。クラフトビール関係者はもとより、ビールを愛する一般の方も対象としてCRAFT DRINKS代表の沖が乾杯を通じて様々な角度から話を伺い、それを対話という形で記述していきます。クラフトビールという現象の過去から現在、現在から未来へと変化していく様態に輪郭を与えることが出来たらと願ってやみません。また、対話を通じて浮き彫りとなったクラフトビールに関する視点、論点を整理し、クラフトビールの新たな側面を模索していく試みとしても位置付けています。  クラフトビールに関する本だと言いながら、ビールの紹介もなく、ただただ酔っ払いたちが飲み屋で熱く喋っているだけの本ですが、そういう現場にシーンの本質の一端があると私は思います。クラフトビールはみんなのものだから。 目次 はじめに サシノミとは 3 CAMRA終身会員 目賀田修一さん 6 CAMRAとは 6 Real AleおよびCask Conditioned Beerとは 6 CAMRAの実態 7 消費者団体としてのCAMRA 10 イギリスの飲酒文化 12 今パブにあるお酒 15 イメージと生々しい現実 17 気づけばイギリスビールを見かけなくなった 19 パブの使い方、過ごし方 22 社交場としてのパブ 23 日本のパブ、コミュニティと場 26 熱量、語るということ 27 通いたくなるパブ 29 Brewfilm.jp 奥村剛さん 32 クラフトビールを飲み始めた頃 32 映像で振り返る10年 34 ここ10年の非アメリカのビール事情 40 マーケットと認識の変遷 43 IPAを考える 46 ホップの認知 48 トレンドと値段 50 クラフトビールシーンは盛り上がっているのか 53 変わらないこと、変わったこと 55 シーンの裏側、紆余曲折 57 時代を作ったブルワリー60 あとがき 62 2024年3月23日 めしけっとにて初版発行
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    【在庫あり・販売中】サシノミ

    サシノミとは・・・ 私どもは2015年の立ち上げ以来文筆活動をしており、2019年より出版活動を行って参りました。日々飲み屋や自宅で酔っ払いながら、自分というフィルターを通して見えた世界を綴り、クラフトビールと呼ばれる何かに輪郭を与えようと必死になっておりました。それ自体は特に問題は無いのだけれども、一つ悩ましい問題に突き当たったことをここ最近強く感じます。  様々なことを調べ、考えていくと必ず「歴史的経緯」という、形は無いけれども確実に私たちに影響を与えているものがあることに気付かされます。平たく言えば、恐らくコンテクスト(文脈)ということになるのですが、およそ自明だと思われていることもかつてそうではなかった時代があり、それが何かのきっかけで変化し、転換しているのを知ることはとても意義があることだと思うようになりました。  眼の前の一杯が五感で美味しいと感じるのは事実として、それを「美味しいと感じさせる心的、文化的前提」が何によって構築されているのか。クラフトビールなるものがなんとなく良きものとされる根拠は何か。地ビールはいつクラフトビールになり、内包される意味はどう変化したか。たとえばこんなことを考えるのです。  私自身も社会を構成する一部であり、私というフィルターを通して現出する世界は社会を示すと考える一方で、部分が全体をどこまで正確に示すかについてはあまり自信がありません。私がこれまで書いてきたことは妥当性のあることだと今でも信じて疑わないけれど、それは私という名のフィルターの癖、偏りが多少なりとも含まれるはずです。そこに味があると言われればそれまでだけれども、異なるフィルターを通した時その結果は自ずと異なると理解しておかねばなりません。同じものを見て飲んで感じながらも、全く違った見解を持つ人がたくさんいます。「クラフトビール」という語が持つ意味は各人の持つ今日までの経緯によって異なるというわけです。  クラフトビールは日々の愉しみであったり、ビジネスであったり、社交の道具かもしれません。それが何であろうと良いのですが、しっかりと向き合った人の強い想いは他者を巻き込み、潮流の一滴としてシーンに対して多かれ少なかれ影響を与えていると思います。自分自身の興味関心を深掘りしていくこととは別に、その時々に人々が持った想いに何らかの形を与えて残すことに意味があるような気がしています。  海外の国からやってきた借り物の言葉や感情ではなくて、私たちがその当事者として真剣に思ったこと、それは名もなき市民のことであるから見過ごされがちだけれど、いえ、だからこそ、残しておかねば振り返ることも出来ず、迷子になってしまうことでしょう。いつ役に立つかは分からないものだけれど、必要になった時「あの時、こうだったね」と言えないよりは言える方がずっと良い。ただただそう思います。  本書「サシノミ」という企画は私とは異なる視点、異なる立場から眺めたクラフトビールシーンを記録するものとして立ち上げました。クラフトビール関係者はもとより、ビールを愛する一般の方も対象としてCRAFT DRINKS代表の沖が乾杯を通じて様々な角度から話を伺い、それを対話という形で記述していきます。クラフトビールという現象の過去から現在、現在から未来へと変化していく様態に輪郭を与えることが出来たらと願ってやみません。また、対話を通じて浮き彫りとなったクラフトビールに関する視点、論点を整理し、クラフトビールの新たな側面を模索していく試みとしても位置付けています。  クラフトビールに関する本だと言いながら、ビールの紹介もなく、ただただ酔っ払いたちが飲み屋で熱く喋っているだけの本ですが、そういう現場にシーンの本質の一端があると私は思います。クラフトビールはみんなのものだから。 目次 目次 はじめに サシノミとは 4 ビアスタイル21 代表取締役社長 別所弘章さん 7 00年代のシーン、ガージェリーの誕生 7 ビジネスモデルの構築 12 品質にコミットする 13 エチゴビールへの売却 14 飲食店専用にした理由と価格、時代の空気 17 直販と慣習、しがらみ 18 取引の形態 20 展示会には出ない理由 22 地ビールからクラフトビールに変わる頃 25 ブランドの存続、後継者 26 コロナ禍での経営 29 リブランドの必要性と家庭用缶ビール 31 ブランドを育てる大変さ 33 語りの余白 35 神は細部に宿る 38 クレームがほぼ無い理由と距離感 41 けやきひろばビール祭り責任者 鈴木一紀さん、中村薫子さん 47 けやきひろばビール祭りの歴史と成長 47 快適さと地元との関係 51 けやきひろばが大事にしていること 54 出店ブルワリーの選定と多様性について 56 ビール祭りに来てもらうためにしている事 59 ビール以外のお酒 62 すぐに諦めない、常に試行錯誤 64 ビール祭りの持続可能性、時代の流れ 66 コロナ禍という特殊期間 69 実は少ない運営者 70 けやきひろばに来る人 71 定点観測して見えてきたこと 73 これからのけやきひろばビール祭り 74 続けるということ 76 あとがき 79 2023年12月31日 コミックマーケット103にて初版発行
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【初めての方は必ず読んで下さい】クラフトビール文献読書会とは(簡易版、5/18変更あり)

この文章ではこれから始めるCRAFT DRINKSが主催する「クラフトビール文献読書会」がどういうものかを簡単に説明します。初めての方、参加を検討している方はこちらを必ずご一読ください。 詳細版は別途マガジンに投稿します。 ①【主催】CRAFT DRINKSが主催者です②【シラフ】会の間は飲みません③【開催場所】東京・北千住にある東京芸術センターの会議室でやります④【対象の方】クラフトビールにまつわる文化に興味がある方⑤【形式】月に一回開催、手ぶらで来てOK⑥【費用】基本

    • 第4回読書会の振り返りと次回開催について

      日曜日に第4回クラフトビール文献読書会を開催しました。前回同様、試験的に3部制とし、2時間の枠を3つ設け議論するという長丁場でしたが、楽しい時間を過ごすことが出来ました。ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。深くお礼申し上げます。 そこでの議論について少しご紹介しておきましょう。 第1部は私が勝手にしゃべるだけのものです。「ビールと公共性、コミュニティ」というテーマでお話をしました。ビール醸造が法律で禁止されている日本ではアマチュアが存在し得ず、その結果「作っ

      • 週末の読書会の課題図書がクラフトビールとツーリズムに関するものなのだが、読んでいるとシリアスレジャーというキーワードが心に浮かび、こんなものに出会った。今度時間を作って読もうと思います。 https://repository.lboro.ac.uk/articles/journal_contribution/_Real_ale_enthusiasts_serious_leisure_and_the_costs_of_getting_too_serious_about_beer/9475043

        • 主催する読書会の課題を改めて読み直し、ビール祭りはどうあるべきかを考える。 https://jstage.jst.go.jp/article/jags/10/3/10_140/_pdf/-char/ja 『若者にとっては,より気軽に,かつ効率的に新しい「食」体験を味わうことができるフード・ツー リズムの形態である』ならばその体験価値向上をどう図ったら良いか?

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        【初めての方は必ず読んで下さい】クラフトビール文献読書会とは(簡易版、5/18変更あり)

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        • 週末の読書会の課題図書がクラフトビールとツーリズムに関するものなのだが、読んでいるとシリアスレジャーというキーワードが心に浮かび、こんなものに出会った。今度時間を作って読もうと思います。 https://repository.lboro.ac.uk/articles/journal_contribution/_Real_ale_enthusiasts_serious_leisure_and_the_costs_of_getting_too_serious_about_beer/9475043

        • 主催する読書会の課題を改めて読み直し、ビール祭りはどうあるべきかを考える。 https://jstage.jst.go.jp/article/jags/10/3/10_140/_pdf/-char/ja 『若者にとっては,より気軽に,かつ効率的に新しい「食」体験を味わうことができるフード・ツー リズムの形態である』ならばその体験価値向上をどう図ったら良いか?

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          4本

        記事

          今度の読書会で「ビールとコミュニティ」の話をしようとぼんやり構成を考えていて、昔さかなくんの電話帳のことを思い出した。記事に入れた動画はやはり素晴らしい。誰に聞けば良いか分かるってすごい。そして、それが公共益を生むならば益々素敵だ。 https://craftdrinks.jp/y36r

          今度の読書会で「ビールとコミュニティ」の話をしようとぼんやり構成を考えていて、昔さかなくんの電話帳のことを思い出した。記事に入れた動画はやはり素晴らしい。誰に聞けば良いか分かるってすごい。そして、それが公共益を生むならば益々素敵だ。 https://craftdrinks.jp/y36r

          山本氏のベルギービール解体新書が届いた。ベルギービールの脱構築という台詞がとても良い。

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          暑すぎる。ビール祭りもやり方考えた方が良いよ…と思ったら、2年前にもう書いてた。あの頃よりも暑くなっている気がしますし、私として野外でやるなら大真面目に夕方から開催することを提案します。出店者・消費者・運営の三方良いのではないかと。 https://note.com/wokitoshihiko/n/n7118307f43f2

          暑すぎる。ビール祭りもやり方考えた方が良いよ…と思ったら、2年前にもう書いてた。あの頃よりも暑くなっている気がしますし、私として野外でやるなら大真面目に夕方から開催することを提案します。出店者・消費者・運営の三方良いのではないかと。 https://note.com/wokitoshihiko/n/n7118307f43f2

          第3回読書会の振り返りと次回開催について

          日曜日に第3回クラフトビール文献読書会を開催しました。試験的に3部制とし、2時間の枠を3つ設け議論するという長丁場でしたが、非常にエキサイティングで主催者としてはあっと言う間でした。お付き合いくださいましてありがとうございました。 そこでの議論について少しご紹介しておきましょう。第1部は私が勝手にしゃべるだけだったのでとりあえず置いておくとして、第2部では日本のクラフトビールマーケット事情に関する文章として京都醸造のブログ「国内のクラフトビール業界が抱えるジレンマ」から始ま

          第3回読書会の振り返りと次回開催について

          ということで、12時からの読書会に出発。6時間あーだこーだ議論してきます。第一部は私が勝手にうだうだ話しますが、第二部では某ブルワリーのブログを取り上げてマーケット拡大について検討し、第三部ではエビデンスベースで色々と。大盛の1日だ。 反省会(という名の飲み会)も楽しみ(笑)

          ということで、12時からの読書会に出発。6時間あーだこーだ議論してきます。第一部は私が勝手にうだうだ話しますが、第二部では某ブルワリーのブログを取り上げてマーケット拡大について検討し、第三部ではエビデンスベースで色々と。大盛の1日だ。 反省会(という名の飲み会)も楽しみ(笑)

          23日開催の読書会のレジュメを作成。日本のクラフトビールマーケットに関する文章を読み、ボトルネックの洗い出しとその克服について考えてみます。 読書会の詳細はこちら。まだ申込み受付中なのでご都合合えば是非。 https://t.co/rWtNTHW2k8

          23日開催の読書会のレジュメを作成。日本のクラフトビールマーケットに関する文章を読み、ボトルネックの洗い出しとその克服について考えてみます。 読書会の詳細はこちら。まだ申込み受付中なのでご都合合えば是非。 https://t.co/rWtNTHW2k8

          改めて、読書会のお誘い

          ということで、今週末に開催される第3回クラフトビール文献読書会について改めてご案内申し上げます。私が主催するクラフトビール文献読書会の第3回目が6月23日(日)に開催されます。私がやりたいだけなので、基本的に無料です。どなたでもご参加頂けますのでお時間あれば是非。終わった後、反省会と称して飲みに行きますので体調(肝臓)を整えていらしてください(笑) さて、第3回目もこれまで2回と基本的な枠組みに変更はありません。クラフトビール文献読書会とは(詳細版)に詳しく書いてありますの

          改めて、読書会のお誘い

          名前は無くとも、それは強く美しく忘れられないものだった

          名前は無くとも、それは強く美しく忘れられないものだった。だから、すぐに気がついた。全然気に留めていなかったにもかかわらず。 昔話から始めようと思う。 高校生の頃、部活以外の時間は学校の図書室で過ごすことが多かった。割と充実した蔵書で、小説はもとより雑誌もたくさんあった。ダ・ヴィンチやらライトな文芸雑誌をパラパラと捲り、手当たり次第に小説や詩集、評論ばかり読んでいた。何がきっかけだったか今はもう思い出せないけれど、澁澤龍彦を知ったのはその図書室で、ああいうのをちょっと伏し目

          名前は無くとも、それは強く美しく忘れられないものだった

          ということで、「それほどガチらず〜」のKindleが出ました。初めから本気を出そうにもそもそも本気の出し方が分からない方に対して私なりに全力で応える本を書きました。 https://amzn.to/45vxBsc

          ということで、「それほどガチらず〜」のKindleが出ました。初めから本気を出そうにもそもそも本気の出し方が分からない方に対して私なりに全力で応える本を書きました。 https://amzn.to/45vxBsc

          それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?

          こちらは2023年5月に開催されたCOMTIA144で発表したものです。Kindle化しようと原稿を直していて先程アップロードしたのですが、承認にしばらく時間がかかるようなので、その間無料で公開してみます。よかったらどうぞ。 試験的にやってみるだけなのですぐ消すかもしれないし、有料化して残すかもしれないです。あしからず。 随分早くKindleにアップされてしまったので消そうかと思いましたが、折角なので「はじめに〜1章」まで公開することにします。Amazonより長く読めるので

          ¥1,200

          それほどガチらず、なるべくラクして美味しいクラフトビールが飲みたいんですけど、なんとかなりませんかね?

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          今週末読書会を行いますが、その課題をおさらい。10年以上経つと大分違いますよね。でも、変わらない意識があることも。とても面白い。

          今週末読書会を行いますが、その課題をおさらい。10年以上経つと大分違いますよね。でも、変わらない意識があることも。とても面白い。

          ということで、来週23日に第三回読書会を開催します。試験的に3部制でやってみます。無料なのでお時間ございましたら是非。黄金井さんの論文をベースにここ10年ほどの #クラフトビール の文脈を読み解いていけたら、と思います。 https://note.com/wokitoshihiko/n/na67c66e22654

          ということで、来週23日に第三回読書会を開催します。試験的に3部制でやってみます。無料なのでお時間ございましたら是非。黄金井さんの論文をベースにここ10年ほどの #クラフトビール の文脈を読み解いていけたら、と思います。 https://note.com/wokitoshihiko/n/na67c66e22654