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千葉の旬を味わう、初夏が旬! 南房総のアジ🐟、 鮮度抜群 「たたき」と「なめろう」をつくってみた
味がよいことから名前がついたともいわれる魚のアジ(マアジ)。煮てよし、焼いてよし、刺身や、揚げもの、つみれ、干物もいける万能食材だ。
とくに、小ぶりのアジは、初夏に旬を迎える。
脂がのって旨味もあり、1年のうちで一番美味しいとされる。
そろそろ時期かな〜と、
近所のスーパーをのぞいてみると……。
あったー!!!
目がキラッキラしたとれたてのアジたちが、たくさん並んでる! しかも安い!
これは食べないわけにはいかない。
でも1匹丸ごと売りだ。
ん〜、ちょっと悩んだけど、
よし、自分でさばくしかない と覚悟をきめた。
今回は、千葉県南房総産の新鮮なアジでつくった「たたき」と「なめろう」を紹介したい。
地魚は一期一会、新鮮なアジを買う
地元で水揚げされる地魚は、お店へ行ってみないと何があるかわからない。昨日あっても、今日はないってことはよくある。
まさに地魚は一期一会。
よさそうな魚を見つけたら、その場で どう調理して食べるか考えて買う。即断即決がかなめ。
この日は、旬を迎えたアジ狙いで近所のスーパーへやってきた。
地魚の鮮魚ケースをのぞいてみると……、
![](https://assets.st-note.com/img/1719892192474-VOkdW2baye.jpg?width=800)
手頃な20㎝くらいのアジがたくさんでている!
どのアジも目がキラッキラして、見るからに新鮮さが伝わってくる。
1パック4〜6匹入って200〜300円くらい。
1匹 約50円の計算だ。やすぅ!
![](https://assets.st-note.com/img/1719955728718-9wg1oTZTUu.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1719998049186-CJOYLSXa6I.jpg?width=800)
自宅でラップをはがしてみると、うわっ、魚体が光ってる。目は透き通って生きてるみたいだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719997637418-ORaS5i5ldA.jpg?width=800)
アジは、一般的に、あまり回遊しない瀬付の黄色いアジが美味しいとされる。富津市金谷では黄金アジなんて呼んで、千葉のブランドアジにもなっている。
今回のは、外洋性の回遊する黒いアジみたいだ。食味は黄色のものより落ちるとされる。
でも、どうみても新鮮そうだし、それに今が旬。これは絶対美味しいはず。
「たたき」と「なめろう」をつくってみた
以前は、釣った魚をさばいて料理してたけど、
魚をさばくのは久しぶりだ。
しばらく使ってなかった、アジ切り包丁と骨抜きを用意。覚悟をきめてとりかかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1720224307301-3kVgz3bTp4.jpg?width=800)
小一時間かかって、6匹のアジを三枚におろして、骨を抜き、皮をむいた。皮がうまくはがれないのもあったけど、細かく切るので気にしない。
う〜腰が痛い。久しぶりだったせいか力が入ったようだ。腰にきた!
アジのたたき
アジのたたきは、静岡県伊豆半島の郷土料理といわれている。刻んだアジの刺身に薬味を合わせたもので、好きな魚料理の1つだ。
まず、アジの刺身を5〜7mm幅の細切りにして、皿に盛り付ける。
その上に、大葉のせん切り、刻み海苔をのせて、細ねぎと、おろした生姜をそえる。この辺は全部目分量で。
![](https://assets.st-note.com/img/1720071400204-hQu8QKMrfB.jpg?width=800)
薬味とともに醤油をつけ食べてみる。
たっぷりの薬味がいいアクセントになってアジを引きたてている。とくに刻み海苔は香りもよくオススメだ。
さばいているときには、魚のにおいがしていたけど、食べてみると、魚のにおいは全くない。
今が旬なだけあって脂も旨味もある。とれたて新鮮な魚は、やっぱり美味しい。
アジのなめろう
こちらは、千葉県房総半島の郷土料理。アジの刺身に薬味と味噌を合わせて包丁でたたいたもの。
「たたき」も「なめろう」も、そのルーツは漁師料理みたいなので、豪快にパパッとつくりたい。
刻んだアジの刺身に、あらく刻んだミョウガ、大葉、ネギ、味噌を加えて、包丁でたたいて細かくする。
仕上げに、ゴマ油を少し入れるとねっとりしてくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1720073577257-XHsr7uSpUy.jpg?width=800)
ミョウガや大葉のさわやかな香りがいい。初夏のアジとぴったりな組み合わせだ。
ゴマ油を加えると風味とコクが増す。味噌も入っているので「たたき」よりもご飯がすすむ。
やっぱり旬を迎えたアジは美味しかった。
自分でさばいた甲斐はあったけど、腰も痛くなって骨が折れた。次回はスーパーの無料サービスで三枚におろしてもらおう……。
旬のアジのいいところ
アジは青魚なので、動脈硬化や脳卒中の予防効果のあるEPAやDHAが多く含まれている。
さらに、良質なタンパク質、鉄、ビタミンDなどの健康成分も豊富だ。
そして、「たたき」と「なめろう」には、同じく夏が旬の大葉やミョウガなどの薬味がたっぶり。
アジの健康成分に加えて、薬味の殺菌効果や、抗酸化作用、消化促進などの効果も期待できる。
旬のアジは、安くてお買い得で、脂と旨味があって美味しく、栄養価も高くなる。
安い、美味い、体にいいと三拍子そろっている。今の時期に、食べて欲しい、食べた方がいい、
食べるべき、食材だと思う。
海辺の町での地魚の買い方
都会に住む友人から、館山に行ったら地魚をどこで買ったらいい? と聞かれたことがあった。
そのとき、観光客向けのお店よりも、地元のスーパーを勧めた。
新鮮な魚を食べ慣れて、魚にはちょっとうるさい地元の人たちは、普段、近所のスーパーで魚を買うことが多い。
なので、地元のスーパーには、安くて、新鮮で、美味しい魚が置いてある。
私が行くスーパーでは、その日にとれた地魚は、10:00頃から並びはじめ、12:00前にはそろっている。もちろん、地魚を刺身にしたものもある。
地魚は一期一会、天候が荒れると入荷はないし、その日にどんな魚があるのかわからない。
海辺の町を訪れたときは、現地のスーパーにお昼前後に行ってみて欲しい。
どんな魚があるのか見るだけでも楽しいし、
たぶん、きっと、いい地魚に出会えると思う。
お読みいただきありがとうございました🍀
⬇️南房総のアジはこちらのサイトもどうぞ!
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