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沢山の安物より、高品質なもの一つあればいい

最近、竹宝堂という筆屋さんのメイクブラシを購入した。

とあるSNSで、ここのブラシでメイクをしている方がいて、その動画を見るたびにうっとりするような毛先の動きと繊細に肌にのっていくアイシャドウやチークを見て、ずっと前から欲しいと思っていたのだ。

今回買ったのはチーク用の大きなブラシ。

これでポンポンと色を乗せたり滑らせたりすると良いらしい。

チークが下手で、最近ディオールの4色入りのチーク?ハイライトを買ったから、それを使いたかったので。

そのブラシは私にしては高価で、6000円くらいした。

すごくすごく迷った。

安いブラシ、薬局で手軽に買えるブラシ、三千円で11本くらい入ったブラシ。
そんなブラシはたくさんあるのに。

1本6000円のブラシ。

合理性で考えれば、とりあえず安くで買って形とか使いやすさを考えて高いものを買えばいい、となるのだけど、もう心がどうしても納得しない。

ドラッグストアのメイクブラシコーナーを毎週覗いてはうーんと悩んで何も買わずに帰るということを繰り返した。

そして、ようやく買う決心をしたその6000円のチークブラシ。

佇まいからして違う!!

しっとり艶やかな、少し冷たくてずっしりしている。
トリートメント仕立ての黒髪のような雰囲気。
大きめのブラシだから、ぷるんとしているようにも見える。

こちらのブラシでチークを取って肌に滑らせると、控えめな発色ながら、なんだか艶も綺麗に出ているような。

肌に触れるたびに上質さを感じる。

魔法のようなひとはけという感じ。

あーこれ買ってよかったなあと思った。

ブラシってなかなか壊れないから、安いものを買うと買い替える時期が難しい。

それに毎日使うもので、肌に触れるもので、朝一番に使うもの。
内の自分から外の自分に変身する時に使うもの。

高品質なそのブラシを買う理由はこれだけたくさんあるなかで、悩む理由は値段だけだった。

狭い部屋だから、持つものは厳選したい。

本数だけはたくさんあるくせに使うかどうかかわからない安いブラシを抱えるより、良いブラシが一つ、もう一つと使う分だけある方が幸せな感じがして。

やっぱり気に入ったもの、使い心地のいい本物が一つあればいいんだなあと思った。

値段に裏切られることもあるけれど、値段が裏切らないようないい品質のものを集めていきたいよ。

薄給のくせに高級志向であれだけど。笑

納得できるものがあれば目移りしないから精神的にもいいんだよ!

やっぱ心の声に従うのがいいなあと思って、アイシャドウブラシを買い足すべく、またそのブラシ屋さんのオンラインショップを覗いている毎日です。

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