ゴールがないことがゴール!!
〝WISH HOUSE project〟で、ずっと温めていた森の再生。自然の恵みや循環を守ること。伝えること
それを『みわもり』と名付け、小さな場所から丁寧にはじめようという想いで、旧美和村からスタートすることにした。
自然で保水力のある森の再生、循環と恵みのある森を目指す🌳
自然のなかでも、森の環境は大切で。森から湧き出る水が、生活や農水につながり、川から海へと拡がる。
森が枯れたり汚れることは、水源である〝いのちのみず〟が失われることを意味しています。
いのちに触れる。ただ森を歩くだけで、たくさんのいのちと出会います。
自然に触れながら、深呼吸することで、生まれる感覚。
気付きや対話。五感を取り戻す時間、自分を信じる瞬間。
それらを大切にしながら、つむいでゆく🙏
旧美和村がある茨城県常陸大宮市は、大宮町・山方町・美和村・緒川村・御前山村が合併して出来た市で、けっこう大きいです。
それぞれに町の色があって、そのなかでも美和村は端っこの認識で、トンネルを抜けると...じゃないですが「あのトンネルを抜けたところですか?」と聞かれることがある。
地元の方も「ここは本当不便でしょう」「子どもがいなくて」「マチュピチュか!?ってくらい、傾斜に囲まれた山間なんですよ」と言う。
だけど、親近感を抱いてしまった!!
じぶんの故郷の青森県東津軽郡に位置する、旧三厩村(竜飛岬)は本州最北端でもあり北の果て🌊
太宰治の小説『津軽』では「ここは、本州の極地である。この部落を過ぎて路は無い。あとは海にころげ落ちるばかりだ。路が全く絶えているのである。ここは、本州の袋小路だ」とばかりに端っこ。
不便さも負けておらず、市内まで峠を超えて車で1時間30分ほど掛かる🚙
さらに、道路と家のすぐ裏に山が迫ってたり、崖があるのは同じで、山間と海で違うが、土地がないという共通点。
似ているとこが多い美和に、引き寄せられたご縁を大切に。まずは、土地に根付く歴史を知り、美和を好きになること。街を愛することで、見えてくるものをカタチにしたいと感じています。
森もその一環で、ここは林業が盛んな地域。あのピジョンも〝赤ちゃん誕生記念の育樹キャンペーン〟を、美和の森で1986年から続けています。
偶然、息子が借りて来た本📗アフリカ人女性で初めてノーベル平和賞を受賞した環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんの人生を描いた伝記絵本。
そこには、たったひとりではじめた苗木運動が、やがては国中に拡がっていったことが綴られていました。
森の再生はゴールがありません。ずっと続いていくものです。
未来の子ども達に、どんな架け橋を渡せるか?あるいは、渡したいか。私たちは、ただバトンをつなげるに過ぎません。
ひとりひとりが、一本の苗木を手にする世界になりますように。
本当に小さなこと。それが続くことを願って。
芽が出ますように🌱
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