Windsorknot

芸術全般、特に音楽が好き  思いついたこと、感じたことを自由に書き連ねます。故に感情の…

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芸術全般、特に音楽が好き  思いついたこと、感じたことを自由に書き連ねます。故に感情のゴミ箱とも。

最近の記事

反面教師で自分が残念

「対象を反面教師にすればするほど、我が身がその対象と似てしまう」という事柄について深掘りしていこうと思う。 第一に、これは対象を何度も思い返していくことで対象に対し無自覚な好意を抱くというのがあるだろう。いつも喧しい街頭演説。選挙カーのうるささは、毎日聞けば日常と化す。なんらかの形でそばにいるほど、ある意味身近に感じる。そのある意味が意味を持ってしまうからだろうと考える。次第に内容を覚えるだろう。暗譜するように話すことができるだろう。1日5分!脳トレ!だとか、そういったよく

    • ジェーン・ドゥの国境小瓶 1L

      [はじめに] この文章は、この世界のどこかの特定の誰かに宛てたものにございます。 しかし、これを手に取った全く知らない貴方様にも、読んでいただくことのできる手紙にもございます。 この書簡の文章は、名も知れぬ貴方様の否定も肯定も望まず、貴方様が感じたことに対してのみ全面的に肯定するものとなっております。 故に、この手紙は、本当の宛先へと届かずとも、どなたかの手に取っていただけるだけで幸いな、贅沢なひとり言なのだと、そう解釈していただければ幸いなのでございます。 ------

      • スモークスモークアンドキル

        ララライ ララライ... 何も聞こえないわけじゃない、聴かないだけだ。それでも覚えている歌を、耳栓をつけたままぼうっと歌う、毎日。 感覚過敏が最近よく起こる。 ウタの新時代...最初はとても明るくて、切り拓くものの歌だと思って、よく行くバーでしきりに歌って、楽しくて、歌いすぎて「Adoちゃん」なんて、本人でもないのにあだ名をつけられて... 新時代。新時代にするしかなかったんだよね。切り拓かなきゃいけないって、そういう焦燥感、絶対に勝つ、焦燥感。 ララライ、ララライ..

        • 7.21.24 ESHPスシミュ!感想戦(1人)

          単刀直入に申し上げますと、寿司どもが目の前で歩き蠢いている姿を見てまいりました。何を言っているかお分かりにならないでしょうが、私は見たんです。来た、見た、買った。まあ、短刀を持ったお兄さんが殺陣を振る舞われていたので、私が言っていることはなんも間違っていないのです。短刀だけに。すみません。 物販も悩みに悩んで長居してしまって申し訳ないです...慌ててしまってガチャとかクリアファイルとかもうちょい回すのを忘れてしまいました。かなり!パニック!箱がファイト!というのはこういうこ

        反面教師で自分が残念

          1mgで変化する

          塩分タブレット菓子が1粒約3g。ヨーグレットが1.5g。ルネスタは1mg。デパス0.5mg。 菓子粒よりも見た目はちっぽけだが、その強力な作用は比べるまでもないことはご存知の通り。服薬生活を強いられる私達にはちっぽけで強大な、ある種“光の粒”。それは同時に不可解も与えることも事知れている。 人間の肉体なぞ1mgで変化する。それは好転にも改悪にもなり得る。それは時の運でもあり、ハズレくじを引くことも多い。生命を賭けたギャンブルを、毎日送る。 その時扱う言葉は、本当に私のもの

          1mgで変化する

          lainから得る安心と実存と生存

          (若干ネタバレ注意) serial experiments lain。今や10万円を超えるプレミアがついたレトロゲーム。 私はそういった一昔前の、知る人ぞ知る穴場のような、隠れ家のようなゲームが好きで、よくガラージュや中天などのゲーム実況をよく見ていた。そんな中、lainはああまでも有名になっているくせに、私は手をつけてこなかった、というか知らなかったのだ。最近知った。 私は、お恥ずかしながら、lainを遊ぶためのソフトもハードも所持しておらず、シナリオ動画を拝見させていただ

          lainから得る安心と実存と生存

          大野智の絵に出会った

          仕事から帰宅した母が着ているTシャツが素敵だった。思わず「かわいい!」と声をあげた。 母は、「いいでしょ。これね、嵐の大野くんが描いたんだよ。」と答えた。 私は、24時間テレビのチャリティーTシャツのイラストで、草間彌生さんと大野智さんがコラボしたのは知っていた。それも、当時から私は大の嵐ファンで、嵐が番組に出ると聞けば、すぐに食い入るように、毎日のようにテレビを眺めていたのを覚えている。そして、太陽のように力強く描かれたプリントTシャツを、今でも宝物のように思っている。

          大野智の絵に出会った

          ドリームハッカーexe.自分

          私は7年前からずっと同じような悪夢を見続けている。もう見すぎて明晰夢にできる。医者にそう言うとはて...?と首を傾げるが、本当にそうなのだ。 基本的に夢とは自分自身の中で考えていることが表立って出てくると思っている。あの氷河を思い出すと、海に沈んでいる部分が大半で、そうやって水面下で思っていることを認識するまではただの怖い夢でしかない。 もし、悪夢が自分の中でネガティヴな印象や経験を体現しているなら、夢を見ている間に幸せを感じれば、ハッピーエンドに変えられる、そう思って、も

          ドリームハッカーexe.自分

          How about uのやさしさ

          全てが影響しうる時代になってしまった。 それは未来に向かって世界が進化という方向で進んでいるってことでいいと思うけれど、生活が良くなれば良くなったで不都合が出てくる。 不満は豊かさの象徴だと思う。そして人はその不都合を払拭するために、毎日現れる不都合に対して対処し続ける。これも多分進化。 ただ、言葉や感情に、世間の関心が向いているのか、そういったエンタメが波及したからか、いささか逆鱗に触れることが増えたようにも思う。でも、そこまでセンシティブに扱いたい気持ちもわかるし、私

          How about uのやさしさ

          ひとりごと・gone,lonly,apatite

          今まで鳴っていた音が聞こえなくなると不安に感じることがある。親がつけっぱなしで出て行ったテレビ。いつもは煩わしい筈のものが、自らの手で消したはずが、なぜか恋しく寂しくなる。 自分の髪の、抜け毛を汚いと思うこと、それは自分の「外」に出ていったもの、もう帰ってこない完全な「gone」 それを人は不快に思う。 それらは自分にとって、勝手に自分のものであると想像して、自分の中から出ていくと勝手にネガティヴな感情が沸き起こる。これを依存や中毒に似たものを感じる。それは私のものだと、

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          呪詛が勝つか滾りが勝るか

          今日、とんでもないお願いをプロの方々にお願いした。自分の言葉のマスターベーションに過ぎない中で、特に私が私に動かされた数少ない文章を、叱咤の意味で読んでいただいた。 初めはどうしようかと思った、なぜなら当初は1人に全文を読んでいただこうと思っていた。 しかし、人を動かすに値するものは決まって力強いパワーがある、その力関係は肯定的、非肯定的問わずに。どちらに傾くかは自分次第、どちらに傾けるのかは経験次第。 この文章を読んでいただくのは私にとっての賭けだった。もちろん、プロの

          呪詛が勝つか滾りが勝るか

          世界の定説と唯一の対等関係

          人を殺してはいけない。 これは世界の定説としてあること。人間社会に生きるならば守るべきルール、または皆が深層下で、生を受けて気付いたら感じていること。 人を傷つけてはいけない。 これも世界の定説としてあること。人間社会に生きるならば守るべきルール、しかしそれは時に法律を打ち砕く。 法律じゃ管理できない傷はどこで癒せばいいんだろうか。どこで防げばいいんだろうか。 処世術として、生きていたらなんとなーく回避している可能性がある。 しかし全てを受け止めてしまう私にとっては非常に

          世界の定説と唯一の対等関係

          深夜のひとりごと① 知識のタイガ、知らないを知ること

          人生ってまじ一生種まきだと思っててさ、色々な種をいっぱい点々バラバラに植えるんよ、その内容はなんでも良くて、音楽とかゲームとかスポーツとか、超ざっくりとしたものでいいワケ。その内容はなんでもいいの。 で、私たちって生きてると色んなこと学ぶじゃん?そうするとその種から芽が出て、それぞれ一本の木になろうとすると思うんだけど、そのジャンルについてたくさん学ぶと、その木の成長過程でいっぱい枝分かれしていくの。 例えばスポーツだったら、まず野球とかサッカーとかフットボールとかの太い枝が

          深夜のひとりごと① 知識のタイガ、知らないを知ること

          無痛の暴力は止まらない

          本当は黒いランドセルがよかった。 何で女の子は赤いランドセルで、男の子が黒いランドセルを背負うのか理解できなかった。いまだに理解できないが、幼くありながらも早々に、男女で何か嫌な壁で区切られていると感じた。 男の子が、胸を曝け出しながらプールで泳ぐのは、かわいそうだと思っていた。 布の量で水着の価格が変わるかも、と思っていたのと、みんないっしょじゃないの?という疑問を抱えていた。 女の子が胸を隠すのは何となくわかっていたし、隠すものだということも察しがついていた。でも、男の

          無痛の暴力は止まらない

          西陽と陽炎は後悔を連れてくる

          その言葉を自らで嘘か本当かも定められないのに、本当に、なんて前置きを軽々しく使っていいとは思わないが こればかりはわたしの中で抱えたいものが大きすぎた 不登校1ヶ月前、わたしには悩んでいることが多かった。 その中でも一つ、いつも一緒にいる友人から笑った顔を向けられることが減った。具体的には、その目には憤りと悲しさと悩みと羨望が見えていたように思う。私や周囲への。 それも悩みだった。私は友人が笑いかけなくなったことに対して、私自身に問題があると捉えた。必死に状況を楽しくしよう

          西陽と陽炎は後悔を連れてくる

          大人の異口同音と子供の意思決定

          時間が解決してくれるということ、それはもしかすると何らかの死によるものかもしれないという恐怖がある。 それは肉体かもしれない。精神かもしれない。 解決、というのは必ずしもその状態が良い方向に傾くとは限らない。少なくとも最善ではない。 その中で、そうなったことを腑に落とすのは自分であるし、そうだとしてもそれは後付けにしかすぎず、そう思うまでの悲しみや苦しみは誰も拭ってやくれない。 自らが腑に落とすことができた、ということが解決なのか? そうなる場合、悩みや問題の根本的解決を望む

          大人の異口同音と子供の意思決定