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ひとりごと・gone,lonly,apatite

今まで鳴っていた音が聞こえなくなると不安に感じることがある。親がつけっぱなしで出て行ったテレビ。いつもは煩わしい筈のものが、自らの手で消したはずが、なぜか恋しく寂しくなる。

自分の髪の、抜け毛を汚いと思うこと、それは自分の「外」に出ていったもの、もう帰ってこない完全な「gone」 それを人は不快に思う。

それらは自分にとって、勝手に自分のものであると想像して、自分の中から出ていくと勝手にネガティヴな感情が沸き起こる。これを依存や中毒に似たものを感じる。それは私のものだと、本人から言われたことがないのにね。
だから、全てを分別することにした。みんな勝手に生きている。私の肉体とて臓器とて勝手に鼓動する、他人。だからこそ優しくなれる気もする。

無くなった不快感に負けない術を一つ講じることができた気がする。

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