誰よりも早い第97回箱根駅伝所感
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大会そのものの開催すら危ぶまれた今大会。割れんばかりの大歓声がそこにはなく、いつもなら帰りを待ってくれる仲間の姿もない異例の大会となった。
総合優勝は、かつて「平成の常勝軍団」とも呼ばれた駒沢大。名物監督の闘将大八木監督が鍛え上げて実績を出してきたが、ここ12年は優勝から遠ざかり、予選会から臨む年も経験するなど、苦い時代を過ごしてきた。9区を終わって3分19秒差の2位に位置し、優勝は絶望視されていたが、10区のアンカー石川が好走。大逆転の