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1年に1度の恩師を囲む会を終えて

昨日は学生時代より師事している方の1年に1度の囲む会でした。
この会を定期的に重ねてからは、実に5回目。
緩~く行っているのが継続するうえで功を奏している気がします。
私は運営全般、司会を担当しました。

コンテンツは以下の通りです。

第1部はワークショップとしました。
前半部は、今回は上記先生がかつて共にビジネスを行った間柄でもある経営者の方をお招きし、講演頂きました。ライフラインチャートを用いながら御自身のキャリアを振り返り、ターニングポイントをユーモア交じりに解説頂きました。

特に印象に残ったのは、下記の2点です。
1. 自分が好きなものに気付いたときがハッピーであったということ。
2. 幸福感を持って働くには、「誰と働きたいか」が肝要であるということ

1については、やはり他流試合を沢山行うことが大事だとも掘り下げて頂きました。自分と同じようなタイプの人と話してもなかなか気づきやインサイトを得ることが難しいというのは、「なるほど」と膝を打ちます。ちょっと違う場に顔を出す、これまで学んだことない分野を軽い気持ちで学んでみる、といった行動が最近経営理論のトレンドでも語られることが増えてきた「知の探索」とも符合するものなんでしょう。そして、そういう場における「セレンデピティ」の感性も携えて、自分の知をアップデートしていければ大事なことに気付けるセンシティビティを高めることができると自分なりの考え方の整理ができました。

2については、今後の自分のキャリアにおいてとても好奇心をくすぐられる、考えてみたい、テーマです。働くモチベーションの源泉として、業務の内容が大事なタイプ(=「何が好きなのか」、会社そのものに拘っているタイプ(=「どこで働きたいのか」)、などがあると思いますが、今後は「誰と働くか」は大事な考え方のような気がします。世の中に分かり切った正解などない時代に、「どんなユニークな価値観」を企業が提示・提供し、受け手にそれが「刺さる」ことが支持に繋がり、ブランドを形作ります。そうなると、その価値観に共鳴できる仲間を集めることこそが、企業の事業運営を駆動していくと言えそうです。世界的に有名な図書「ビジョナリーカンパニー」では、「誰をバスに乗せるか」と表現しています。これまでの私のキャリアではその視点に立ててませんでしたが、今後のキャリア構築のうえでは、大事にしたいポイントだと心に染みました。

後半部は、自己紹介を兼ねた「今年の漢字1文字プレゼン」です。私は「配」にしました。「采配」、「支配」、「配分」といった熟語で用いられる漢字ですが、コロナに見舞われたこの1年弱で改めて自分の人生、時間のポートフォリオを描き、その時間を采配できるということが大事だなと思えたからです。コロナ禍でリモートワークが当たり前になり、削れた通勤時間はランニングやブログの執筆に充てることができました。今後多少の揺り戻しはあっても、個人が主導権を握っていく時代は加速していくと思います。やはり、「自分の人生は自分が主導権を握るんだ」という強い気持ちをもって、自分の人生を大事にしたいきたいと思っています。

第2部は懇親会を行いました。このご時世ですので、密集には注意し、食事とトークを楽しみました。「出張料理人」の料理がこれまた絶品でした。美味しい料理を食すと、自然と笑みがこぼれました。
コロナ禍で飲食業は深刻な影響を受けている業種の一つですが、やはり美味しい料理を食べる機会が減ることは純粋に勿体ないと思ってしまいます。恐る恐るではなく、早く心おきなく飲食店に出入りできる日が待ち遠しいところです。個人的には政府やメディアの感染者数の拡大ばかりを強調するメッセージにセンスを感じません。経済で困窮して、廃業に追い込まれ命を絶つ人も少なくないでしょう。政府はバランス感覚をもって、定量データをきちんと分析し、産業界や国民にメッセージを発して欲しいと思います。

また来年が楽しみです。私も何かデリバリーできるコンテンツを持ちたいなあ。

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