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デザイン軽視の弊害

Walker Industries Naoki Asayama a.k.a. Naoです。

さて、表題の件。

もう一言補足するのであれば、こうなる。

説明しなければならない製品は、デザイン上の欠陥である


toBのシステムについて考えている時にふと、思い浮かんだ事である。

何故営業さんが赴いて「こういうことができますよ」と説明しなければならないのだろうか、と。

toCのWebサービスを眺めてみよう。わざわざラップトップを開く必要もなく、スマートフォンのロックを解除するだけで十分事足りる。


一般的に、営業は接点を確保してから製品を説明するフェーズが入ることが多いのではないだろうか。

営業先で、対面で資料を読み上げる事があるかと思う。

確かに、資料を送付しただけでは読んでもらえないこともあるだろう。

資料の説明が丁寧であればあるほど良いだろう。

しかし、前提として資料がわかりやすければ、読みやすければ、それで十分ではないだろうか。

”わかりにくい”から口頭で説明しなければならないのではないだろうか。

ふと、そんなことを思ったのである。


もう少しこの後の状況を掘り下げてみようと思う。

デモ画面を実際に動かしながら説明をするケース。

「説明しなければ、把握できない」ということを前提にしているのではないだろうか。

いや、これは流石に親切心から来ているものであって、そんなことはないだろう。

他人の時間を承認欲求の為に奪うのであれば、それはそれとしてとても残念な事でしかないが。


即ち

説明しなければわからないもの”は”説明しなくてもわかるもの”よりも多くの時間を掛けなければ把握することができない、代物である

と言える。


恐ろしい事実である。

把握する時間を掛ける事で、より多くの時間資源を節約することが出来るのであれば、それは投資と言えるだろう。

しかし、同等の機能を有するものが把握する時間を必要としないのであれば…それは無駄以外のなにものでもない。


わかりにくいデザインは、わかりやすいデザインを作ることに掛ける費用よりも把握する為の時間資源を奪っていく可能性がある、と言える。

そしてそれは、続くのである。わかりにくいデザインである間永劫に。

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