近場も決して悪くない(1)
ー「安・近・単」のGW
ゴールデンウィーク(GW)があっという間に終わった。新型コロナウイルスが猛威を振るい、政府が不要不急の外出を控えるよう求める緊急事態宣言が出され、どうにも不自由を強いられるも、この連休の過ごし方に関する奥さんの評価は思いの外、高い。工夫して、安心・安全、近場、簡単の「安・近・単」を楽しもうとしたのが良かった。GWを振り返る。
灯台下暗し
移動30分圏内にも、新たな発見がゴロゴロ転がっていることをあらためて感じた。連載『GWプランに秘策あり』シリーズで紹介したタカセ洋菓子(池袋本店、東京都豊島区)だけではない。身近で、しかも気軽に立ち寄れるところがたくさんあった。「灯台下暗し」はまさに言い得て妙だ。
西武池袋線桜台駅最寄りのそば屋「松月庵」(東京都練馬区)は、ちょっと知られた店らしい。雑誌にもしばしば掲載されているという。ランチに立ち寄ると、コロナ禍にもかからわらず、客が入れ替わり立ち替わり訪れる。出前の注文も相次いでいるらしく、スタッフは実に忙しそう。
「カフェ・エスケープ」(東京都練馬区)は、同江古田駅のそばにある。日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学、武蔵大学が近くにあり、大学生が好きそうなオシャレなカフェだ。こうした雰囲気は個人的に苦手だが、奥さんは大好物。滅多に頼まないカフェオレを注文し、独りムードに酔っていた。
膨らむ自信
また同大泉学園駅で降り、白子川の源流などを見に行くなど、安・近・単を満喫した。旅行など遠出も楽しいが、それとは違った魅力が近場の散策にあると実感。緊急事態宣言は5月31日まで延長されるが、行動に制約がある中でも、それなりに楽しい時間を過ごせる自信が膨らんだ。
今後、連休明けの休日プランづくりにも力が入る。(続く)
(写真:大泉井頭公園〈東京都練馬区〉の湧き水が流れでてできた白子川。GWに川遊びにはしゃぐ子どもたち。この川の上流にはカワセミが住んでいるという。近年、水量不足が深刻になっている=りす撮影)
連載『GWプランに秘策あり』シリーズ:
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