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俳句で"オレアチ漫遊記"(拾伍)

りすが書く連載「オレとアチキの西方漫遊記(オレアチ漫遊記)(※)」。そのワンシーンを切り取って題材にし、"note仲間"のやまきちさんが俳句を詠む企画「俳句で"オレアチ漫遊記"(※)」も、いよいよ舞台が高知から京都に移った。今回の写真は、京都・嵐山にある渡月橋から見える眺め。やまきちさんによると、雨上がりの朝の霧がかかる幽玄な景色を表現したかったそうだ。

苦心の句:

題材テーマ:「オレとアチキの西方漫遊記(35)ー『絵になる京都』

季語は「霧」。秋の季語らしい。やまきちさん曰く、この句で産みの苦しみを味わったという。「あまりにそのまんま過ぎる」とか。本人としては、どこか捻りを加え、胸を張りたかったようだ。アップに待ったがかかっていたが、その後、音沙汰ないので、思い切り良く更新。やまきちさんは修行中の身、見栄を張る必要はない。

写真では、霧というより、むしろ霞に見える。また霧の山ではなく、山の霧がふさわしい気がした。それをやまきちさんに伝える。すると、霞については、春の季語とのことで使えないらしい。他方、山の霧には返答なし。何もなかったかの如くスルーし、代わりに次の句を送ってよこしてきた。悩んだ挙句、思考を放棄したのだろう。

兵法三十六計、逃げるに如かず。それも"有り"。

(写真:りすとやまきちコラボ企画のイメージカット=りす作成)

題材リンク:

「俳句で"オレアチ漫遊記"」シリーズ:


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