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日本代表、手痛い黒星

ーサッカーW杯カタール大会

サッカーW杯ベスト8以上を目指すサッカー日本代表は昨日(11月27日)、コスタリカ代表に手痛い黒星を喫した。この試合に勝てば、決勝ステージ進出をグッと手元に引き寄せることができただけに、残念で仕方ない。ツイッターなどでは、早くも監督批判が再燃し、戦犯探しがヒートアップしている。だが、12月2日のスペイン代表戦の結果次第では、決勝ステージ進出に一縷いちるの望みがある。気持ちを切り換えて応援したい。

連載「サッカーW杯カタール大会」シリーズ:「ケガ人続出に三方痛し」「日本が勝利で得たもの」「強国倒して"台風の目"にー日本代表、きょう初陣」「大波乱に膨らむ期待」「強豪国登場に興奮」「開会式と開幕戦に驚き

批判殺到

コスタリカ戦は、確かにもどかしい展開だった。攻めは好機を幾度かつくりだしたものの決めきれず、守りはわずかな隙を突かれて失点した。ツイッターで槍玉に挙がったのは吉田麻也。ルーズボールを中途半端にクリアし、それを奪われて失点につながったためだ。ハッシュタグ「吉田麻也」が長時間、トレンド上位に挙がっていた。

ほかにも「吉田のクリア」「中途半端」というハッシュタグがあった。いずれも吉田が戦犯の1人として酷評されていた。もちろん、代表監督・森保一への批判もたくさん。ドイツ代表に大金星をあげた後の激賞はどこに行ったのやら。そういや、ハッシュタグ「手の平返し」もトレンド上位になっている。負の感情がものすごい。

日本代表の監督や選手は本当に大変だ。特にサッカーのように人気スポーツになると冷静な意見やコメントにとどまらず、感情の高ぶりに任せた人格の否定まである。どこかのテレビ番組で、繰り返される森保批判について元日本代表の福田正博が「あんな批判にはとても耐えられない」と語っていたが、それも無理もないだろう。

注意喚起

1994年のW杯米国大会でコロンビア代表が予選リーグに敗退後、オウンゴールを侵したアンドレス・エスコバルが暴漢に射殺される事件があった。サッカーファンならば誰もが知っている事件だ。ヒートアップする監督批判、戦犯探しを見ると、それを思い出す。ツイッターを使った抹殺ー。そうならないよう意見やコメントは冷静さを保ちたい。

スペイン代表はものすごく強い。そんなチームに勝つ日本を見たい。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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