認知が歪むと世界も歪む

chatGPTで認知行動療法ができる。

アプリでも公式LINEでもAIカウンセリングがあるし、認知行動療法+マインドフルネスが今の主流らしい。

認知行動療法、スキーマ療法、精神分析、カウンセリング。

認知が歪みまくっているアダルトチルドレンの私にはどれも必要に思えるし、同時にどれも「自分が変わらない限り頼っても無駄」でもある。

認知が歪んでいると、何が悪いのか。
認知が歪んでいると、誰が苦しいのか。
そういうことが少なからず自分事として理解できたり腑に落ちて、「変わりたい」と思えるからこそ、多種多様なセラピーが効果を発揮するように思う。

「する」だけじゃなくて「どんな自分か」が最も大事。

長年、本当に根気強く、誰よりも諦めずに導いてくれているメンタルトレーナーの言葉が、今になってようやく届く。

遅すぎて、本当に申し訳ない気持ちになる。


認知が歪んでいると、優しい言葉もはねつけてしまう。
なんてことない言葉や出来事も、本当は優しく差し伸べられている手も、応援してくれる気持ちも全部無下にしてしまう。
疑いや、恐怖や、不安が心を占める。

全身で信じてきた母親に、裏切られたと「思っている」から。
それでも「本当は助けてくれる」と信じたいから。

母親に悪意があったかなかったかは関係がない。事実として、裏切られてきている。心を踏みにじられてきている。
「私」がそう感じている。「起こった出来事」もそれを裏付けている。

人と人との関わりだからこそ、間違いもあるし、白黒ハッキリ分かれるわけでもない。

だからこそ、「傷ついたこと」も事実で、「苦しかったこと」も事実で、「悲しかったこと」も事実。

人間の数だけ事実があるし、それは誰にも冒せないし、善悪や上下のジャッジだけが「正」の世界ではない。

それはときにとても辛辣で、ときにとても優しい。

幼い頃からグチャグチャに乱れた心と、中途半端に理解力のある頭を持つ私は、だからこそというのか、認知が歪みまくっている。

世の中を知り、人を知り、自分の感じたことを知り、認め、客観的に自分を見る。
そして受け入れて、納得の行く答えを動いて探していく。

言葉にすると簡単だけど、本当に難しい。
まず、価値観が歪んでいるんだから。

心を無視するな、自分を無視するな。
耳や心に痛い言葉は、自分を無視してるから痛いんだ。

「可哀想な自分」が痛い時、自分を大事に思ってくれている人はその「何倍も痛い」んだ。

自分かわいさに痛みから目を背ければ、周りの人が傷ついていく。
周りの人が傷つけば、自分の世界は壊れていく。

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