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1DAY社内ハッカソン「SlacXmas」をしたら、ものづくりの楽しさという原点に立ち返れた

エンジニアを目指すきっかけになった人も多い「ものづくりの楽しさ」。
今回は、そんな「ものづくりの楽しさ」を起点に、スキルアップへのモチベーションをあげるべく実施したハッカソンをご紹介します。

実施したのは、「Slackを活用して、社内の誰かの仕事を便利にする仕組みをつくる!」をテーマにした1DAYハッカソン「SlacXmas」。(名前の由来は「Slack」×「Xmas」)
比較的工数をかけずに準備ができて、「ものづくりの楽しさ」というエンジニアの原点に立ち返る機会となりました。
語るのは、エンジニアマネージャーで社内の技術推進委員会の小山翔平さんです。

※技術推進委員会…エンジニア組織の技術力向上を目指すプロジェクトチーム
(インタビュアー:note編集部 あっこ)

課題感などの背景

ハッカソンの目的はふたつ。①ものづくりを楽しんで、技術習得のモチベーションを上げること、②同じテーマに取り組むことで、エンジニアチームの一体感を醸成すること です。

①ものづくりを楽しんで、技術習得のモチベーションを上げること

業務では「成果」や「方針に則ったアウトプット」が求められます。もちろんこれは仕事をする上で大切でやりがいにも繋がっているのですが、一方で「クリエイティビティ」や「純粋なものづくりが楽しさ」を重視したときのワクワク感が、自発的に学んでアウトプットし技術力を向上させるモチベーションに繋がること、それが業務で役立つことも少なくありません。
今回の企画の背景には、メンバーの湧き上がる「学びたい」学習欲を引き出したい…!という意図がありました。

②同じテーマに取り組むことで、エンジニアチームの一体感を醸成すること

当社のエンジニアに、「ウエディングパークでの開発の面白さ」を聞くとよく上がるのが「チーム」のこと。しかし、普段は事業や機能ごとのチームで開発するため、エンジニアは自分だけという環境もあり、エンジニアチームとしての「チーム感」や「一体感」を醸成するには工夫が必要です。

普段から、エンジニアチームの定例ミーティングを行ったり、SlackやDocBase(ナレッジベース)などでのコミュニケーションやナレッジシェアを行っていますが、もっと助け合ったり、ラフなコミュニケーションから新しいものを生み出せたりといった相乗効果を生むためにも、みんなで取り組み「一体感」を感じられる機会を増やしたいと考えていました。

どんなルールでやったか/運用方法

そこで行ったのが、「SlacXmas」というSlackを活用した1DAYハッカソン。ハッカソン当日にプロトタイプをお披露目することを目指します。

Slackは、開発の土台となるフレームワークがあるので、短時間でも一定以上のインパクトのある成果物ができることと、全社で導入しているSlackを活用すれば全社貢献できることから、ものづくりの楽しさを一番感じられるのではないかと思い選びました。

ルールは以下です。

  • 社内の誰かの仕事に役立つツールを作ること

  • 1人1案開発すること(最大3人までのチーム参加もOK)

  • 案は事前にアンケートフォームで共有すること

  • 実装方法などは事前に検討し決めておくこと

  • ワークスペースは、ハッカソン専用のワークスペースを活用すること

  • 開催は12/24(金)実装:9:00~16:00(6時間)/プレゼン:16:00~17:30

  • プレゼンは1案5分。概要・開発背景・実装方法・デモを行うこと

  • 参加者の投票で優秀賞を決定

当日は、オフィスで一緒に作業したり、Slackのチャンネルで相談したり、役立ちそうな情報をシェアしたり、Gatherで一緒に作業したり相談スペースを設けたり…コミュニケーションを取りながら進めました。

朝にはSlackでの開発にあたってのチュートリアルのハンズオンも実施。折り返しの13時には中間進捗を共有し、この時点で完成して新たな案を実装するメンバーも複数いました。

チーム案開発でのGatherの様子/Slackの専用チャンネルの様子


どんなものができたか

実際に完成したものをいくつか紹介します。

業務を便利にする系

  • 会議室の予定を管理しているGaroonのAPIと連携して今使える会議室がわかる&予約画面が開けるコマンド

  • 出社管理のスプレッドシートのGoogle Apps ScriptとAPI連携して、予定がわかるコマンド

開発を便利にする系

  • CloudWatch Metricsのダッシュボードを作成。そのグラフのキャプチャ画像をSlackに送れるコマンド

  • gitlabについたメンションコメントをSlackで通知するbot

コミュニケーションに活きる系

  • WorkplaceのAPIと連携してプロフィール写真を表示できるコマンド

  • WorkplaceのAPIと連携して前日に上がった投稿をまとめてくれるbot

一日がちょっと楽しくなる系

  • ランチや定時などの時間になると、推しからのメッセージがもらえるbot

  • その日が誕生日のメンバーを教えてくれるbot

プレゼン資料の一部


実施してみて


良かったこと・成果:

  • エンジニアがみんな純粋にものづくりを楽しんでハッカソンに臨むことができた

  • 自分が作ったものに評価をもらい、貢献する喜びを感じられた

  • それぞれのメンバーらしい着眼点を活かした開発で個性(ユニークさ)を出せた

  • 悔しい思いをしたメンバーもいたが、学習欲につながった

  • 普段業務外の開発を行っていなかったメンバーにも、インプット・アウトプットのサイクルを導くことができた

  • エンジニアがみんなでやることで、一体感を生み出すことができた

今回はテーマも評価も幅を持たせて実施しましたが、次回はそれぞれの粒度を細かくして(例えば、評価時に企画点と技術点に分けるなど)、一定の基準を設けてもいいかもしれません。
これからも、ものづくりを楽しみながら技術取得する文化を根付かせることを目指していきます。



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