「チラシの裏の空。」
断煙している事を優越の道具にしたく無い。
其の選民思想は、自己管理や健康法と言う大義名分で殴り続ける歪んだ正義の味方に変態するからだ。
或る朝、グレゴール・ザムザ(或いは全ての喫煙者)は、禁煙主義者に依る辻斬りのせいで、自分を毒蟲だと信じ込んでしまったらしい。其の結果産まれるのは、転がり続ける時代であり、都合の佳い洗脳だったり、敬虔な解釈だったりする訳だ。
石を投げられて、居場所を追い出されて、家族にすら冷たく観られた後には、伝家の宝刀で在る肺癌に成ってオサラバする高潔さよ。