「僕を怖れているのか?」
他所往きの胃袋を抱えて、今日も空腹を愉しんでいる。
或いは宿便の様に、勿忘草を花壜に活ける。
何時だって人は、ヘッドフォンで別れて、イヤホンで巡り逢い続けている。
目薬と玉葱の様に、被害者意識は永遠に途絶えない。
闘えない僕に、誰彼は自分の基準を捏ねて非難を構築していく。
b型肝炎だと主張しても、僕の篝火は、間に合わない。
子供を平気で殺す街は、住み心地が悪く無いのが難点だ。
二季折々の毎日に、寝落ちの憂いを感じる。
天使の格好をした音痴が、また御金を出している。
牢獄より蟲