「チラシの裏の空。」
断煙している事を優越の道具にしたく無い。
其の選民思想は、自己管理や健康法と言う大義名分で殴り続ける歪んだ正義の味方に変態するからだ。
或る朝、グレゴール・ザムザ(或いは全ての喫煙者)は、禁煙主義者に依る辻斬りのせいで、自分を毒蟲だと信じ込んでしまったらしい。其の結果産まれるのは、転がり続ける時代であり、都合の佳い洗脳だったり、敬虔な解釈だったりする訳だ。
石を投げられて、居場所を追い出されて、家族にすら冷たく観られた後には、伝家の宝刀で在る肺癌に成ってオサラバする高潔さよ。
残った此方側は、仕方ないので、悪夢と書かれたシャツを着て、道端でシケモクを売り飛ばして遣った気に成るつもりだ。
何故自分の作品を褒めてはいけないのだろうか? 確かに僕の詩篇は人見知りをするが、美しい毛並みに成る様に、毎日毎日御世話をしていると言うのに。心臓も呪縛で動かしているから、一度悟れば、充分愉しめる代物だと自負もしているのに。
ナルシシズムの無い創作は、子を愛さないモンスターペアレンツ其のモノだ。
もしも其れが避けられないなら、一層、漫画みたいな顔をして苦しみたい。
ドラえもんの様に残酷に。ヘルシングの様に崇高に。ミスミソウの様に繊細に。鉄腕アダムの様に広大に。少女不十分の様に均等に。
曰く、どうせ今更何がchanges。
信号無視をする車の運転手には永遠に素晴らしい日々は来ない。
白はワンシーズンしか着れない程度には、確実に。
其の瞬間に映るルームミラーの自分の顔を視ても判らないなら、もう二点五次元の移動なんて止めて仕舞え。
事故を起こした時に、当たり前の様に態度を大きくする攻略本が信じられない。喩え其処で「迷える我等を救い給え」と呟いてクラクションを鳴らす人類で在っても、何もかもが全て無駄に帰するだろうけど。
セメテ御情けで、秘伝のスープの仲間入りをして、ロットを乱すギルティに飲み干されたら佳いのだ。
論破する為の用意として、無理矢理、意見を引き出そうとするな。
気持ち悪さと卑屈さしか持ち合わせて無い惑星に住んでる事を知ってる癖に、其れで真似をしているつもりなのだろうか。
どんなに着飾っても、其の下に有る肥大した戦争は隠せてないぞ。
風向きが不利に成った途端、苛々のアイコンを顔に貼り付けるな。
並列接続してる部分すら、自らの意見に合わせた顔色伺いだと揶揄して、責める手を止めないのは、確かに見事かも知れない。
しかし、其処に数学的帰納法が無い限り、何を生贄にしても叶わないし、着メロだって永遠に鳴る筈が無いのだ。
空模様が悪く成って来たからって、僕はちゃんと生きないといけないのだ。
そして、屈しない事で「Q.E.D.」の遣い方を見極めたから、無敵に成れた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?