「背走する情緒。」
確かに箒星が堕ちると信じてた。
扁平足で明後日の方向を踏んで。
蒙古斑が出ないだけ少しはマシだ。
泥棒の様に睡れない日々が続けば。
御薬が無いと人間に成れない。
情け無さを赤子に看破られど。
おいでおいでのデーモンに侵食された。
ゲーテ作戦は未だに効果を発揮せずで。
ちょっと高いアイスで溜飲を下げる。
そんなモノなのかと交響曲を聴いて。
上手に出来る事を考えては耳を塞いだ。
エリエリレマサバクタニなんて嘯けば。
物足りないから昨日の育休を取った。
大人に成れば少し寿命が伸びるので。
せめて文章くらい美しくしていきたい。
其れが皆々様の望んだ光では無けれど。
瞬きする為に産まれた気がしてる。
齢九十歳の女子高生を横目に観て。
タイムマシーンは僕を無視するから大嫌い。
独りで俯いて光の速さまで軀を摩耗させど。
起床の景色の変化に怖れを感じて居た。
ロックンロールの練習の如くの距離で。
死に方が選べる様にタブ譜を書き込みで埋める。
全ての思想を注いだ特別な奴だと千切れ爆ぜて。
一切の狂気を認めないと宣言し続けたい。
邪気眼で罪に対する自己防衛を発揮せど。
目眩がする程に出来ないモノが脳内を噛んだ。
キット何しても永遠に虹の麓で待っていれば。
地図で恋愛を捜しても気付けば陥穽だらけだ。
鍵盤の途方も無い旅だけが頼りに成り得れば。
言葉に出来る事だけが誇りへと昇華されていった。
御喋りな劇薬には判らない事だと知って居たので。
他人の侮蔑の中に咲く花を好んでしまったみたい。
其の思わず抱いた時に映る淋しさすら胸を縛れど。
境界線上で問答をした結果の悪夢を時々想い出してる。
御赦しが無いと動く事すら叶わない半分の肉にされて。
生理みたいに意味の多過ぎる哲学で失恋の歌を批判した。
自分の穴に気付いて感じた末に泣き喚いても後の祭りで。
祈りの穢れさえ成仏出来ずに只々重なるから終わりを届けたい。
同じスタイルでも直ぐに判別できる圧倒した組み合わせだけど。
揶揄いまで正義だと思っている誰彼を気味の悪いモノに感じる。
幾ら瞳が肥やして手を動かして辞書を読み耽っても拭えなくて。
漸くデモ活動が甘味の豊かな合同コンパの代替装置と化した頃合いだ。
宿題に出された道徳の問題集さえウィキペディアの御蔭で完璧ならば。
薄倖は少ない方が佳いに決まってるが其の中にしか望む地獄は無い。
喧騒に馬鹿にされながら大きく成った仮想の新しさを振り降ろせど。
自他共に認める失敗作の出来る最後の抵抗を如何かもう離して欲しいのだ。
夕凪の言い訳みたいにラヴマシーンを操って満足の錯覚を憶えたいならば。
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