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【開業してもうすぐ1年半】開業から0→1に苦戦していた頃を振り返って

皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをやっている和山です。

今回はタイトルの通り、開業してもうすぐ1年半になりますが、今現在の自分から開業当初を振り返り、当時の反省点や「今、またゼロから仕事を始めるとしたらこうしてるかも…」という点を箇条書きで書いていきます。

フリーランスで開業を考えている方、キャリアコンサルタントの資格は取ったものの、最初のクライアント様に出会うこと(所謂「0→1:ゼロイチ」)に苦戦をしている方、これからキャリアコンサルタントの資格を取って仕事をしようとしている方に少しでもお役に立てば幸いです。


開業した頃の私

ざっくりと開業した頃の私についてお話をすると、それまでは正社員で接客業という全くキャリアコンサルタントとは無関係の業界に勤めていました。

ただ、「『働く』ということに悩んでいる人をサポートする仕事はしたい」という気持ちはずっと持ち続けており、前職の在籍中に講座に通ってキャリアコンサルタントの資格は取得、転職活動も続けていました。
ただ、未経験かつ当時は正社員として別の会社に在職中という私では、なかなか転職先を見つけることができないでいました(私は主にハローワークで探していたのですが、そもそものキャリアコンサルタントの求人数も少ないと感じていました)。
そして、次第に求職活動のモチベーションも下がっていきました。

そんな中、いろいろな事情が重なり、前職を退職をすることに。
「これはある意味、転機かもしれない!!」と再び自信を奮い立たせ、求職活動を再開したものの、状況は変わらず、結局退職日だけが近づいていきました。

そんな中で、(Youtubeだったかと記憶していますが)たまたまフリーランスという働き方を見つけて「経験がない以上、転職も難しいし、自分の性格上、ライスワークとして一旦別の仕事に就職したら辞めるタイミングを見失って、また数年使ってしまう。失敗するとしても30代ならまだ何とかなるでしょ」という考えで、「未経験・他業種」からフリーランスのキャリアコンサルタントとして開業することを決めました。

という訳でここから反省点を…

①事業計画は時間をかけれる限りかけて作り込む

事業計画というと、堅苦しいかもしれませんが、自分のキャラの作り込みはもっと時間をかけてしといた方が良かったと思ってます。

当時は
「スキルや経験は他のキャリコンさんよりもどうしても見劣りする」
「事務所は持ってないから、代わりに出張やオンライン等どんな形でもやるし、何なら年中無休でやってそこで差別化したい」

という安直な浅い考えで「事務所のないキャリアカウンセラー」なんて名前を決めたのですが、

「年中無休でやってる人…意外といるな…」
「事務所のない…大体ののフリーランスそうじゃない?」

といった感じで、そこまで強い差別化になりませんでした(笑)。

そこだけは正攻法で時間をかけてでもキャリアコンサルタントとして「何が出来るか?・何が得意か?」というところをしっかりと丁寧に作り上げていかなければならなかったと反省しています。

②クライアントのターゲットは個人だけじゃない

クライアントのターゲットについてですが、明確ではありませんでしたが、カウンセリング・コンサルティングという仕事の性格上、何となく「県内人・対面で会いに行ける個人」を考えていました。
その為に対面の方を対象にしたキャンペーン展開等をよくやっていたのですが、そこは失敗だったなと思っています。

そもそも県内で「有料でキャリアカウンセリングを利用する(しかも経験値の浅いキャリコンにお願いしたい)」という需要はまだまだ少なく、これまでにお受けしたお仕事も県外の、しかも個人だけではなくて企業様からのご依頼を頂くお仕事が多かったので、このようなターゲットの狭め方はしない方がよかったかなと思います。

③「カウンセリングスキルの練度が高い=仕事が来る」ではない

最近も、特にこのテーマについて思うことが多いのですが、「仕事のスキルを磨く」ということと、それを通して「仕事を獲得するスキル」は別物として考えること、これはとても重要でした。

今思えば、本当に浅はかですが「カウンセリングのスキルが上がれば、予約も入ってきて、仕事として軌道に乗っていく」と思っていましたが、スキルアップと仕事の獲得は全くの別軸の話だなとこれまでの経験で感じさせられています。

むしろ、経験値に自信がないまま仕事を始めようと思うなら、仕事の獲得にはなおさら力を入れて取り組んだ方が良いと思います。
どんな形の仕事でも1件、何らかの形で獲得して、その仕事をやりきるために自身に足りないところを補ってやり切る。そしてやり切った後は自分自身を振り返り、棚卸しをして実績としていくことが研修などを受けるのと同じくらいレベルアップにつながると思います。

ただし、仕事の獲得と言ってもすなわち「ゴリゴリの営業をしなさい」というわけではありません。
それもできるならやった方がいいのかもしれませんが、苦手な方からすればメンタル面での消耗も大きいですし、時間を割いた割に結果が伴わないことが私は多かったので、個人的には優先順位はかなり低めです。

同じエネルギーを割くなら、現在は業種は様々あれど、フリーランスが増加していることもあり、ココナラやクラウドワークス、yenta、Wantedly等、そういったサービスが増えてきていますので、そういったサイトから始めてみる方が効率的かなと思います。
また、こういったサイトで現在募集されている仕事や人気のあるサービスを見ることもリサーチとして、自身のサービスの改善につなげられます。

④SNSは最低1つは定期更新を続ける

③の話と重複しますが、SNSは何でもいいので、1つはやっておいて良かったです。
私は当初はnoteとInstagramをやっていました。Instagramは途中で挫折をしてしまいましたが、noteは仕事の都合でたまにお休みすることはあったものの、原則毎週投稿をやってきました。

SNSを続けるメリットは単純に「時代の流行に乗り、フォロワーが増えれば自身の告知にもなる」という点もありますが、定期的にアウトプットをすることを決めて運用することで専門的なことを投稿するなら「知識のアップデート」になりますし、私のようなブログ的なことを投稿するのも「仕事の振り返り」になるなど、何らかのメリットがあるからです。

最近は「SNSやるなら毎日投稿が基本」ということで、「SNS運用代行」というサービスもあり、利用する方もいらっしゃるようです。
それも宣伝の意味では賛成ですが、週1回でも定期的に自分が内容を考えて投稿するメリットも非常に大きいかと感じます。

まだここには書けませんが実際に「続けててよかった」と思うことが私の周りでもいくつか、立て続けに起きてます。

⑤人と会う予定は意識して作る

これも是非、声を大にして言いたいことですが、開業当初、仕事も大してないころは段々と人と会わなくなります(「仕事どうのというか、あなたの人付き合いの問題では…」というのはここではなしでお願いします(笑))。

ひどい時は月に1回も人に会う機会がないという月もあり、どんなに「自分は大丈夫」と思ってても、ちゃんと病みます。

そうしない為にも、仕事関係ない人でもいいので、定期的に人に会う。それが難しく、まだ本業の仕事も少ないならライスワークとしてのアルバイトをすることもおススメです。

また、先ほどネットでの営業についても書きましたが、人経由での紹介等で仕事の獲得につながることは実際にありますし、そちらの方が成約率も高いように感じますので、まずは人に会うこと、そしていざという時には使えるツール(名刺、ポートフォリオ 等)は事前に準備をしておく必要があります。

まとめ

ということで、ここまで列挙してきましたが、特に「0→1の獲得」という点においては「これをやれば大丈夫」というよりは「どこから来るか分からないので、1つ1つのアクションを基本を抑えて丁寧にやりましょう」というのが私の意見です。

少しでも誰かの役に立つ内容になっていたら嬉しいです。もし、聞いてみたいことや感想等がありましたらコメントやDMでも頂けると嬉しいです。

今週も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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