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とあるキャリアコンサルタントが業務委託の仕事をしていて感じたこと

皆さん、こんにちは。
鹿児島のフリーランスのキャリアコンサルタント、和山です。

フリーランスと業務委託

フリーランスで仕事を得るとなると「あっちこっちに足を運んで顔を広げたり、営業をしたり、異業種交流会的なところに頻繁に顔を出したり、ホームページを作ったり、SNSのアカウントを作って毎日のように更新して、そして、クライアントさんからお問い合わせを頂いて…」といったものをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
もちろん、そのように所謂「自分の足」で仕事を獲得されている方もいらっしゃいますが、中には「業務委託」という形でクライアントから仕事の委託を受けてお仕事をされているフリーランスの方もいらっしゃいます。私もその一人です。
今回はフリーランスのキャリアコンサルタントである私が、これまでに業務委託のお仕事を受けてきて思ったことを少し、書き残していきたいと思います。
もちろん「どちらが良い・悪い」という話ではなく、どちらにも良いところ・悪いところはあると思いますので、あくまで選択肢の一つとして「こういった働き方もあるんだ~」といったくらいのニュアンスで今回の記事は読んで頂けると幸いです。

私が仕事を頂いた経緯

私は現在、数社の企業様から業務委託のお仕事を頂いています。どの企業様も私から何か営業をかけたり、SNS経由でご依頼を頂いたものはなく、全て「キャリコンサーチ」というサイトからご依頼を頂きました。

キャリコンサーチについてはこちらの記事から

私なりに感じた業務委託の仕事の特徴

特徴1:依頼内容がコンサルティング(対面カウンセリング)だけとは限らない

キャリアコンサルタントへ仕事を依頼するのだから依頼内容もコンサルティングが中心…なんてことはありません。むしろ「こんな仕事もキャリアコンサルタントにはあるのか」と思うような仕事のご依頼が来ることもあります(もちろん、コンサルティングのお仕事のご依頼もありますが…)。
私がこれまでに頂いたものでコンサルティング以外のものを例に挙げると「セミナー講師(アシスタント含む)」、「新卒学生を対象にした採用代行業務」、「キャリア研修の内容を一緒に考えて欲しい」といったものがありました。
なので、いろいろな現場を知りたい方、個別のコンサルティングだけでなく自分の引き出しをもっと広げたい方にはいい環境ではないかなと思います。

特徴2:フリーランスと言えど、研修があることもあるし、準備にそれなりに時間は必要

業務委託といえどフリーランスということで「会社での仕事よりも自由に出来る」なんてイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、実際は依頼を受けて、契約書を交わしたらあとは当日…なんてケースはほとんどなくて、多くの場合は事前に研修を受けるよう指定されます(働く日時は仕事内容によってシフト制であったり、こちらにお任せ頂けたりいろいろですが…)。
ただ、この研修もこれだけを真面目にちゃんと受けていれば、あとはスムーズに現場で対応できるかというとそんなわけもなくて、研修の内容と現場で直面する業務のニーズが乖離していことも度々あります。
私個人の感想ですが、多くの場合は研修は本当に入り口のレベルで、それ以上の知識や準備をしておかないと全く現場でのクライアントさんの役に立てないという場合が多いです。
なので、もし可能なのならクライアントに依頼して事前に一度現場を見学させて頂くか、既に同じ依頼を受けて勤務している方を紹介して頂いていろいろ質問する機会を設けるようにした方がいいと思います。

特徴3:依頼主と実際にコンサルティングをする相手が異なるが故のトラブルも…

あと、当然ですがあちらもお金を払って仕事を依頼していますので結果も問われます。結果の評価の仕方はクライアントさんや仕事内容によってアンケートの結果等々、まちまちですが…。
コンサルティングは、基本的にコンサルタントとクライアントの二者関係で成り立つことが大半ですが、業務委託の仕事になると、ここに間接的にではありますが、そもそもの仕事のご依頼を下さったクライアント(ここからは差別化の為に「依頼主」とさせて頂きます)という第三の関係者が存在します。
もちろん、我々がコンサルティングをしたクライアントが求めているものと依頼主が求めているものが一緒であれば問題はないのですが、まれに依頼主が我々コンサルタントに求めているものと、目の前のクライアントが求めているものが一致しない為に「クライアントは喜んでくれているけど、依頼主からは評価されない(その逆も)」なんて現場もごくまれにあります。
そんな時、キャリアコンサルタントによってどうするかは、依頼主と完全に対立してしまったり、依頼主の意見によってしまったり、クライアントのニーズと依頼主の要望の中間地点を探したり、リフレーミングしようとしてみたりかなり個人差があるように感じています。

特徴4:とはいえ、件数はそこまで多くはない

ここまで業務委託の仕事について書いてきて、興味を持って下さった方がいらっしゃれば幸いですが、実際のところまだまだ仕事の件数はそこまで多くはないと感じています。
加えて、せっかく獲得できた仕事も期限が決まっていることが多いので、期限が終われば、更新されない限り、そこで終わってしまいます。
なので、業務委託の案件だけを当てにして仕事をするのは個人的にはあまり好ましいとは思いません。ただ、個人で十分な仕事を獲得するのも難しいことですので、自分にとってのいいバランスを整えていくことが課題だと思います。

自分の引き出しは間違いなく広がると思う

ここまで、業務委託の仕事についていろいろ書いてきましたが、個人の営業力だけでは携われない業界の仕事も経験できるという点が何よりの特徴だと思います。私のように仕事を始めたばかりの方をはじめ、もっともっと広い分野での経験値をつけたいという方は業務委託の仕事を受けてみるのも悪くはないのかなと思います。

以上、長くなりましたが最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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