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早くいきたいとき,遠くにいきたいとき(3/730)

ここは、るすかいな島。
修業3日目で、るふぃは・・・。ホームシックになってしまった。

るふぃ 「しくしく・・・。」

れいりぃ「おい、るふぃ修業はどうした???」

るふぃ 「仲間にあいたい!!」

れいりぃ「2年間の修業をみんなにお願いしたのはおまえじゃろ。」

るふぃ 「そうなんだけど、こんなにさびしいとは思わなかった。」

    「どうせ修行するなら、みんなで集まって修業すればよかった。」

れいりぃ「そんなことをしたら、海軍にすぐ捕まってしまうだろ。」
    
    「それに、それぞれ修業する内容が違うんじゃぞ。」

    「今は一緒にいても意味はない。」
    
    「るふぃよ。もう一度聞く。お前は何になりたかったのじゃ。」

るふぃ 「かいぞく王」

れいりぃ「よし。その夢にゆるぎなないのじゃな。」

るふぃ 「うん。」

れいりぃ「しかし、るふぃよ。かいぞく王は1人では達成できん。」

    「今までの航海を思い出してみなさい。」
    
    「お前1人ではで乗り越えられないものばかりじゃったろ。」

るふぃ 「うん。仲間がいたからここまでこれた。」

れいりぃ「そうじゃろ。」

    「みんなでいけば、遠くに行くことができる。」

    「しかし、今は更に遠くに行くための準備期間じゃ。」

    「早く行きたければ、1人で行く。」

    「今はその時じゃ。」
   
    「だから、仲間に会うのはもう少しがまんじゃ。」

    「こうしている間にも、仲間は必死に修業しておるぞ。」

    「船長が修業しなくてよいのか。」

るふぃ 「何も守れなかった自分から、2年間で全部守る船長になる。」
    
    「修行頼む。れいりぃ。」

れいりぃ「良い顔つきになったわい。では早速修業を再開するぞ。」

    「それとなぁ・・・。るふぃ・・・。」

    「れいりぃ、せ・ん・せ・い。じゃ!!!」


早く行きたければ、1人で行け。
遠くに行きたければ、みんなで行け。
アフリカのことわざ

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