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ケニアの日常

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ケニアでの日常を綴ります。掲載している人物画像は全て当人の許可を得ています。
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#ナイロビ

世界最大のスラム街「キベラ」の話 ②現地を歩いて

世界最大のスラム街「キベラ」の話 ②現地を歩いて

一部でリアル北斗の拳ともささやかれる
ケニアの首都ナイロビのスラム「キベラ」に関して、
『旅がなければ死んでいた(坂田ミギー著)』
を紹介してその様子をお伝えした。

厳格な安全基準により、私を含む協力隊員は
キベラに立ち入ることが出来ない。

よって、実際に現地を歩いて
その空気を肌で感じた知人の話を紹介する。
以下は、その知人の言葉だ。

キベラは犯罪が横行し、劣悪な衛生環境故に
日本人は立ち

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リアル・フィストバンプ ケニア隊員ドミトリーの話

リアル・フィストバンプ ケニア隊員ドミトリーの話

ケニアの協力隊員は、任地に派遣されるまで主都ナイロビで集団生活をします。
男性、女性用ドミトリー(以下ドミ)が横並びであり、そこで1カ月暮らします。
食事当番制で夕食を作り合ったりと、シェアハウス的なノリで生活しています。

ナイロビは大変危険な場所のため、原則徒歩での移動はできません。
唯一徒歩が許されるのは、ドミから徒歩数分のショッピングセンターまでの間です。
それ以外の安全な場所への移動はド

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世界最大のスラム街「キベラ」の話①『旅がなければ死んでいた』坂田ミギー著

世界最大のスラム街「キベラ」の話①『旅がなければ死んでいた』坂田ミギー著

キベラスラムとは私はケニアの湊町(ヴィクトリア湖畔)に住むが、その首都ナイロビの一画に、トタン屋根と土壁でできた住宅が一面に広がる地域がある。殺人、強盗、レイプ、虐待が横行、多くのHIV患者が住み、ギャングの巣窟とまことしやかに語られている「キベラ」地区だ。

皇居とその外苑を含めた面積とほぼ同じ2.3平方kmのエリアに住む住人の数は、100万人とも200万人とも言われるが正確にはわかっていない。

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日本人よ!これがマラソン大国ケニア最大のマラソン大会だ!【申込編】

日本人よ!これがマラソン大国ケニア最大のマラソン大会だ!【申込編】

私が住むケニアが世界一のマラソン大国であることは、誰もが認める所であろう。先日も、ケニア出身の金メダリストランナー、エリウド・キプチョゲが、世界陸連非公式ながらフルマラソンを2時間を切るタイムで完走したことは記憶に新しい。
その様なマラソンのメッカであるケニアに住んでいてマラソン大会に出場しないというのは、イタリアに住んでいてピザを食べない、あるいはモンゴルにいてモンゴル相撲大会に出場しない、くら

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ナイロビメタルフェスティバル2019レポート【Day.1】

ナイロビメタルフェスティバル2019レポート【Day.1】

私が住むケニアを中心とするアフリカ大陸でも、密かにメタルムーブメントが起きようとしている。そのムーブメントの波は日本まで届き、あの人気番組『タモリ倶楽部』において特集が組まれた程だ。

【タモリ倶楽部】アフリカン・デスメタルのコレを聞けBEST10 https://matome.naver.jp/odai/2146137628081722801

この番組で取り上げられたバンドも出演するという「ナ

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東アフリカ最凶都市ナイロビで盗難にあいかけた話

東アフリカ最凶都市ナイロビで盗難にあいかけた話

先日、ナイロビに上がった際に任地では行けない飲食店にいくつか訪問しました。しかし、ナイロビは南アフリカのヨハネスブルクと並んでアフリカ大陸では、犯罪率の高い街、石を投げれば物乞いか強盗か悪徳警官に当たる、と言われており夜間はおろか日中も屋外を歩くことは危険とされます。私の所属するJICAでも、「徒歩移動禁止」「10時以降の外出禁止」「カジノ・ナイトバー等への立入禁止」と厳格に安全管理上の制限がある

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