わたなべゆうこ

カウンセリング、コーチング、福祉用具専門相談員の仕事をしています。在宅介護サービスを利…

わたなべゆうこ

カウンセリング、コーチング、福祉用具専門相談員の仕事をしています。在宅介護サービスを利用されてる方の家を訪問してます。日々話をうかがう中で、その人の生きてきた人生に触れることがあります。<生きること、死ぬこと、暮らすこと>からきこえてくるそんな日々のことを書いています。

記事一覧

感じるものだと思う

「あー、善光寺さんって、7年に1度の御開帳があるんだってね。暮らしのひとつ。それはことばにならないですよね。うん。感じるものだと思う。終わってよかった。」 今年、…

その人が生きているということ

 もともと、<人が生きてることに興味がある>子どもでした。2~3歳のころ、となりに寝ている1歳前後の妹のおなかがふくらんだり凹んだりするのをみて、自分が息をして…

気魄ということば

介護の現場の中で、利用者さんから日々<なにか>を受け取っている。 雑談をするなかで、ふとその人の生き方そのものを感じることがあって、それはその人の生きてきた証だ…

感じるものだと思う

感じるものだと思う

「あー、善光寺さんって、7年に1度の御開帳があるんだってね。暮らしのひとつ。それはことばにならないですよね。うん。感じるものだと思う。終わってよかった。」
今年、前任から引き継いで初めて任された棟梁のことば。

NHK
Dearにっぽん「棟梁(りょう) 御開帳うけつぐもの~長野 善光寺~」をみて。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022051407073?pla

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その人が生きているということ

その人が生きているということ

 もともと、<人が生きてることに興味がある>子どもでした。2~3歳のころ、となりに寝ている1歳前後の妹のおなかがふくらんだり凹んだりするのをみて、自分が息をしていることに気づきました。

息をしようとしなくても息をしていて、でもしようとしてもできて、止めると苦しくなりました。胸に手をあてていたので、同時に心臓がドクドクしていることにも気づきました。でも息のようにどうにかすることがで

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気魄ということば

気魄ということば

介護の現場の中で、利用者さんから日々<なにか>を受け取っている。
雑談をするなかで、ふとその人の生き方そのものを感じることがあって、それはその人の生きてきた証だったり、目前にある死ぬための居方のようにも映ることがあったり。利用者さんとの会話は、雑談だけど、長い人生の中の『今ここの話』のように聴こえるのです。<こんなふうに生きてきたの>の想いがつまった、『今ここの話』を伺えることはただただ感謝しかな

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