もし、今日が人生最後の日だったら何をしますか?
『毎日自分に言い聞かせなさい。今日が人生最後の日だと。あるとは期待していなかった時間が驚きとして訪れるでしょう。』
古代ローマの詩人ホラティウスの言葉。
スティーブ・ジョブズも同じようなことを言っています。
『もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?』
今日が人生最後の日なら、何をして過ごすか。
昨日の夜、ふと考えていました。
もしも今日が自分に与えられた最後の日だとしたら、いつものように会社へ行くだろうか。仕事を終えて、家に帰って、いつものように過ごすだろうか。
最後の日と分かっていたら、会いたい人に会いに行ったり、実家の家族と話したり、好きな本を読んだり、好きな曲を聞いたり、行きたいお店で過ごしたり、本当ならそんな特別な一日にしたいのかもしれない。
そんな過ごし方もいい。
でも、最後の日を想像した時、不思議とそうしたいという気持ちにならなかった。
今日が最後の日だとしても、私はきっと、いつものように会社へ行く。
入り口で「おはようございます」と挨拶をして、ロッカーに荷物を入れて、いつもの席に座ってPCを立ち上げて、任された仕事をして、職場の方々とお話して、一緒にお昼を食べて、休憩中にたわいない雑談をして、仕事を終えたら「お疲れ様でした」と笑顔で会社を出る。
そんな、いつもと同じような時間を過ごすと思う。
自分の家に帰って、夕飯を作って、実家の家族に写真を送るくらいはするかもしれない。大切な人を想って暖かい気持ちに浸るかもしれない。
でも、きっと、そんなに特別なことはしない。
いつものように当たり前の時間を過ごせることが、幸せなことだと知っているから。
今日が最後の日でもいいように、生きてきたつもりだから。
いつ何が起こるか分からない。
必ず明日が来るとは限らない。
今日まで会っていた人と、明日は会えないかもしれない。
だから後悔のないように生きてきたつもりだし、たぶん大きな後悔はないと思う。
昨日よりも今日、今日よりも明日。
そして、1年後、10年後、30年後・・・
今と同じように、穏やかな心で、未来に向かって今を生きたい。
変わらない幸せが、日常の中に感じられるように。
今日も、いつものように、自分らしく歩いていきます。