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【#Real Voice 2022】 「This is ヒサトシ」 4年・西堂久俊

おはこんばんにちわ。


4年の西堂ヒサトシです。
よろしくお願いいたします。



ヒサトシお得意の物忘れというか勘違いというか、
そんなこんなで爆速で書き上げることになった
4回目の、最後の、部員ブログになります。
全部自分のせいです。あぱ。

今年は何を書こうかな~ってちょくちょく漠然と考えてはいたんですが、
そこまで固まってはおらず。
なんせヒサトシ10日も提出日を勘違いしていたので、
即興に近い形で書き上げるしかないのであります。

いや、めっちゃちゃんと見たよ?
部員ブログの日付と名前。
でもなんか情報が頭の中ですり替わってしまうのです。
多分今回は話の中で雄太(4年・水野雄太)が
「俺〇日だわ。」
みたいに言っているのを聞いて
自分がその日だと勘違いしたのだと思います。
はい。わけがわかりません。


2年の関東リーグの前泊の朝散歩の時間もそう。
鮮明に思い出せます。
前日に散歩の4人組が決められ、そのLINEグルで集合時間を決めた。
そのあとに前泊の全体グルで他の4人組の先輩が、
確認の為か4人組グルを作るのが面倒だったのか、
ちょっと遅めの時間を送ってきた。
ヒサトシはそれを読んだ。そりゃ読むよね。
はい、そこで謎に情報がすり替わりまして、
あら不思議、
ヒサトシはなぜか後に送られてきた別の4人組の集合時間だと勘違いして、
その時間から逆算してアラームをかけたのです。
わけわかんないですよね。
僕もわけわかんないです。
多分、誰かの魔法です。
でもこういうことがヒサトシにはしばしばあるのです。



その日、アラームでは起きてない。
当時、1個上の3年の悠くん(令和4年卒・田部井悠・ザスパクサツ群馬)に起こしてもらった。
(鮮明に思い出せます。とか言っといてこの時電話で起きたのか、ドアのノックで起きたのかが曖昧です。ごめんなさい。)
勘違いした自分を信じ切っているヒサトシは
「は?なに??」
と1番に思ってしまった。
んで確か悠くんに
「西堂、集合時間だよ(笑)」
みたいに言われて、えっ。はにゃはにゃ?
てな感じで秒速で準備して、

部屋をでる。

エレベーターに乗り込む。30秒。

階下へ堕りていく。

ドア開く。悠くんどうぞする。1分。

出る。

歩く。

いる。

だれが。

4年生2人。

こっちを見ている。

怖い。

主務、副将。

主務からの一喝を食らう。1分半。


言っちゃえば普通に寝坊だよね。
おーわた、おーわた。おーわった。
と思いながら散歩して、朝飯食った。
関東リーグにスタメンで出た。
そんな中でもやっぱりサッカーは楽しかった。

激動の1分半を過ごした、大学生活で1番記憶に残る朝になりました。




今となってはいい思い出。



前置きが思いのほか長くなってしまった。


熟考して書いた文章より、
その場で即興で書き上げた文章の方が、今のありのままに近くていいのではないか。

とちょっとでも良いように解釈してみる。




実は書きたい言葉あったんすよ。



「この世の不利益はすべて当人の能力不足」



漫画【東京喰種】の中で出てくる言葉で、知っている方もいるかもしれません。

大学入ってからだと思います、
初めて読んだのがいつだか忘れましたが、
この言葉に初めて出会った時から今まで忘れられません。


要するに

「全部自分のせい」

ってことですよね。
全部とか、すべてとか言っちゃうと極端な気もするので、
もうちょい僕はやんわり捉えてますが。
すごく印象的でした。


今年はこの言葉が頭によ~~~く浮かんできました。
なんでかって今年は自分にとっての不利益が多かったからだと思います。

大学ラストシーズンやったるでい。

と思ってたけど振り返ってみれば、
離脱ばっかでシーズンの半分以上くらいサッカーできていない。
もちろん自分が大好きなサッカーをやれないことが
苦しかったっちゃ苦しかったけど、
そんなことよりも多くの期待に応えられなかった。
そこがとても歯痒かったです。
歯が痒いどころか、もはや歯が痛かったです。
歯痛かった。



今年自分の身に不利益が降りかかるたびに、

「まぁ、全部俺のせいか」

とか考えたりしていました。
もちろん、運とタイミングはあるけれども。

裏を返せば、全部自分次第だな。

こっからの俺次第でこの先どうにでもなるのだー

って自分に言い聞かせて、前向いてきました。


でももう終わっちゃいました。

復帰して
「うおおおぉぉぉ、こっからやぁぁ~」
と思って調子を上げていったら、また怪我しました。

その怪我で今シーズン中の復帰は無理になり
プレイヤーとしては強制引退となりました。




大学で再び起き上がることはできませんでした。

今、絶賛転び中です。

七転び八起きです。

好きです。この言葉。

絶対に起きあがったんねん。
と思いつつ

起き上がれないかもしれない。

もうダメかもしれない。

って弱気になることがないわけじゃないです。

でも、

自分が自分の可能性を1番信じないと。

自分の可能性に懸けないと。

自分が自分をとにかく信じないと。

落ち込むたびにそう思うんです。


そう。
あの時、集合時間を誤って認識した自分を信じ切っていたように。
冗談です。


自分だけは自分を見限ったりしてはいけないと。

そう強く思うんです。


ヒサトシは絶対に起きます。



前泊の朝ちゃんと起きれないけど。てへ。






ア式に来て最初の方は

「なんだこの組織は」

「来なきゃよかったかも」

当時18歳のヒサトシはなかなかのカルチャーショックを受けました。

今となっては当たり前になっているものもあれば、
今でもうーん、、、と思うこともあります。
そんな面白い環境、早稲田大学ア式蹴球部です。



1年生の時、
自分がミスをした。ヒサトシは小さいミスをよくする人だった。
(大したことないミスだった気がする。でもまぁまぁシビアで当時はこの程度で?と思っていたが、今ではそういう細部が大事になりかねないんだよというのはふかーく理解している。)
そんでなんかのきっかけで通称「ジシュカツ」をした。4年間で何回もした。自主活動という名の自主罰活動を行っていた。(私の中では結局最後まで「ジシュバツ」としか思えなかった。)
「ジシュバツ」中にほうきを持って、
その日の紅白戦(ゲバ)の動画をみて振り返りをしていた。
この時ふと「あ、今日のゲバ見てーな。」
と思ったのです。
だから掃除の休憩がてら見ていたのです。
掃除の合間とはいえこのタイミングで携帯で動画をみるのは良くないかな。
なんてその時は微塵も思いませんでした。
甘いね。ヒサトシ。
そしたらちょうどミーティング終わりの先輩たちに遭遇した。
誰にも会わないように遅めの時間にやっていたのに。
ミーティングを把握できていなかったのは自分の落ち度であった。
しかも、ヒサトシは休憩がてらゲバを見ている。
タイミングが悪い。
が、そん時は何とも思わなかった。


後日、怒られた。




今となってはいい思い出。




1年生の時、
その日は動員だった。
試合を見ていた。
早稲田大学ア式蹴球部は西が丘のゴール裏あたりに陣取っていた。
低い方のゴール裏だ。
ヒサトシは最前列に座っていた。
ピッチに1番近い。
ボールが飛んできた。
ピッチに1番近い座席だし、そもそもピッチもだいぶ近いからね。
飛んでくることは多々あるでしょう。
高めのボールがスタンド手前で1度バウンドし、
ヒサトシの目の前に飛んできた。
目の前ってのは本当の本当に目の前で、
避けなければそのまま自分の正面にボールが当たる。
まさに目の前。
その時のヒサトシは何を思ったのか、
その目の前に飛んできたボールを


ヘディングした。


避けなかっただけ


とも見えたかもしれない。



爆笑もいた。

一方で、当時の4年生はザワザワしていた。
彼らはヒサトシから見て右横から右後ろあたりに座していたと思う。
そのヘディングから試合終了まで怖くて、
自分の右側を向くことはできなかった。

そっからしばらくビクビクしてたけど、結局何も言われなかった。

動員で観客がヘディングをしてはいけないなんてルールは無い。

でも、ルールに書いてないからって何でもしていいわけじゃない。
ふさわしい行動ってもんがあるだろう。


って怒られてもよかったかも。




今となってはいい思い出。





そんなこんなあって
もうすぐこのア式蹴球部と
お別れです。

先日、玉井さん(早稲田大学コーチ・玉井 智久)がみんなの前で

「ア式に来てよかったとおもってもらえたら、それでいい」

と言ってくださった。

その時、
ヒサトシは
「ア式に来てよかったなぁ」
そう素直に思えた。
ア式で過ごす中で、
ア式に来てよかったのかな。
去るときに、ア式に来てよかったって言えるかな。

そう考えたことは誰しもあると思う。



玉井さんがいなかったら、
ヒサトシはア式に入れていない。


ア式での4年間いろんなことがあった。
最後の4年目は特に。
ネガティブなことも多々ありました。

でも
「僕はア式に来てよかったです。」
そう言い切れます。


最後に

ア式での活動をする上で
支え、応援し、期待してくださったすべての人に感謝の気持ちを伝えたいです。
同期も先輩も後輩にも。家族や友人にも。


本当にありがとうございました。


来年は感謝の気持ちを少しでもプレーで体現出来たらと思います!


ありがとうア式!
さようならア式!

◇西堂久俊◇
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:市立船橋高校
☆FC東京2023シーズン加入内定



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