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#シニア勉強会
親より先に子どもが亡くなったお話 親と子 同時期に受けた余命宣告
母親とふたり暮らしの女性(Aさん)のお話です。
1,家族と経緯
Aさんは50代、ひとりっ子、独身、子どもはいません。
母親は80代、脳の病気から歩行もできず、判断能力ほぼない状態。
父親は5年前に他界していました。
Aさんは仕事をやめ、自宅で介護をしていました。
生活は母親の年金と貯蓄で賄うことができました。
しかし・・・
Aさんに病気が見つかり治療を開始しましたが、余命宣告をうけました。
遺品 スマホとノートパソコンの場合
死後事務委任契約をした女性のお話です。
スマホ彼女とは病室のベッドにいても、ぎりぎりまでスマホを使ってやり取りをしていました。お亡くなりになった後、スマホについては次のような流れを取りました。
関係者連絡
各サービスアカウントの削除
アプリ削除
携帯会社の解約
初期化
1、関係者連絡
ご親族やご友人宛に「それぞれメッセージとともに連絡してほしい」というご希望がありました。
中には、
相続 なぜ揉めるのか…
それは
揉める相手がいるということ
要するに
相続人が2人以上いる
つまり
遺産を分ける必要があることです。
「うちは、財産が無いから揉めようがない」
「うちの子どもたちは仲が良いから大丈夫」
これほど当てにならないことはありません。
遺産は、自宅と預貯金という場合。
自宅は分けにくいです。
2つのりんごを3人で分けるには?
という感じです。
遺言書がない場合
法定相続人全員での話し
長男と結婚した覚悟⁉
「あなたは長男と結婚したんだから、向こうの親と同居する準備をしなさい」
長男と結婚した自分の娘に向けた、80代の母親のセリフです。
これに対し、50代の娘が返した言葉
「今はそんな時代じゃないから、勝手に決めないで!」
これを聞いて
「それは母がおかしい‼」
「いや、娘がおかしい‼」
なんてことはなく、
それぞれの背景が違いますし、一概に否定するものではありません。
世代感覚のズレだ
終活や遺言を考えるときのヒント
4月15日は良い遺言の日
さて…良い遺言とは
日付の記載と署名捺印があり…
と、形式的なことに目が行きがちですが、どうでしょう。
いちばん大切なのは、遺言の内容ではないでしょうか。
「遺言書くように言われた、どうすれば良い?」という男性。
お子さんたちに急かされたようです。
しかし、どう書いたら良いかわからないとのこと。
そりゃそうです。
遺言書はそんな簡単にかけません。
*相
間に合わなかった遺言書
遺言書を作成することは、そう簡単ではありません。
財産を分けたい方が複数いる場合、尚更です。
ご主人を亡くし、お子さんのいない80代女性Aさん。
ホスピスへの入居をした段階で連絡が来ました。
急いで可能な限りのあらゆる準備をし
公証人の先生や証人の日時調整をして、当日の朝
体調急変、対話、面談不可能となってしまいました。
回復を願いましたが思いは届きませんでした。
膵臓がんでした。
な
そもそも遺言書は必要なの?私が考える大切なこと
●そもそも遺言書は必要?
必要でない方もいます。
●その理由は?
家族構成(とその関係性)によって変わるから。
●何が変わるの?
人によって法定相続人が変わります。
●なぜ法定相続人が関係するの?
遺言書がなければ…
法定相続人が揃って話し合いをして
遺産を分けなければならないから。
そこで、
①
相続の現場から 資産家高齢女性Aさんのお話
Aさんが肌身離さずにいた巾着の中にあった「黒革の手帖」
介護付き有料老人ホームで生活してはいましたが
入居前から最期まで色々な面倒を見たのは長男のお嫁さん。
お嫁さんが本人から常々言われていたことが
「自分が万が一のときにはこの手帳を見てね」
でした。
亡くなった後、その手帳の中に書かれていたことは
明らかに大きな文字で見開き2ページに渡って
「死んだあとのことは知ったこっちゃない」
でし
相続手続きの期限 放置した結果
不動産や預貯金の相続手続き(名義変更)に期限はありません。
(2024年から不動産の相続登記の義務化と罰則が設けられる予定です…)
不動産を売却しようとして、相続手続きを済ませていないことに気づく方、多いです。
・・・・・・
お父様が亡くなったのは、平成が始まってすぐでした。
商売をなさっていたお父様の急死で、ご家族は大変な思いをしたとおっしゃいます。
相続人はお母様と息子・娘の3人。
100万円をもらったら 税金は?
その100万円は、誰に、どのような場面でもらったのでしょう。
<会社から給料や賞与>としてもらったのであれば、所得税となり、会社が計算してくれます。
<自営業の方が報酬として>もらったのであれば、所得税、消費税、住民税、個人事業税などとなり、確定申告をすることになります。
そうではなく…
<相続>は?
Aさんが100万円の財産を残して亡くなりました。
Bさんがすべて相続しました。
相続税は
相続の昔とこれから(北海道新聞連載㉟ 最終回)
民法改正で配偶者居住権も(2018年3月29日掲載)
約40年ぶりに相続関連の民法が改正されようとしています。
人生100年の時代になり、相続のルールが大きく変わりそうです。
私の連載の最後は専門の相続に関する問題です。
Q 約40年前まで、相続人が配偶者と子の場合の法定相続分は何番だったでしょう。
① 配偶者2分の1、子2分の1
② 配偶者3分の2、子3分の1
③ 配偶者3分の1、
遺言書の書き方と基本(北海道新聞連載㉞)
(2018年2月21日掲載)
民法の相続に関する分野が約40年ぶりに見直されようとしています。
超高齢社会に対応できる内容の変更が盛り込まれる見込みです。
まだ改正案の要綱の段階ですが、自筆証書遺言の新制度創設などが盛り込まれています。
そこで遺言に関する問題を用意しました。
次の文章のア~オのカッコ()内から正解を当ててください。
そもそも遺言書の作成ができるのは、ア( ①15歳、②20歳