"How"からはじめるインクルーシブコミュニケーション

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が386日目のnote投稿です。

さて、今日も今日とて、作業配信のフォーゼロスタジオで交流させていただいた方からの学びについて。

さゆちゃむ(山田小百合)さん▼

お互いに「障がい者支援」に向き合うような活動をしていているので、とても共通項が多いなとおもっていて。

さゆちゃむさん|障害のある学生や若手社会人のキャリアを応援する事業に取り組んでいらっしゃいます
わらし|パラスポーツアスリート(パラバドミントン)のコーチ・トレーナーとしてサポート活動中です

実際に話をしてみると、まだまだ引き出しがいっぱいありそうな「対応力」を持っていらっしゃるのだろうなと伺える印象でした。

今日はそんな、障がい者支援現場でオススメできるやりとりの一端をご紹介させていただきます。

改めて考えてみれば、これは障がい者支援としてだけでなく、普段のコミュニケーションでも取り込めるもの、でもあると思っています。
特に、さゆちゃむさんの受け皿の広さと明るさが、「インクルーシブ」への考えを後押ししているのだろうな、とも。

●さゆちゃむさんの「インクルーシブデザインにかける想い」から

さゆちゃむさんのこちらの記事、ぜひ読んでいただきたいです。
真正面から気持ちをぶつけたような記事で、とても好きです。

特に自分に刺さったのが、こちら▼

「みんな」の中に障がい者が入っていない
「自分とかなり違う人と、共生、共存、共創する」ための方法の、新しい提案の事例を作る

それぞれの背景や詳細は記事を参照いただくとして。

そもそもの概念として人は、自分とちがうものをなかなか受け入れられない・知らないことで排他的になる、という性質があるのだと思っています。
あるいは、わざわざ誰かの視点に立つほど、相手のことを考えていられない、自分だけで精一杯、と考える人も多いんだろうなと感じているんです。

ただ、それだけだと人が人と交流しながら作り上げた文化や、社会的な営みがどんどん成り立たなくなる。
だからこそ、新しい方法論に着目して、それをうまく利用することで円滑な人と人とのつながりを生む可能性にかけているんだろう、と思いました。

これは社会的に「偽善」と呼ばれるようなものかもしれないですし、はたからみると「なんでそこまで?」と揶揄されるものかもしれません。

ただ、そうした取り組みでつながる絆や友好があるのは間違いないので。
その求められる声に対して、真摯に向き合い、自分の手の届く範囲だけでも“やさしさ”を分かち合える関係性をつくることに挑戦されているのだ、と感じました。

これは相当なエネルギーがないとできないことだと思いますし、自分との葛藤もものすごくあるのだと察せられます。
と、勝手に記事を読んで尊敬の念を深めておりました。

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●とっかかりのハードルを下げるために|“How”を上手に使う

こうした背景を持つさゆちゃむさんと話をしていて、共通項として「障がいのある方とどう上手にコミュニケーションをとるか」の話題になり。
そのひとつの答えとしてあがったのが、「How」から入る、でした。

端的に言えば、「どうやってやっているの?」と自分なりの方法や考えを“主体的に話す”ことをうながすように、聞くことからはじめる、ということだと思います。

私もパラスポーツの現場でこれは大事にしているところで。
"個別性"が色濃い障がいに対して、理解をしきることは到底かなわないと思っています。
ただ、それを捉える視点やとっかかりがあると、共感できることがあったり、そういう考えがあるんだと「知る」ことができます。

自分にこれまでなかった考えや視点を受け入れる、受け止めることをしたいと思うのであれば、まずは「教えてほしい」と真摯に、真正面から聞くのがお互いにとっていいのではないかなと思います。

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●耳を傾けることからはじめてみる

これまで、何度か記事にもしているのですが。
「傾聴」ができるか否かが、コミュニケーションの円滑さを決めると言っても過言じゃないのかな、と常々思っています。

なので、その対象の方に障がいがあろうとなかろうと、このスタンスは基本崩したくないですし、守る方がいいのかなと思っています。

その傾聴の中で、ただ寄り添うだけではなくて。
相手に対して寄り添いながらも、より「引き出す」意識があると、なおいいのだろうと感じます。

その一つの手法が「How」から入ること。
「(あなたは)どうやって考えているの?」という投げかけから、相手の目から見た世界を少し覗かせていただくこと。

そうすることで、つながりの手がかりがおぼろげながらも見えてくるのだと思います。
互いの認識をどうすり合わせるのか。
その答えとして、「問いかける力」と「聴く力」をあわせもって向かい合っていきたいですね。

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今日はここまで。386日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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