選手の実力をコーチの力量と勘違いしない方がいいよね、というお話
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が412日目のnote投稿です。
今日はもうタイトルがそのまま結論のようなものですが。
少し掘り下げて書いてみようかなと思っています。
本日の記事は、こちらのツイートに共感したことから書くことを決めました。
常々思っていたことだったのですが、こうやって言語化されると「確かにそうだよな」と思うことでもあります。
●『本当に強い選手は、誰が指導(サポート)しても勝つ。』
選手の戦績を鼻高々に自慢する指導者・サポーターもいるのですが。
それはコーチやトレーナーだけが選手に影響を与えて、結果が出ているわけではなくて。
「選手が」努力を重ね、試行錯誤を続けたが故に勝ち取ったものなんですよね。
本当に強い選手は、誰が指導(サポート)しても勝つ。
これはまさにそうで。
指導者の本質としては、強い選手のあとほんのちょっとを伸ばすこと、もそうなんですけれど。
そうした部分よりも、どれだけ選手の成長を促すことができるか。
これが大事なのだと思います。
いい影響や刺激を与え続けられるかどうか。
パフォーマンスを引き上げられるかどうか。
選手にない視点を共有し続けられるかどうか。
こうした観点で考えて、ともに成長できることが大切なのだと思います。
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●指導者の能力をはかるものさしは「選手からの声」
『この選手は自分が育てた』と威張り散らすのは論外だと思いますが。
指導者の能力や力量は、「選手からの声」が一番の評価なのだと思います。
実際に指導を受けているときの表情にも、声色にも、目の輝きにも。
指導者が上手に導けている場合は、その熱量も楽しさも、没頭具合も、まるで異なるものになるのだと感じます。
それらを振り返って。
選手たちが、指導者・サポーターに対して、どういった感情を抱くのか。
勝負の結果を受けて、どのような言葉をかけるのか。
それらが、答えなのだと考えています。
だからこそ、私たち指導者・サポーターは、即時的な結果だけを追い求めるだけでなく。
選手たちが目指すところまで併走し、背中を押し続けられる存在であることが求められるのだと感じます。
ゴールテープを切った瞬間に、心の距離が一番近い存在でありたいですよね。
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●指導者としての矜持を持つ
本日の記事も含め、このような記事をよく書いているな、と自分で思います。
これはなぜかなと考えていると。
「指導者のフリ」をしているような方々も、実際に現場では少なくないな、と感じていることがあるからなのだと思います。
その現状への憤りがあるからかもしれません。
実際に、素晴らしい指導者の方々にも巡り合ってきたので、一概には言えませんが。
選手たちにとって、探し求め続けている指導者ばかりではない、という現実があることが無性にやるせないんですね。
その際たるものがこちらで。
権力や上下の関係性で、選手を押さえつけたりするようなことがあったり。
支配関係で、指導者が選手の行動や感情を規制することがあったり。
こうした健全ではない部分も、今のスポーツ界でまだあるのが現状なんですよね。
だからこそ、指導者とはどうあるべきなのか。
サポーターとしての心構えはどう持つべきなのか。
これらを自分に言い聞かせながら、自分自身その道から踏み外れないようにしたいのかもしれない、と思っています。
自分が選手たちと向き合うための矜持として。
選手が成長し続けられるために併走したいですし。
何より、教える側が一番に「教わっていること」にも目を向けたいなと思っています。
今後もこのようなことを考え続けていこうと思います。
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今日はここまで。412日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
<体育実技>
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い
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