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2018年6月の記事一覧

【ぶんぶくちゃいな】周保松・香港中文大学教授「いまは、何をもって香港人と呼ぶのかを考えるべきときだ」

6月初め、正確に言えば、天安門事件記念日の6月4日当日、香港で周保松・香港中文大学教授と面談することができた。周教授は2014年に世界中の目を香港に集めた雨傘運動で、学生に理論的、精神的支援を送り続けた。そして最終的に運動が警察によって強制的に路上から排除されるとき、道路に座り込んで学生たちとともに逮捕される道を選んだ。

現在は、大学での授業のかたわら、メディア、オンラインを通じて政治に対する思

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【ぶんぶくちゃいな】米朝首脳会談の勝ち組って…本当は中国じゃね?

世紀のイベントだったことは疑う余地もない米朝首脳会談。その大騒ぎの余韻と成果とやらをあちこちのメディアで探しているうちに、今年もそろそろ半分が過ぎようとしていることに気がついた。

振り返ってみると、2018年前半は年明けに平昌オリンピックをテーマに始まった南北朝鮮の高官会談から、一転二転三転くらいして実現した米朝首脳会談まで、北朝鮮を中心とした東アジアの話題が世界の目を引っ張り続けた半年だった。

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【ぶんぶくちゃいな】明星たちの「一帯一路」、節税は悪か?

やぶへび、というか、ひょうたんから駒、というべきか。なんだか面白いことが今、中国の芸能界で起こっている。

きっかけは5月28日、かつて全国国営テレビ放送局中央電視台(CCTV)の人気司会者だった崔永元氏が、SNS「微博 Weibo」(以下、ウェイボ)で人気映画監督、馮小剛氏の新作「手機2」(「ケータイ2」)の出演契約書のコピーを流したことだった。超人気女優ファン・ビンビン(范冰冰)さんのものと思

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【ぶんぶくちゃいな】「テンセント、お前は間違っている」

最近、日本の経済系ニュースを眺めていると、中国の3大IT企業の「百度 Baidu」、「阿里巴巴 Alibaba」(アリババ)、「騰訊 Tencent」(テンセント)という、いわゆる「BAT」に関する動きが、まだまだ少しずつではあるもの目に入ってくるようになった。

とはいえ、社会一般にはまだ馴染みがあるとはいえないけれども、こうした企業が築き上げてきた「アリペイ」」や「WeChatペイ」などの第3

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