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就活/転職で「やりたいこと」がなくても内定獲得が出来る理由 - その4-

「志望動機を聞かれた以上、やりたいことを答えなきゃ」という思い込みは捨てましょう。

読み取らなければいけないのは、その裏側にある相手の本当の意図を汲み取ること。これだけです。

✅ やりたいことがないと内定が勝ち取れないのではないか
✅ やりたいことがないのにどうやって就活や転職活動に臨めばいいのか

ということで、前回から続いていた記事の続きとなります。

主にこの2つの不安を解決するために必要な考え方を最後まで本気でお伝えしていきますが、今回はかなり核心に迫っていきます。

まだの方はぜひ、こちらにも目を通したうえで読み進めてもらいたいです。その方が確実に理解が深まるからです。

それでは続けます。

不安の正体は「志望動機」

重要なことは、やりたいことがなければ内定が取れないと思い込んでしまい、あなたを不安に陥れている正体は「志望動機」だということ。

そして、企業はなぜ「志望動機」を聞いてくるのか。それは応募者である「あなたの選択基準」を知りたいからだということ。

ここを理解できれば「やりたいこと」がなくても内定を獲得することは可能です。

「志望動機」という言葉に惑わされないこと。
「やりたいことがない自分はヤバい」などと決して思わないこと。

これだけは忘れないでほしいと思います。

合コンから考える企業の聞きたい「志望動機」の本当の意味

前回の記事の合コンの例で、引続き考えてみて欲しいと思います。

なぜ、「志望動機」をいきなり質問するという行為がおかしいのか。

それは、合コンで出会ったばかりの相手に「ねえ、俺(私)のどこがいいの?」と、キモい質問をしているのと同じだからです。

さすがに会っていきなり「俺(私)のどこがいい?」「好きなところ教えてよ」なんて聞かれたら「ちょっと気持ち悪いよね」というのは、あなたにも同意してもらえると思います。

ですが、このような質問であれば自然であり、かつ皆さんも知りたいのでないでしょうか?

聞きたい質問1)「今日はなんでここに来たの?」
聞きたい質問2)「合コンに参加した目的は?」

特にあなたが真剣に出会いを求めて合コンに参加していて、かつ第一印象で気になる人がいたなら尚更ですよね。

その上で、実際にこの2つの質問ができたとします。(設定は僕が男子なので、男性→女性としてます)

1つ目の質問に対して返ってきた回答はこんな感じです。

質問1)「今日はなんでここに来たの?」

回答)
Aさん「主催の○○に誘われてしぶしぶ…」
Bさん「久しぶりに飲みたいなと思って🎵」
Cさん「私からお願いしたんだよね♡」

2つ目の質問に対しての回答はこうです。

質問2)「合コンに参加した目的は?」

回答)
Aさん「人数合わせでお願いされたから」
Bさん「前の恋人のことを忘れるため!」
Cさん「真剣に出会いが欲しいなとおもって♡」

どうでしょうか。

先ほどもお伝えしましたが、あなたが真剣に出会いを求めて合コンに参加していた場合、この3人の回答に対して、それぞれどのような印象を持つでしょうか。誰と限られた時間の中で仲良くなりたいと思えるでしょうか。

おそらくですが、可能性として考えられるのは、Bさん、もしくはCさんになるはずです。

少なくてもAさんになる可能性は限りなく低いと思います。

答えるべきは "あなたの選択軸"

つまり、これが就活でも同じことが言えるわけです。

「やりたいこと」という言葉の解釈同様、問題の原因は「志望動機」という言葉の解釈が、あなたと企業の人事・採用担当とでズレていることにあるということは前回の記事でも伝えた通りです。

あなたの解釈)
志望動機を聞かれてるってことはつまり、「ねえ、俺(私)のどこがいいの?」と聞かれてるってことだよな。だったら相手=企業の魅力を答えなきゃいけないよな〜。

でも、まだぶっちゃけそんなのないし、どうしよう・・・。
企業の解釈)
「今日はなんでここに来たんだろう?」「説明会(もしくは面接、先ほどでいう合コン)に参加した目的はなんだろう?」が知りたくて、「志望動機はなんですか?」と聞いてしまっている。

知りたいのは、本気で働きたいとおもってきてくれてるのかな?(真剣に出会いを求めてきたのかな?)
それともとりあえず話だけ聞きにきたのかな、内定がほしくてきたのかな?(人数合わせできたのかな?飲みたいだけできたのかな?)

こうすると、少しわかりやすくなるのではないでしょうか。

企業=相手は別に、いきなり自分たちのいいところ聞かせてよとは思っていません。

「志望動機」という言葉を改めてすり合わせすることがないが故に起きてしまっているすれ違いなのですが、採用するのが企業である以上、企業の求めている意図を汲み取ることができればいいのです。

つまり、志望動機を聞かれたからと言って、無理やり「企業の魅力」を答える必要はなく、企業が本当に知りたがっている「あなた自身の選択軸」を答えればいい、ということのです。

合コンであれば、参加した理由や目的、あなたの今の背景を伝えるられるようにしておく、という具合です。

嘘をつかずに本音で語る、だから伝わる

上記の前提がきちんと理解できれば、このような質問についても建前ではなく、本音で答えることができるようになります。

質問)10年後にはどうなっていたいですか?

「before」
相手が求めているものが正しく理解できていないため、本音で話ができない。結果、本音と建前がバラバラ

(本音)

わかんねーよ、逆に10年後どうなってるかなんて、わかるのかよ!

(建前) 
10年後は、今の自分の強みである企画力や実行力をさらに磨いて、それを発揮しながら、周囲ともうまく連携をとり、社外、社内問わず活躍している人材になっていたいと思います。
「after」
相手が求めているもの(=あなたの選択軸)が正しく理解できているので、本音で話ができる


(本音)
正直、10年後にどうなってるかはまだわかりません。もっと言うと、まだ社会人としての経験もないですし、御社のビジネスモデルも勉強してみましたが、恥ずかしながらまだキチンと理解できていません。

ですが、少なくても今よりできることは増やしておきたいと思います。そのためにできないことがあるからと諦めるのではなく、それをできるように行動し続けて、できることを増やし続けたいと思っています。

できることが増えれば、確実に所属している組織に対しても、その先にいる顧客に対しても貢献できることも貢献の幅も広がると考えるからです。

だからこそ、できることを増やすために行動し続けられるかどうか。行動できる環境があるかどうか。周りにお手本となる方がいる環境かどうか、というのが今回の就活の私の軸になります。

先ほど伝えた通り、正直10年後どうなるかはわかりません。ビジネスモデルもまだ理解できていません。

ですが、そのための環境が御社にはあると思いましたし、お手本となる社員の方々が多いと感じたので、エントリーさせてもらいました。よろしくお願いします。

見栄をはるな、本気でぶつかれ

どうでしょうか。

先ほどの before、after、どっちの方が「この子、本気なんだな」と伝わるでしょうか。

確実にafterですよね。

ですが、afterの場合は、ビジネスモデルも10年後どうなるかもわからないと言っちゃってます。

でも伝わるんです。

それは、相手が求めている意図(=あなたの選択軸が知りたい)を明確に汲み取り、そしてそれを本音で伝えているからです。

はっきり言って、あなたがそこまで経験がないのもわかってます。

言い方選ばず言うと、働いてないのに、やってもないのにわかるわけないでしょって、人事だって思ってます。

にもかかわらず、無理やり「やりたいこと言わなきゃ」「答えなきゃ」とやると、そこにはあなたの本音がないですから、やっぱり相手には伝わりません。

大事なことは嘘をつかず、本音で語ることであり、同時に相手の意図を汲み取り、それを伝えることです。

そして、それができれば、内定は勝ち取れます。「やりたいこと」がなくても大丈夫です。

ということで、次回はいよいよラストになります。繰り返しになりますが「やりたいこと」がなくても内定は勝ち取れます。

あなたの悩みを必ず解決します。そのために次回も本気で伝えていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。



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