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Daily PLANETS

宇野常寛/PLANETSが毎朝お届けするウェブマガジン。猪子寿之、落合陽一、古川健介ほかたくさんの仲間と未来を考えます。
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2019年8月の記事一覧

中川大地 『ひぐらしのなく頃に』が到達したところ――「共同性」と「公共性」の相克の果てに(PLANETSアーカイブス)

中川大地 『ひぐらしのなく頃に』が到達したところ――「共同性」と「公共性」の相克の果てに(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、中川大地さんによる『ひぐらしのなく頃に』論のお蔵出しです。のちの「カゲロウプロジェクト」や「ダンガンロンパ」シリーズ、『僕だけがいない街』など、10年代のヒットコンテンツにも大きな影響を与えたと言われる「ひぐらし」。当時としては珍しく、同人作品から出発しアニメ化など多数のメディアミックス展開も行なわれたこの作品のインパクトを改めて振り返ります。(初出:『パンドラ

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男と食 22 | 井上敏樹

男と食 22 | 井上敏樹

平成仮面ライダーシリーズなどでおなじみ、脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』。子供の頃は食が細かった敏樹先生ですが、数少ない好物のひとつがトウモロコシでした。母が茹でたトウモロコシを食べながら登校していた敏樹少年の、初恋をめぐる思い出を語ります。

「平成仮面ライダー」シリーズなどで知られる脚本家・井上敏樹先生による、初のエッセイ集『男と遊び』、好評発売中です! PLANETS公式オンライ

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ネオアニマがいる日常 | 近藤那央

ネオアニマがいる日常 | 近藤那央

ロボットクリエイターの近藤那央さんが、新しいロボットのかたち「ネオアニマ」が実現する社会について考察する連載「ネオアニマ」。第3回は、都市におけるネオアニマとの生活をシミュレーションしていきます。もしも朝起きて、ネオアニマが隣にいたら、果たしてどんな一日になるでしょうか?

ネオアニマ | 近藤那央
第3回 ネオアニマがいる日常
第2回では、都市に代表されるような現代社会においては、人がたくさん

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「世界最難関」のミネルバ大学にパスした初の日本人、片山晴菜が見据える新しい「教育」 | 長谷川リョー

「世界最難関」のミネルバ大学にパスした初の日本人、片山晴菜が見据える新しい「教育」 | 長谷川リョー

編集者・ライターの長谷川リョーが、(ある情報を持っている)専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ『考えるを考える』。今回インタビューするのは、合格率わずか1.9%、世界最難関と言われているミネルバ大学に、日本人として初めて合格した片山晴菜さん。同大学の生徒は、4年間で世界7都市を移動し、オンラインで授業を受けながら、各地で地元の公共団体やNPO、企業と連携して社会課題の解決に

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『火花』“解像度”を上げて現実に対抗するフィクション――メガヒット小説映像化にNetflixが選ばれた理由(成馬零一×宇野常寛)(PLANETSアーカイブス)

『火花』“解像度”を上げて現実に対抗するフィクション――メガヒット小説映像化にNetflixが選ばれた理由(成馬零一×宇野常寛)(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、『火花』をめぐる成馬零一さんと宇野常寛の対談をお届けします。地上波ではなくNetflixで映像化されたピース・又吉直樹による小説『火花』。脂の乗った映画監督たちを起用して作られたこのドラマが、Netflixオリジナル作品だからできたこと、そして、現在のテレビが置かれている状況について語りました。(構成:橋本倫史/初出:「サイゾー」2016年9月号)
※この記事は

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池田明季哉 マンガの国のアリスと二匹のウサギ――大英博物館マンガ展レポート

池田明季哉 マンガの国のアリスと二匹のウサギ――大英博物館マンガ展レポート

今朝のメルマガは、池田明季哉さんによる大英博物館マンガ展レポートをお届けします。伝統ある大英博物館で初めて開催されたマンガの大規模展覧会。賛否がある中で、日本のマンガ文化はどのように紹介されたのか。現地の展示の様子を報告しながら、そのキュレーションの意図を読み解きます。

 こんにちは。デザイナー/ライターの池田明季哉です。現在ゆえあってイギリスに在住しており、大英博物館で行われたマンガ展に足を運

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SDGsのわかり方 | 橘宏樹

SDGsのわかり方 | 橘宏樹

現役官僚の橘宏樹さんが「官報」から政府の活動を読み取る連載、『GQーーGovernment Curation』。今回は、最近メディアで目にすることが増えてきた「SDGs」がテーマです。日本では既に進めてきた取り組みと重複することもあり、特に反論もなく国を挙げて推進する構えですが、欧米ではその背景に複雑な政治的動きがあるようです。

橘宏樹 GQーーGovernment Curation
第11回

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G20サミットと中東SNS世論形成 | 鷹鳥屋明

G20サミットと中東SNS世論形成 | 鷹鳥屋明

鷹鳥屋明さんの連載『中東で一番有名な日本人』。今回はサウジアラビアからのレポートです。6月に大阪で開かれたG20。サウジアラビアからは、次期国王と噂されるムハンマド皇太子が出席していましたが、2018年にトルコのサウジアラビア総領事館で起きた事件への関与疑惑を日本のメディアが報じたことで、SNSでは大規模なイメージアップ作成が展開されました。

鷹鳥屋明 『中東で一番有名な日本人』
第21回 G

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【早割は8/23まで!】9/11(水)開催!伊藤和真×音喜多駿×隅屋輝佳×宇野常寛×たかまつなな (それでも)情報技術で「政治」を変えるには ☆号外☆

【早割は8/23まで!】9/11(水)開催!伊藤和真×音喜多駿×隅屋輝佳×宇野常寛×たかまつなな (それでも)情報技術で「政治」を変えるには ☆号外☆

毎回、様々なテーマでトークショーを開催しております「Hikarie +PLANETS 渋谷セカンドステージ」。

9/11(水)開催の今回は、「情報技術と政治」がテーマです!
投票率の低迷やポピュリズムの台頭など山積する政治課題。
これに対して、テクノロジーは、有権者と政治の関わり方をどうアップデートできるのか。
第一線で活躍する政治家や社会起業家の方々と共に議論します。

お得な早割チケットは8

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現代アニメになにが起きているか | 石岡良治

現代アニメになにが起きているか | 石岡良治

宇野常寛が火曜日のキャスターを担当する番組「NewsX」の書き起こしをお届けします。6月18日に放送されたvol.40のテーマは「現代アニメになにが起きているか」。批評家で『現代アニメ「超」講義』を刊行したばかりの石岡良治さんをゲストに迎え、21世紀アニメで最重要の10作品をピックアップ。この20年で日本のアニメは何を描いてきたのか。その論点を改めて見直します。(構成:佐藤雄)

NewsX vo

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切通理作×宇野常寛 3万字対談 いま昭和仮面ライダーを問いなおす ――映画『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』公開(勝手に)記念 (PLANETSアーカイブス)

切通理作×宇野常寛 3万字対談 いま昭和仮面ライダーを問いなおす ――映画『平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』公開(勝手に)記念 (PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、「仮面ライダー」をめぐる切通理作さんと宇野常寛の対談です。平成ではなく「昭和」のライダーについて、昭和の特撮作品のスタッフを数多く取材してきた切通理作氏と平成ライダーの評論を手がけてきた宇野常寛が魅力を語り尽くします。(構成:葦原骸吉)
※本記事は2014年3月27日に配信された記事の再配信です。

【告知】
切通理作さんが阿佐ヶ谷の古書店「ネオ書房」の新店長と

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宇野常寛インタビュー「日常を塗り替える想像力」(PLANETSアーカイブス)

宇野常寛インタビュー「日常を塗り替える想像力」(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、本誌編集長・宇野常寛が受けたインタビュー記事の再掲です。同人誌「PLANETS」の時代から、一貫してサブカルチャーを通して現代の社会のあり方を見つめてきた宇野常寛。「自分の物語」が優位な時代となり、社会とサブカルチャーの関係が大きく変化するなかで、他人の物語を活かし方を考えます。(取材・文 吉田隆之介/初出:「WASEDA LINKS vol.35」)
※本記事

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【インタビュー】レジー 夏フェスは日本の音楽シーンの何を変えたのか(PLANETSアーカイブス)

【インタビュー】レジー 夏フェスは日本の音楽シーンの何を変えたのか(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、フジロックやロック・イン・ジャパンなどの「夏フェス」について論じた『夏フェス革命』の著者レジーさんのインタビューです。夏の定番イベントとして定着したフェスは、アーティストの露出からファンのあり方に至るまで、日本の音楽業界を大きく変えました。黎明期からフェスに通い続けているレジーさんに、今、フェスで何が起きているのかをお聞きしました。

【書籍情報】

▲レジー『

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石岡良治×宇野常寛 『君の名は。』――興収130億円でポストジブリ作家競争一歩リード――その過程で失われてしまった“新海作品”の力(PLANETSアーカイブス)

石岡良治×宇野常寛 『君の名は。』――興収130億円でポストジブリ作家競争一歩リード――その過程で失われてしまった“新海作品”の力(PLANETSアーカイブス)

今朝のPLANETSアーカイブスは、映画『君の名は。』について、石岡良治さんと宇野常寛の対談をお届けします。コアなアニメファン向けの映像作家だった新海誠監督が、なぜ6作目にして大ヒットを生み出せたのか。新海作品の根底にある“変態性”と、それを大衆向けにソフィスティケイトした川村元気プロデュースの功罪について語ります。(構成:金手健市/初出:「サイゾー」2016年11月号) ※この記事は2016年1

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