小山(狂)

狂人 連絡先:ganbarezinrui@gmail.com

小山(狂)

狂人 連絡先:ganbarezinrui@gmail.com

マガジン

  • 狂人note

    月額購読マガジンです。コラムや評論が週1-2本更新されます。

記事一覧

「友達のお父さん」として見たトヨタ会長・豊田章男さん

なんとなく、色々なところで豊田章男さんのことが話題になっているので、自分も思い出話をしてみようと思う。 豊田章男さんは自分が人生の中で遭遇した人々の中でも10指に…

3,187

非モテ男性のための婚活サバイバルマニュアル

今日はあまりに不都合な事実についてお話ししたい。 基本的に、非モテ男性は非モテであればあるほど結婚生活が破綻するリスクが大きくなるという傾向についてだ。読者諸兄…

小山(狂)
10日前
379

ゆっくり着実に、世界はインターネットになっていく

というわけで、東京都知事選がつつがなく終了しました。結果は言うまでもなく現職小池百合子氏の圧勝であり、開票0分で小池氏に当確が出るなど他の有力候補はまともな相手…

小山(狂)
2週間前
320

過去20年間の都知事選の泡沫候補を分析した上で語る『暇空茜』の予想得票数

(色々な意味で)有名なインフルエンサーである暇空茜氏が東京都知事選へ出馬表明をしたことが話題になっています。 とは言うものの暇空氏の活動領域はTwitterやYouTubeな…

小山(狂)
3週間前
291

セクハラ男性講師を野放しにしたお茶の水女子大学の異常な「隠蔽体質」

SNSを中心に「炎上」状態になっているお茶の水女子大学講師の神山翼氏を中心とするセクハラ・アカハラ疑惑とその隠蔽問題について、発端から現在に至るまでの簡単な流れを…

小山(狂)
1か月前
1,044

夜職フェミ女の愛するホストは、高確率でアンチフェミのミソジニスト

「ホスト」や「ナンパ師」という単語から、みなさんはどのような人物像を連想するだろうか。 女=ATMと信じ込んでいる冷酷なビジネスマシーン? 異常に性欲が強いチ○ポ主…

小山(狂)
1か月前
351

「独身男性よりも既婚男性の方が自殺しやすい」という不都合な真実

近頃インターネットでまとこしやかに囁かれている怪談がある。その名も「45歳独身狂う説」、ストレートな名称通り、45歳まで独身だった中年男性はその年齢周辺で発狂すると…

小山(狂)
1か月前
525

なぜZ李という虚言癖のオッサンをネット民は本物のアウトローだと勘違いしてしまったのか?

みなさんはZ李というインフルエンサーをご存じだろうか。いわゆる「アウトロー系インフルエンサー」と呼ばれている方で、なんでもご本人の弁によると中卒で闇金に就職し、…

小山(狂)
2か月前
807

「高望みをやめられない限界婚活おばさん」が恋愛詐欺のメインターゲット

「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)が、いま夜職の間で一種のダークヒーローのようになっているのを皆さんご存じだろうか。 渡辺被告のTwitterアカウントは15…

小山(狂)
2か月前
460

女にとって「誠実な男」が一番キモい

いわゆる「誠実な男」は恋愛面においてカスほどモテないという事実は少しずつ世間にも知られ始めてきたように思う。 誠実な男性はとにかくモテない。ここでは「誠実さ」を…

小山(狂)
2か月前
637

我々のペニスは道徳的に勃起する

悲しい現実だが、人間には「差別する本能」が存在する。 たとえ同じ罪を犯したとしても、ある属性だけが重罪に問われ、ある属性は免責される。そうした差別は古今東西枚挙…

小山(狂)
3か月前
377

「セックスできる男友達」を求める恋愛不可能時代の令和男子たち

男にとって理想の女性とは一体どんな女性だろうか。絶世の美女?家庭的な良妻賢母?運命的なファム・ファタール?もちろん違う。2024年現在、男にとっての理想とはセックス…

小山(狂)
3か月前
508

令和のブスには人権がない

女社会はルッキズムによって支配されている、というのは今やひとつの常識だろう。 男社会がメリトクラシー(能力至上主義)を基礎する価値観に強くビルドインされているよ…

小山(狂)
3か月前
473

書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』

本稿はKADOKAWAの出版停止や脅迫による書店取り扱い中止などで話題となっている書籍、『トランスジェンダーになりたがる少女たち』の内容面に対する紹介と書評である。 出…

小山(狂)
3か月前
405

カスとしか言いようのない米国の教育制度と、アファーマティブ・アクションがあの国で必要だった理由

いわゆる大学入試の「女子枠」の話題が盛んである。 2022年に実質男子校と名高い東京工業大学が先鞭をつけ大いに話題になった大学入試の「女子枠」だが、その後も国立大学…

小山(狂)
4か月前
633

育休・産休制度のせいで女性の社会進出は遠ざかる

あまりに勘違いしている人間が多いので、議論を整理するためにそろそろまとめておこう。 産休・育休制度の拡充は「女性の社会進出」を阻害する効果しか持たない。保育園や…

小山(狂)
4か月前
480
「友達のお父さん」として見たトヨタ会長・豊田章男さん

「友達のお父さん」として見たトヨタ会長・豊田章男さん

なんとなく、色々なところで豊田章男さんのことが話題になっているので、自分も思い出話をしてみようと思う。

豊田章男さんは自分が人生の中で遭遇した人々の中でも10指に入るほどの奇妙人だ。お会いした回数は十数回程度だったと思うが、今も強い印象が自分の中に残っている。人間にとって生まれとは、生き方とは、そういうことを考えるとき章男さんの思い出がチラつくことが幾度となくあった。

自分にとって章男さんは、

もっとみる
非モテ男性のための婚活サバイバルマニュアル

非モテ男性のための婚活サバイバルマニュアル

今日はあまりに不都合な事実についてお話ししたい。

基本的に、非モテ男性は非モテであればあるほど結婚生活が破綻するリスクが大きくなるという傾向についてだ。読者諸兄にとって耳心地良い話ではないかもしれないが、これはどうもかなり確度の高い事実である。

筆者も30代後半を迎え、周囲には結婚出産は無論のことそれを通り越して離婚や家庭内別居にいたるカップルも増え始めた。それら数多の既婚夫婦をつぶさに観察す

もっとみる
ゆっくり着実に、世界はインターネットになっていく

ゆっくり着実に、世界はインターネットになっていく

というわけで、東京都知事選がつつがなく終了しました。結果は言うまでもなく現職小池百合子氏の圧勝であり、開票0分で小池氏に当確が出るなど他の有力候補はまともな相手にすらならなかったというのが終わってみての感想と言えます。

とはいえ、そんなわかり切った話は読者のみなさんも関心はないでしょう。気になるのは2位以下の得票数、そしてなにより暇空茜氏をはじめとする泡沫候補の得票数です。

先日、本マガジンで

もっとみる
過去20年間の都知事選の泡沫候補を分析した上で語る『暇空茜』の予想得票数

過去20年間の都知事選の泡沫候補を分析した上で語る『暇空茜』の予想得票数

(色々な意味で)有名なインフルエンサーである暇空茜氏が東京都知事選へ出馬表明をしたことが話題になっています。

とは言うものの暇空氏の活動領域はTwitterやYouTubeなどインターネットのみに偏っており、さらに氏は顔出しすら行っておらず、街宣等の選挙活動経験もゼロに等しいことから東京都知事として当選する可能性はゼロと断言して良いでしょう。

『デイリー新潮』の報道によると暇空茜氏は「石丸伸二

もっとみる
セクハラ男性講師を野放しにしたお茶の水女子大学の異常な「隠蔽体質」

セクハラ男性講師を野放しにしたお茶の水女子大学の異常な「隠蔽体質」

SNSを中心に「炎上」状態になっているお茶の水女子大学講師の神山翼氏を中心とするセクハラ・アカハラ疑惑とその隠蔽問題について、発端から現在に至るまでの簡単な流れをまとめました。

本件は筆者のもとに20名以上の関係者から証言が集まったことで急速に注目された事件ですが、そもそもなぜ神山翼氏のアカハラについて多数の証言が集まったのか、どのような経緯で注目されるに至ったのかを含め、時系列順に解説していき

もっとみる
夜職フェミ女の愛するホストは、高確率でアンチフェミのミソジニスト

夜職フェミ女の愛するホストは、高確率でアンチフェミのミソジニスト

「ホスト」や「ナンパ師」という単語から、みなさんはどのような人物像を連想するだろうか。

女=ATMと信じ込んでいる冷酷なビジネスマシーン?
異常に性欲が強いチ○ポ主体で生きるセックスモンスター?
会話の8割が「ウェイ!」で占められている脳死チャラ男?
経験人数(=即数)を積み上げることに謎の執着を示す異常者?

確かに、こうした想像は間違っていない。巨大すぎる性欲の行き場を求めて街に繰り出るセッ

もっとみる
「独身男性よりも既婚男性の方が自殺しやすい」という不都合な真実

「独身男性よりも既婚男性の方が自殺しやすい」という不都合な真実

近頃インターネットでまとこしやかに囁かれている怪談がある。その名も「45歳独身狂う説」、ストレートな名称通り、45歳まで独身だった中年男性はその年齢周辺で発狂するという、なんとはなしに婚活から逃げるアラサー・アラフォー世代の心臓を鷲掴みにするようなお話である。

おそらくミームの発信源は新鋭気鋭のnote作家ポンデベッキオ氏あたりだろうか。まぁ勿論「いい歳こいて独身だとキツいぞ」というのは古くから

もっとみる
なぜZ李という虚言癖のオッサンをネット民は本物のアウトローだと勘違いしてしまったのか?

なぜZ李という虚言癖のオッサンをネット民は本物のアウトローだと勘違いしてしまったのか?

みなさんはZ李というインフルエンサーをご存じだろうか。いわゆる「アウトロー系インフルエンサー」と呼ばれている方で、なんでもご本人の弁によると中卒で闇金に就職し、違法薬物の売買にも携わっていたことがあり、前科前歴もあるという、(本人の弁を信じるならば)平和で安全な現代日本においては相当にアウトローと呼べる経歴をお持ちのお方である。

しかしZ李は、単なる半グレ・アウトローではない。正義の心を持った熱

もっとみる
「高望みをやめられない限界婚活おばさん」が恋愛詐欺のメインターゲット

「高望みをやめられない限界婚活おばさん」が恋愛詐欺のメインターゲット

「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)が、いま夜職の間で一種のダークヒーローのようになっているのを皆さんご存じだろうか。

渡辺被告のTwitterアカウントは15万フォロワーを擁し、日々の投稿の平均インプレッションは数百万をくだらない。既に出版編集者なども周りに付いているようで、渡辺被告がエッセイなり手記なりを世に出すのは時間の問題だと言えるだろう。

渡辺被告の著述スタイルは詐欺マニュ

もっとみる
女にとって「誠実な男」が一番キモい

女にとって「誠実な男」が一番キモい

いわゆる「誠実な男」は恋愛面においてカスほどモテないという事実は少しずつ世間にも知られ始めてきたように思う。

誠実な男性はとにかくモテない。ここでは「誠実さ」を「相手の意志を尊重しようとする性質」と定義したいが、とにかく女性の意志を尊重する男性は死ぬほどモテないのだ。誰にでも誠実に接し、他人の話によく耳を傾け、その人の意向を尊重し丁重に扱う──。そんなタイプの男性が女性にモテているのを見たことが

もっとみる
我々のペニスは道徳的に勃起する

我々のペニスは道徳的に勃起する

悲しい現実だが、人間には「差別する本能」が存在する。

たとえ同じ罪を犯したとしても、ある属性だけが重罪に問われ、ある属性は免責される。そうした差別は古今東西枚挙に暇がない。現代日本における「司法の女割」はその典型例のひとつだろう。殺人や詐欺などの重犯罪を犯しても女性であれば起訴すらされないのは日常茶飯事だ。殺人罪における女性加害者の執行猶予率は40%。不起訴とされたケースなどを含めればどれほどの

もっとみる
「セックスできる男友達」を求める恋愛不可能時代の令和男子たち

「セックスできる男友達」を求める恋愛不可能時代の令和男子たち

男にとって理想の女性とは一体どんな女性だろうか。絶世の美女?家庭的な良妻賢母?運命的なファム・ファタール?もちろん違う。2024年現在、男にとっての理想とはセックスできる男友達である。

言っておくが、ホモセックスの話をしているわけではない。筆者はホモセックスではなくトランセンドの話をしている。つまり「気心の知れた友人」として男子高の部室でダベるような気楽な距離感を維持しつつ、いつもはダラダラと漫

もっとみる
令和のブスには人権がない

令和のブスには人権がない

女社会はルッキズムによって支配されている、というのは今やひとつの常識だろう。

男社会がメリトクラシー(能力至上主義)を基礎する価値観に強くビルドインされているように、女社会では容姿こそが最も重要な価値基準となる。スポーツに秀でていても、学業成績が優秀でも、絵がうまい歌がうまいなど何か一芸を持っていても、その子が「ブス」であるなら女社会ではおしまいだ。運動や勉強の得意なブスに憧れる女子は存在しない

もっとみる
書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』

書評『トランスジェンダーになりたい少女たち』

本稿はKADOKAWAの出版停止や脅迫による書店取り扱い中止などで話題となっている書籍、『トランスジェンダーになりたがる少女たち』の内容面に対する紹介と書評である。

出版停止や書店取り扱い中止に対する論評は既に多く出回っているが、肝心要の本の内容についてくわしい論評はないに等しい。書籍とはテクストの集合体であり、であるからにはテクストに準拠した批評が最も重要であることは論を待たない。本の「内容」

もっとみる
カスとしか言いようのない米国の教育制度と、アファーマティブ・アクションがあの国で必要だった理由

カスとしか言いようのない米国の教育制度と、アファーマティブ・アクションがあの国で必要だった理由

いわゆる大学入試の「女子枠」の話題が盛んである。

2022年に実質男子校と名高い東京工業大学が先鞭をつけ大いに話題になった大学入試の「女子枠」だが、その後も国立大学を中心に導入が相次いでいる。東京工業大学、金沢大学、京都大学など国公立は既に10大学が「女子枠」を新設し、私学も含めると既に15大学が女子枠を設けているらしい。

「女子枠」新設は各大学独自の施策というよりは文科省主導の教育政策という

もっとみる
育休・産休制度のせいで女性の社会進出は遠ざかる

育休・産休制度のせいで女性の社会進出は遠ざかる

あまりに勘違いしている人間が多いので、議論を整理するためにそろそろまとめておこう。

産休・育休制度の拡充は「女性の社会進出」を阻害する効果しか持たない。保育園や企業内保育所の増設等も同様である。

「仕事と家庭を両立するための支援」は女性を就労から遠ざけ家事育児といった「女性的」なケア役割に女性を誘導する効果しか持たないのだ。これは論理の必然であるばかりか、諸外国の例を見る限り経験的にも明らかで

もっとみる