わかおの日記113

ぼくがバイトをしている会社はよっぽど儲かっているらしく、会社のお金で1番新しいiPhoneを買ってもらった。ぼくはiPhoneについて無知なので、Apple信者の友人に聞いたところ、目を輝かせながら色々と説明をしてくれた。要約するに、やっぱり最新のやつが良いらしい。機種変をするのが面倒なので、ぼくは最新型のiPhoneをカメラとして使おうとしている。なんて贅沢なのだろう。

ぼくは結構ドキドキしながら、新宿のアップルストアに足を踏み入れた。入口にいた白いTシャツの店員に話しかけたら、その人はただの警備員だった。どうやら店員はみな赤いTシャツを着ているらしい。そういうところが少し鼻につくなと思った。そうして何とかiPhoneを手に入れて、そそくさと店を後にした。いやあ居心地が悪かった。

新宿中央公園で、キャッチボールをした。野球部のときのキャプテンだったやつである。やはり肩の調子が悪かったので、なかなかいいボールがいかなかった。しかしダイソーで買ったスマホ用の3脚がうまく機能して、動画の撮影ができたのでそれでよしとしたい。この友人はかつてぼくの彼女の親友と付き合っていたのだが、今では色々な女性を渡り歩いた挙句、バイト先の先輩と付き合っているらしい。年下と同級生と年上を弱冠19歳でコンプリートするとは、なんてけしからんやつなのだろう。多分年下と同級生と年上をコンプリートしたやつが堕ちる専用の地獄があると思う。

盛大に痛めつけた肩を整骨院で治療し、帰途についた。帰りのバスで、バランスを崩した人に、こんなことある？ってくらいすごい勢いでぶつかられたのでなんか笑っちゃった。