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19歳の若者力


第12回若者力大賞で「実行委員会特別賞」を受賞した中川花乃さんは、19歳という若さでガン問題と向き合う勇敢な学生。中川さんが代表を務めるStellabOという支援団体には中川さんの理念に共感した心強く温かい仲間がいるー。


初めまして!若者力大賞学生実行委員の佐々木陽向(ひなた)です。
3月22日に StellabOと若者力大賞実行委員会学生チーム(以下若者力メンバー)のコラボ、通称「WakalabO」を開催しました。


今回はStellabOのみなさんと開催したWakallabOについて書きました!

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「もし親や身近な人がガンになったらどうする?」

中川さんから若者力メンバーに投げかけられた質問だが、誰もこんなことを考えたことはなかった。きっと毎日の生活の中でガンについて考えたことのない人の方が多いだろう。でも日本では将来的に2人に1人がガンになる。そして、病院にいるがん患者の4人に1人に18歳未満の子供がいる親がガンに罹患している子供の数は約87,000人。こういった現実は日本で浸透していない。この現状に着目して、身近な人がガンに罹患した子供たちの心のケア、そしてこれからガンに出会うかもしれない全ての人たちにきっかけを届けている団体がStellabOという支援団体。


StellabOの活動は今年で3年目に突入した。

「ともに生きる、ともに支える。」

というビジョンのもと、「親や身近な人がガンになってしまったとしても、孤立せずに周りにいるみんなで支え合える、そして生きていく社会を作りたい」と中川さんは語る。

StellabOメンバーは中川さん含め日本に計4人、皆18~19歳と若者力メンバーと同世代。中川さんが参加していたビジネスコンテストでStellabOのビジョンに共感したことや、サマースクールで子供が好きという共通点から繋がったりと、さまざまな経緯で中川さんの理念に共感したメンバーが集まった。今回のWakallabOでは2人のメンバーとお会いできた。皆さん芯があり、話していて楽しい方々だった。

中川さんは高校生の時に留学先のカナダでこの活動をスタートさせた。高校生の時に活動して良かった点は、高校生という立場のおかげでたくさんの大人が自分の話に耳を傾け支えてくれたこと。反対に大変だったことは、お金のやりくりが上手くできなかったことで、自分のお年玉を使っていたらしい。私は高校生の時のお年玉なんて遊ぶためのお金にしかしていなかった、、。

心優しい人の周りには温かい仲間が集まっていた。



「思うは招く、自分の夢を話してみよう!」

次のテーマはそれぞれの「夢」について。若者力メンバーもStellabOメンバーも全員、自分自身の夢について語った。

「カフェを開きたい」「市長になりたい」「周りを笑顔にしたい」「影響力のある人になりたい」「多文化共生社会を実現させたい」

それぞれの描く未来を共有した。同世代だからこそ創れる素敵な時間だった。

最後に話した中川さんの夢はとても具体的だった。

1つ目は「子供のセーフティネットを充実させる」こと。学校のカウンセラールームは行きづらさが残っており、相談がしづらい。誰もが自分のやりたいことに打ち込めるように、心のケアに重点を置いていた。


2つ目は「偶発的な出会いと交流に溢れるマラソン大会を開催する」という素敵な夢。一般的な競争をするのではなく、一つのイベントとしてガンサバイバーの方も参加したり、街の合奏団に音楽を奏でてもらったり、アートの展示スペースを設けて子供たちが楽しめるようにしたり、、。誰もが楽しめる大会を想像していた。がん問題に取り組む人から、マラソン大会という言葉が出てくるとは想像もしていなかった。開催されたら若者力メンバーみんなで参加しよう。

ガンを考えるにおいて一番大切なことは「想像力」を働かせ日常を大切にすることだ、と中川さんは教えてくれた。


そしてその「想像力」を誰よりも働かせているのは、支援団体StellabOの代表である中川花乃さんである。


これが19歳の若者力ー

                  学生実行委員 佐々木陽向



中川さんが受賞された若者力大賞実行委員特別賞の表彰式が5月11日に開催されます。当日は中川さんの詳しい活動内容なども見れますので興味のある方、応援したい方は下記HPよりご応募ください!



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